2017年03月28日

インフル再び増加・四強すべて伸びる

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月13日から3月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 減少を続けていたインフルエンザの報告数が小児も成人も再び増加に転じました。そればかりか、報告数の順位表に名を連ねている4疾患(四強)すべてが増加しています。偶然なのでしょうが、気にはなります。四強は先週すべて減少でした。

 さてインフルエンザを詳しく見てみましょう。まず小児のほうから。
小児インフルエンザのA型とB型の比率ですが、A:Bは報告数では68:100、共に約20例ずつ同じように増えています。比率ではB型がA型の約1.5倍で、先週の2倍弱に比べるとB型の比率は少し低くなっています。
成人インフルエンザではA:Bが報告数では44:22でA型の報告の方が多いですが、比率では先週と同じ2:1で、B型だけが特別増えたという訳でもなさそうです。

 いずれにしても今後の動向に要注意です。

 四強の残り、感染性胃腸炎溶連菌感染症は共に2桁の増加でした。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数210)
第2位《2》小児インフルエンザ ↑↑(報告数168)
第3位《3》成人インフルエンザ ↑↑(報告数66)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数48)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと5週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週から2例減って報告数3でした。2週連続での減少です。このまま報告数ゼロまで減少してくれるといいですね。


posted by YABOO!JAPAN at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

こどもの発熱 −パート3−

clinic.jpg 月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

inuit.jpg 日本では昔から熱が出ると、「布団にくるまって暑いのを我慢していればそのうちドッと汗をかいて熱が下がる」という方法が主流でした。この方法は正しくて、私でもたまに熱を出したときなどこの方法で熱を下げています。でも、正しいのは大人がやるときだけで、こどもの場合にはほとんど役に立ちません。この方法で汗をかいて熱が下がるのは、7歳を過ぎてからでしょう。それより年齢の低いこどもは右の「イヌイット」のような格好をさせていたら(洋服や布団でくるむ)、ドンドン熱をこもらせ(熱の逃げ場がない!)、ドンドン高熱になってしまうのです。そして残念なことにいつまでたっても汗をかきません。熱は上がったまんまになってしまうのです。そこで、「こどもの場合には決してくるみこまずに熱をドンドン上手に逃がしてあげましょう」となるわけです。

shampoo.jpg 熱を上手に逃がすには、冷えピタや氷枕などで熱を奪い取るのもよい方法ですが、効率ということを考えたらからだ全体から熱を逃がした方が有利です。そのためには左の「気分はトロピカル」がいいんですね。まず薄着にすること、そして布団もごく薄いものにするか、場合によって冬でもタオルケットまたはバスタオルでもけっこうです。部屋の温度も低いほうが熱がドンドン逃げていきます。夏ならエアコンを使ってもいいし、冬なら暖房を止めるのがいいでしょう。

 私はこのような方法を冷蔵庫のたとえでお話ししています。

 冷蔵庫というのは冷たい空気の庫内に飲食物を入れて、飲食物の持っている熱を庫内に逃がし、それによって飲食物の温度を下げる(冷たくする)ものです。とても強く冷やしたいときには庫内温度をより低くします。また、飲食物を冷蔵庫に入れるとき、わざわざ包装紙を増やす人なんてまずいません。むしろ包装紙を減らしてから入れます。ですから部屋全体を冷蔵庫にして、その中にお子さんを寝かせるんだと考えください。そしたら厚着なんか絶対にしませんよね。

 そして最後に必ず、「この子をホントの冷蔵庫には絶対に入れないでくださいね。窒息しますからね。」と念を押します。



タグ:発熱
posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月25日

週間診療情報(3月27日から4月2日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月28日(火)   午後の診療開始が遅れます
           保健所の健診業務のため
           午後3時30分からの診療となります


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

ほとんどの疾患が減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月6日から3月12日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの報告数は小児も成人もどんどん減少を続けています。100例もの減少はなくなりましたが、それでも80例の減少です。

 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが報告数では47:81、比率ではB型がA型の2倍弱で、先週の約1.2倍よりさらにB型の比率が高くなっています。成人インフルエンザではA:Bが報告数では38:20でまだA型の報告の方が多いですが、比率では先週の7:2が今週は約2:1で、やはりB型の比率が高くなっています。成人と小児で比較しますと、まず報告数の上では両者とも減少していて、決してB型のインフルエンザ自体が増えているわけではありません。A型の減少幅の方がB型より大きいために比率としてはB型の割合が高くなっているということです。小児の報告数は先週と同じで成人のちょうど4倍で小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 先週増加した感染性胃腸炎は今週2桁の減少に転じました。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数160)
第2位《2》小児インフルエンザ ↓↓(報告数128)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数58)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数38)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと4週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週から1例減って報告数5でした。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

posted by YABOO!JAPAN at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

こどもの発熱 −パート2−

clinic.jpg月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

 前回は熱が出た時に熱を下げる方法の一つ熱さまし(解熱剤)のお話をしました。

 熱を下げるもう一つの方法はからだから熱を逃がす(放散させる)ことです。私はこの方法を説明するのに「からだを冷やす」という言葉を長いこと使っていましたが、最近は「熱を逃がす」という言葉を使うようにしました。きっかけは「冷えピタ」や「熱さまシート」などの貼る解熱剤の登場です。これらのクスリはおでこに貼ったり、脇の下に貼ったり、あたかもその部分を冷やしているかのようには見えますが、クスリそのものが冷たいわけではなく、氷枕や氷嚢と同じように考えるわけにはいきません。

 ここで医学を離れて物理学の話をします。物理学なんていうと偉そうですが、簡単に言えば理科の話です。熱には温度の高い方から低い方へ移動するという性質があります。また、熱を一種の物質と考えて、温度の高いものには(プラスの)熱物質が沢山貯め込んである、温度の低い方には熱物質が少ない(マイナスの熱物質が多いという説明もできます)、だから熱は高い方から低い方に移動して全体を同じ温度にしようとする(プラスとマイナスでチャラにしようとする)、と考えると「冷えピタ」で熱が下がる理由を理解することができます。

 その前にもう一つ、熱に関する物体の性質ということもお話しします。一般的には、プラスの熱物質が多くなればその物体の温度は高くなる、マイナスの熱物質が多くなればその物体の温度は低くなるということができます。ところが何事にも例外というのがあって、世の中には冷たくなくても熱物質をドンドコドンドコ貯め込んで、しかも温度があまり変わらない(上がらない)物質というのがあるのです。「冷えピタ」にはその物質が塗ってあるのです。だからこどものからだに貼ると、その部分から熱をどんどん奪い取ってからだの熱を下げてくれるのです。「冷えピタ」が冷たいわけでも、「冷えピタ」から熱冷ましの成分(クスリ)がからだにしみこんでいくのでもなく、からだから「冷えピタ」に向かって熱がどんどん逃げていくというのが「冷えピタ」の正体なのです。

 氷枕や氷嚢も同じなんですが、残念なことに氷は「冷えピタ」のような特殊物質ではありませんから、氷に言わせれば「冷たい状態でからだにくっつけられて(以前は冷やすと言っていた)熱を奪い取り(からだから見れば逃げていく)、自分自身(氷)は逃げ込んできた熱のために温度が上がって溶けてしまう」ということになるのです。

 以上、私が「冷やす」という言葉をやめて「熱を逃がす」という言葉に変えた理由をお話しました。あまり実際の役には立たない話でしたね。次回はためになるお話を用意しておきますね。



posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

週間診療情報(3月20日から3月26日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月23日(木)   臨時休診です


posted by YABOO!JAPAN at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

インフル:全体減少・B増加/感染性胃腸炎も要注意!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月27日から3月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの報告数は小児も成人もどんどん減少を続けています。インフルエンザだけでも先週同様100例以上少なくなっています。しかしB型の割合は増え続けています。今シーズンのB型発生は例年に比べるとかなり遅かったようです。

 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが報告数では74:92、比率で4:5とB型の報告の方が多くなってしまいました。成人インフルエンザではA:Bが報告数では77:23でまだA型の報告の方が多いですが、比率では先週の15:2が今週は7:2で、やはりB型の比率が高くなっています。成人と小児で比較しますと、小児の報告数は成人のちょうど4倍で小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 先週減少した感染性胃腸炎が今週は2桁の増加を見せています。お隣りの葛飾区ではノロウイルスが検出されているそうです。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と同じ小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でしたが、順位としては感染性胃腸炎がついにトップの座に返り咲きました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数186)
第2位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数166)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数100)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数44)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと3週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週よりさらに1例増えて報告数6になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


posted by YABOO!JAPAN at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月13日

こどもの発熱 −パート1−

clinic.jpg月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

 日々の診療ではこんなことも時々あります。「鼻水が出たので耳鼻科に行って薬をもらっていたけど、熱いい気分(温泉)が出たので小児科に来た」というケースです。熱が出ると全身の病気かもしれないという心配が出るためと思われます。全身の病気というよりも、生命に関わるような重大な病気だったらどうしようという心配といったほうがよいでしょう。

 20世紀以前、人々の健康を脅かしてきたのは感染症です。感染症は細菌やウイルスがヒトからヒトへとうつってかかる病気で、高熱をともなうことが多いのが特徴です。病原体(細菌やウイルスなど)の発見や、予防接種法の確立、抗生物質や抗ウイルス剤の開発などによって、20世紀を通して医学は大きく進歩し多くの感染症が克服されてきました。それでも人々の記憶から「感染症=高熱=生命の危険」という図式が消え去るにはまだまだ長い時間が必要でしょう。それに生命には関わらないまでも、こどもがかかる病気としては今でも発熱をともなう感染症が最も多いというのも事実です。

 そこで久しぶりのこども診療所医学講座では「こどもの発熱」についてシリーズで考えてみたいと思います。

 個人差はありますが、熱が出ると元気がなくなり、食欲も落ち、十分な睡眠が取れなくなるなど、こどもの暮らしは熱のために大きく障害されます。逆に熱が下がると急に元気になったり、熱が下がっている間だけ食欲が出たりします。ですから熱が出たら一刻も早く下げてあげたいと願うのは当然といえます。

 熱を下げる手っ取り早い方法は解熱剤(熱さまし)を使うことでしょう。ただし、熱さましで一時的に熱を下げても病気そのものが早く治るわけではないこと、病気の勢いが強いパンチときには熱さましが効かないこともあるということ、さらに、日本のこどもの薬害(一時的な副作用)の中では、解熱剤と抗生物質が東西の両横綱であると言えるほど多いということも忘れないでください。

 解熱剤は、お子さんの熱が高くて眠れずつらそうとか、熱と一緒に痛みも出てきてかわいそうといったようなときに、ふらふら一時的に熱を下げることによってわーい(嬉しい顔)気分を和らげてあげるクスリだと考えてください。「解熱剤」というのですからクスリを使う目的は熱を下げることなのですが、熱が高ければすぐ解熱剤と考えるのではなく、熱が高くてかわいそうな子のつらさを短時間だけでも楽にしてあげるのが真の目的だと考えてください。

 ですから、「熱が何度になったら使うんですか?」というご質問に私は、「熱が高くてつらそうでかわいそうと思ったら使ってください。世の中には熱が40℃ぐらいあっても平気でテレビを見て笑ってられる子もいるんです。そういう子にとっては熱さましのためにテレビを中断させられることのほうがつらいですよね。」とお答えしています。

 もう一つ、「何時間おき時計に使ってもいいですか?」というご質問もあります。解熱剤の効果が続くのはせいぜい4〜5時間なので、その後再び熱が上がってきます。そうするとこのような心配が出てくるのです。座薬にせよ頓服にせよ、解熱剤の1回分は1日に飲んでもいい量の3分の1が基本になっています。ということは、必要なときには8時間毎に使用するのがいいということになります。効き目の続く4〜5時間と使ってもいい間隔の8時間との差に悩んでしまうわけですね。そのときも、「どうしてもつらそうでかわいそうだったら5〜6時間で使ってもいいですよ。でも1日3回以上は絶対に使わないでくださいね。」とご説明しています。



posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

週間診療情報(3月13日から3月19日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月18日(土)   午後の予防接種
           毎月原則として第3土曜日の午後
           予防接種だけを行っています
           一般診療は行いません
           時間は
           午後1時30分から午後3時までです
           前日までにご予約下さい


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

日本脳炎ワクチンの品不足解消

日本脳炎ワクチンは品不足が続いて接種の予約をお受けできない時期が長く続き大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
最近になってやっと生産が需要に追いつくようになり、品不足は解消に向かっています。
3月中には十分な量のワクチンが入荷する見込みです。

日本脳炎ワクチンの標準的な接種時期は、3歳以降の初年度に2回(初回免疫)、2回目から約1年後に1回(追加免疫)、追加免疫からさらに約5年後に1回(2期)と、計4回の接種が求められています。

現在こども診療所では、初回免疫1回目の方の予約をお受けできないでいますが、理由は2回目の接種の時にワクチンが入荷していない恐れがあったからです。

3月中には十分な量のワクチンが入荷する見込みが立ちましたので、初回免疫1回目の接種をご希望の方は4月1日以降の接種ということで予約を受け付けられるようになりました。

初回免疫2回目の接種の方は次の接種まで約1年ありますので、3月中の接種もお受けしています。
追加免疫と2期の接種はすでに3月中の接種をお受けしています。


3歳になったらすぐに接種を始めないと不安とおっしゃる方もおられますが、日本脳炎は蚊が媒介する感染症で、蚊が飛び始めるまでに接種を受けておけば大丈夫という考えが昔からあります。
実際その通りで、定期接種の予防注射が幼稚園や学校で集団的に行われていた時代には、日本脳炎の接種時期は1学期の半ば以降でした。

ですから4月からの接種開始で何ら問題はないと思います。
ご予約自体はすでに受付を始めています。


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

インフルエンザ:全体は減少・B型出現

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月20日から2月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザは小児も成人も減少を続けていますが、もともとの報告数が3桁もあるので、全体としては大きな変動とはなりません。それに今週は感染性胃腸炎も減少したので、疾患の種類や順位などを含めてほぼ先週並みという結果になっています。

 年末から流行しているインフルエンザはほとんどがA型でしたが、ここに来て小児インフルエンザにB型が増えてきました。例年ですとA型が下火になり始めるとB型の報告が増え始めるのですが、今シーズンはいつまでたってもB型の報告が少ないという特徴がありました。今後の動きに要注意です。
 
 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが2:1、成人インフルエンザではA:Bが15:2で、B型は小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 報告数の増減でいえば、インフルエンザだけでも全体で100例以上報告が減ったため、全報告数は先週より122例減少して602例でした。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると532例で、全報告数602例の88%、先週の90%とほとんど変わらない比率になっています。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と順位もまったく変わらず、小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数257)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数155)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数120)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は先週に引き続きゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週より2例増えて報告数5になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

posted by YABOO!JAPAN at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

MR2期の接種は3月31日まで(ワクチンは十分あります)

4月から小学校に入学なさるお子さんのMR2期の予防接種は3月31日が期限です。

「小学校入学前に」ということから、入学式の前日まで接種票が使えると思っていらっしゃる方がおられますが、入学式はあくまでも学校の行事で、手続き上お子さんは4月1日から小学校1年生になってしまいます。

接種票にも有効期限が3月31日までと明記されているはずです。
4月1日以降ですと有料になってしまいます。

まだ接種が済んでいないお子さんは急いで接種を受けるようにして下さい。

MRワクチンは品不足が続いて、接種の予約をお受けできない時期がありご迷惑をおかけしてしまいましたが、こども診療所では現在十分な量のワクチンが入荷しています。


posted by YABOO!JAPAN at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

久し振りの感染症情報

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月13日から2月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 しばらく更新しないうちにインフルエンザの流行もピークを越えてしまいました。しかし、まだ流行が終わったわけではありません。江戸川区内で発生している色々な感染症の報告数を見てみますと、小児インフルエンザが第1位、成人インフルエンザが第3位となっています。前の週まではインフルエンザが1・2フィニッシュでした。

 それにお馴染みの感染性胃腸炎も前の週の第3位からこの週は第2位へとランクアップしています。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると652例、全報告数724例の90%にもなってしまうのです。

 ですからこの週2桁以上の報告数があったのは小児インフルエンザ成人インフルエンザ感染性胃腸炎溶連菌感染症の4疾患でした。

 順位はほぼおわかりでしょうが、次のようになりました。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数335)
第2位《3》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数167)
第3位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数150)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数がゼロでした。更新がなかった間の報告数がわかりませんので、何週連続かは不明です。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週と同じで報告数3でした。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


posted by YABOO!JAPAN at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

週間診療情報(3月6日から3月12日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です(3月1日から3月5日までは通常の診療です)


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月 6日(月)   午後臨時休診です
           午前の診療は行います

3月 7日(火)   午後の診療開始が遅れます
           保健所の健診業務のため
           午後3時30分からの診療となります

3月12日(日)   医師会休日診療所出勤
           午前9時から午後5時まで
            (こども診療所での診療はありません)


posted by YABOO!JAPAN at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする