2008年06月19日

涙、涙の▲2三桂成り

shogismallnail.jpg木曜日は将棋の日。なぜなら将棋盤も駒も「木」でできているから。

 今日掲載するのは、先週(6月12日)の将棋会館ビギナーズセミナーでの、詰め将棋と指導対局の棋譜です。

 まず詰め将棋。左側がみんなで考える3手詰めの詰め将棋、右側が3手詰めをあっと言う間に解いてしまった私向けの7手詰めの詰め将棋です。正解は指導棋譜のあとに掲載してあります。

tsume3-612.jpgtsume7-612.jpg

 では、第66期名人戦七番勝負じゃなかった、四枚落ち指導対局、初手からじっくりお楽しみください。

盤面操作でわからないことがあったら、この文の末尾にある緑色の《ヘルプ》の文字をクリックしてください。ヘルプ画面が開きます。《ヘルプ》

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 今までは局後の指導で私の手のまずかったところを何カ所か指摘されていたのですが、前回と今回はともにたった一手だけでした。「他は完璧でしたね」と前回も今回も言われました。

 その問題のたった一手というのは、52手目の▲2三桂成りでした。その2手前の▲3五桂で先生が「これで四枚落ち卒業か」と思われた通り、あとで言われりゃ簡単な詰みがあったんですよね。

 今までも何回か局後の指導で「ここ詰みがあったんですよ」と言われたことはありましたが、それらは皆11手以上の長手順ばっかりで、「そんなのわかるわきゃないよ」と言いたくなるような詰み手順でした。ところが今回の「ここ詰んでるんですよ」は、言われてみりゃあ「あ、そうか」の簡単な詰みだったのです。まず、本譜通り▲3五桂に対して先生が△5二玉と逃げた場合の詰みを次の棋譜再生画面でご覧ください。

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 上手の玉が9筋まで逃げれば手数は長くなりますが、やることは同じことの繰り返しですから3手詰めか5手詰めぐらいの易しさです。それを▲2三桂成りと銀桂交換のほんのわずかな駒得に走ってしまうなんて、グヤジ〜ッちっ(怒った顔)exclamation×2なんて言えないほどの悔しさです。「終盤は駒得よりスピード」、耳タコぐらいの将棋格言ですが、実戦でそう指せないところが四枚落ちなんですね。涙、涙の▲2三桂成りたらーっ(汗)でした。

 それに、46手目の▲8一龍から▲2一龍までの先生の応手が当然の手であるためスイスイと指しておられて、まだまだ終盤なんていう雰囲気じゃなかったんですよ。でも、あとから考えれば、この2手によって上手玉の上部への脱出も阻んでいたんですから、わかって指してたら妙手だったですね。先生がギクッとしたのもよくわかりました。

 指導の最後の「ま、あと何局か四枚で指してもらいましょうか」という先生のオコトバは「こんな千載一遇のチャンスは当分巡ってこないよ」と聞こえました。

 ついでに上部脱出を阻んだ手順というのもご覧ください。▲3五桂に対する残り2カ所の逃げ場も詰んでるんです。▲8一龍で取った桂馬が効いてくるんですね。

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 では、詰め将棋の正解です。まず3手詰めから。▲5二龍△同角▲2一角まで。簡単ですね。2手目に龍を取らずに△3二銀と合駒をしても、龍の利きで3手目の▲2一角を取れません。初手▲2一角は△同角に▲5二龍としても3二に合駒をされて詰みません。

 次に7手詰めの正解です。▲4四銀△同歩▲3二馬△3四玉▲2四金△同龍▲5二角までの7手詰みでした。私は初手▲3二角成りでなんとかならないかばかり考えていて、時間内に解くことはできませんでした。


posted by YABOO!JAPAN at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤブログ将棋教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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