
羽生善治王座(四冠)が2連勝し、17連覇に王手をかけて迎えた第56期王座戦五番勝負第3局は、羽生王座の先手番、木村一基八段(挑戦者)の後手番で始まりました。
早速熱闘の模様を棋譜で再生いたしますが、ネット中継の棋譜をコメントごとそのまま掲載してあります。一部とても長いコメントがあり、このブログの再生棋譜ではすべてをうまく読み切れないところがありますがご了承ください。
王座戦は日経新聞のウェブサイトで中継が行われ、棋譜に関しては、Java script版とFlash版の両方がありますので、たいていの方はそのどちらかでご覧になれると思います。コメントをきちんと見たい方はそちらをご覧ください。このブログでは棋譜変換がたやすいFlash版のほうを使用しています。
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王座戦ブログの最終記事です。観戦記者の青葉さんという方のコメントです。ブログには129手目の棋譜が掲載されていました。( )内の手数は私が記入しました。
「逆転につぐ逆転となった本局。左図は△9五桂(128手目)▲7七金右(129手目)と進んだ局面です。残り時間は羽生52分、木村37分。木村八段はここで13分考えて△4七成銀(130手目)としましたが、局後、この手を敗着と断じました。代わりに△4七金、あるいは△2四銀が優ったようです。本譜はあっさり▲4七同馬と取られ、△同飛成に後の ▲4八香が厳しい。もっとも直後に羽生王座も間違えて、単に▲4八香でもつれ気味。▲3三歩△同銀を入れてからの▲4八香が優りました。他にも見所は多数で、詳しくは日本経済新聞紙上の観戦記をご覧いただければと思います。第56期王座戦五番勝負のご観戦、ありがとうございました。(青葉)」