2014年11月15日

母乳の子は病気にならない?

hatena.jpg 子育て真っ最中の皆さん!毎日お疲れ様です。ちっとも言うことを聞いてくれない赤ちゃんやちびっ子に振り回される毎日だとお察し申し上げます。

 子育ての中で、「わざわざ医者に訊きに行くまでのこともないけどなんか気になる」・・・そんなことはありませんか?「世間ではこう言うけどホントかしら?」そんな疑問にお答えします。コメント欄に記入して送信してください。できればタイトルもおつけ下さい。そのタイトルでこのページにお答えを掲載いたします。

 お一人お一人のご相談・ご質問もお受けいたしますが、あまりにも個別的なことにはお答えできません。ただご質問のタイトルとごく簡単な回答だけの掲載になりますのでご了承ください。


 さて今日は、前回同様古い話題で、今時こんなことを信じている方は少ないとは思うのですが、「母乳を飲んでいる赤ちゃんは、母乳の免疫に守られているから病気にならない」というこれまた伝説(?)についてお話しします。

 20年ほど前に、一種の母乳ブームが起こりました。食べ物のアレルギーが社会的に問題になり始めた頃です。母乳推進運動も盛んに行われ、粉ミルクに比べて母乳の優れた点が大々的に宣伝されました。その中の一つが「母乳には免疫物質が含まれているが、粉ミルクには含まれていない」でした。

 これは確かにその通りでして、母乳には、粉ミルクに含まれていない免疫物質が含まれてはいます。でも、前回お話ししたウイルスに対する免疫と違って、個々の病気に対応したものではありません。細菌全般に対する免疫物質なので、「どの病気にはかからない」とは言えないのです。しかも、その量たるや微々たるもので、病気を引き起こすほどの細菌の大軍に攻めてこられたらひとたまりもありません。

 そしてまた、ウイルスに対する免疫は母乳に含まれているのではなく、おなかの中にいる時にお母さんが持っている免疫をへその緒を通して受け取ったものなのです。

 母乳推進運動の当事者達は決して「母乳には免疫物質が含まれているから病気にかからない」とは言わなかったのですが、「母乳=免疫=病気にならない」という連想が一人歩きしてしまって伝説(?)が生まれてしまったのだと思います。

 母乳が赤ちゃんにとって最良の食べ物であるということは疑いのない事実ですが、決して過大評価しないでいただきたいということと、粉ミルクが牛乳から作られるという出発点の違いはいたしかたないとしても、最近の粉ミルクはかなり母乳に近いものが作られていますし、ミルクアレルギーに対処できる粉ミルクなど種類も多いので、粉ミルクは母乳より劣るとは考えないでいただきたいと思います。

 おわかりいただけましたでしょうか。



posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育てハテナ? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/108810438

この記事へのトラックバック