2008年12月19日

不思議な機関車トーマス

金曜日は鉄道の日。なぜなら鉄道の鉄の字は「金」ヘンだから。
電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車電車

sl1.jpg サンタランド鉄道の人気者、トーマスとパーシーです。両方ともよく似た蒸気機関車ですが、トーマスとパーシーには大きな違いがあります。どこが違うかわかりますか?

 色が違う?そうじゃなくて・・・。動輪の数が違う?お、あなた多少は鉄道のことをご存じですね。確かにトーマスは動輪が3軸(6個)、パーシーは2軸(4個)です。

 動輪の数の違いは確かに大きな違いですが、もっと大きな違いは、蒸気機関車の動力源であるシリンダーなんですね。

sl3.jpgsl4.jpgsl5.jpg

 上の写真の一番左の蒸気機関車をご覧ください。煙突の真下、動輪の前に赤いシリンダーが見えますね。このシリンダーの中をピストンが蒸気の力によって往復運動をし、その力がメインロッドと呼ばれる棒によって動輪に伝えられ、動輪が回転運動をする、というのが蒸気機関車の走る原理です。それは洋の東西を問わず皆同じです。上の3枚の写真の蒸気機関車は皆そのように造られています。


sl6.JPG ところが、右のトーマスの写真を見てください。携帯で撮影したため画像が不鮮明で申し訳ないのですが、それでもシリンダーもメインロッドも写っていないことはおわかりいただけますね。ただあるのは動輪だけです。3軸の動輪はメインロッドとは別のロッドでつながって一緒に回転するようになっています。

 これはどうしてだかわかりますか?え?「所詮おもちゃだから省略しちゃったんだよ、こどもがSLの絵を書くとそうなってるよ」ですって?確かに・・・。

sl7.jpg 左の写真は木製玩具のトーマスセットです。トーマスにはシリンダーもメインロッドも動輪をつなぐロッドもついていません。木製でシリンダーやロッドを作るのは難しいでしょうからいたしかたないでしょう。

 でもそれは玩具(おもちゃ)だから許されることであって、鉄道模型では許されないのです。「実物により近く」ということが模型に求められる最大の使命なのです。

 ちなみに緑色のパーシーを見てください。こちらにもシリンダーとロッドはついていません。おもちゃだからです。

sl8.jpg そして、サンタランド鉄道のパーシーを見てください。これまた不鮮明な画像で申し訳ありませんが、シリンダーとメインロッドがちゃんとついています。メインロッドのかげで見えにくいのですが、動輪をつなぐロッドもついています。これが模型なのです。

 「え〜っ!?じゃ、トーマスってどうやって走ってるの?ディーゼル機関車だったの?」と思われたあなた、なかなかに鉄道の知識がおありとお見受けいたしました。

 でもトーマスはディーゼル機関車ではありません。れっきとした蒸気機関車なのです。シリンダーとピストンとメインロッドは車体中央下部、つまりボディーの下にあるんです。ですから外からは見えませんが、走る原理は他の蒸気機関車と同じです。これをインナーシリンダータイプの蒸気機関車といいます。

sl9.jpg 私は実物でこのタイプのSLを見たことはありませんが、以前NHKで放映した世界の蒸気機関車特集の番組には登場していました。それに、トーマスのモデルになったと思われる蒸気機関車がイギリスにはあるそうです。あったそうですだったかな?

 ということで、トーマスとパーシーの違い、おわかりいただけましたでしょうか?


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤブログ鉄道模型入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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