
先週急増したヘルパンギーナは今週も2倍近い増加です。手足口病とおたふくかぜも続伸しています。おたふくかぜは何年ぶりかの大流行といっていいと思います。はやり目は今週の報告数は1例でした。
感染性胃腸炎と溶連菌感染症はともに減少し、特に溶連菌感染症は大きく順位を下げました。その他の疾患はやや減少気味です。報告数2桁以上の疾患は先週と同じで8疾患でしたが、順位には大きな変動がありました。
その順位は次のようになりました。第1位は感染性胃腸炎↓↓(報告数115)と第2位手足口病↑↑(報告数56)は先週と同じです。第3位はおたふくかぜ↑(報告数37)でしたが、この病気がこんな上位に顔を出すことは珍しいことです。第4位にヘルパンギーナ↑↑(報告数36)がランクアップし、溶連菌感染症↓↓(報告数31)は先週の第3位からさらに下がって第5位に後退、第6位水痘↓(報告数13)、第7位突発性発疹↓(報告数11)第8位がプール熱↓(報告数10)という結果でした。(矢印は前週の報告数との比較/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)
季節性インフルエンザは成人で2例の報告があり、こども診療所でも先週(この集計の次の週)2名の小学生が罹患しました。まだ終わっていなかったようです。
新型インフルエンザに関しては、厚生労働省・東京都の対策が緩和され、報告義務が大幅に減ったため迅速な情報は入りにくくなってしまいました。情報が入り次第、速報として記事を掲載することにいたします。
定期予防接種の対象となっている病気としては、風疹、麻疹、百日咳のすべてが報告数ゼロでした。