2009年07月26日

夏休みこども将棋教室-パート1-

komao.jpg こども診療所恒例の(というほどやってませんが・・・)こども将棋教室が診療所待合室で開催されました。夏休みは長いので7月と8月の2回開催です。今日はその第1回、夏休みの部のパート1です。

 春休みに初めて開催して今回でまだ2回目ですが、春に続いて参加してくださったお子さんもいらっしゃいました。春休み同様午前の部と午後の部に分けましたが、午前中は参加者が少なく、たったの4名でした。それで、指導はすべて講師の天野三段にお任せして、私は将棋をご存じの保護者の方と遊び将棋を楽しんでいました。

 あまり閑散とした教室風景の写真を撮ってもさえないので、参加者が多い午後の部の写真を撮ろうと思って、のんびりと午後の部を迎えたのですが、これがまた大変でした。

 当初17名の予定が2名欠席で15名になりましたが、そのうち10人のお子さんが全くの将棋初体験。こどもの指導には慣れている天野三段ですが、さすがに10人の初心者に指導をしながら経験者の指導も、ということはできないらしく、私が経験者の指導をするよう命じられてしまったのです。

 始めの30分ぐらいは詰め将棋の問題を出してみんなに解いてもらっていましたが、そうそう詰め将棋ばかりもやっていられません。とうとう対局ということになって、私は5人を相手に対局をすることになったのです。将棋用語ではこれを5面指しといいます。プロ棋士が大勢のアマチュアを指導するときにやる方法で、プロ棋士が一手ずつ指してみんなのところを順繰りに回っていきます。5人を相手にするから5面指し、10人を相手にすれば10面指しといいます。

 一人相手の将棋だってヒーヒー言っているのに5面指し、しかも駒落ちです。どの程度落とすかというと、私が天野三段に指導を受けるときのハンディキャップ、二枚落ちです。いつもは天野三段が飛車と角を落としますが、今日は私が飛車と角を落としての対局です。

 幸いそれほど強いお子さんが来なかったのでなんとか勝負にはなりましたが、5人回ってもとの子に戻ったときには前の局面なんかすっかり忘れてしまって、「どの駒動かしたの?」なんて訊く有様です。

 でもどうにかこうにか全員から勝ちを収めることができました。でも終わったあとは頭が痛くなり、全身から力が抜けるような感覚でした。でも、何となくうまくなったような気がしてチョット嬉しかった手(チョキ)わーい(嬉しい顔)

 そんなわけでとても写真撮影どころではなく、今回の教室は写真なしです。

 ところで、5面指しをやって感じたことは、基礎から正しく将棋を勉強すれば私のような年寄りでも局面を正しく把握することができて正着をさせるものなんだなということです。もちろん相手が強過ぎたら駄目ですけど・・・。反面今日参加したお子さん達は全員我流の将棋で、指し手に流れがないということがよくわかりました。だから私でも勝てたんだと思います。正しい将棋を普及するためにこども将棋教室をずっと続けていこうという決意を新たにした今日の将棋教室でした。
posted by YABOO!JAPAN at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤブログ将棋教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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