2010年05月03日

カレンダー通りのGW

 こども診療所は平成8年(1996)5月1日に開院しました。今年で14周年を迎えました。開業した年はカレンダー通りに診療を行いましたが、翌年からは4月29日から5月6日まで毎年8連休をいただいていました。今年は14年ぶりにカレンダー通りに診療を行いました。

 幸いカレンダー通りでも4連休でしたので、ゆっくり休めるかと思ったのですが、世の中そんなに甘くはなかったです。

 皆さんが保険証や医療証を使って受けた診療や、接種票や健診票を使って受けた保健サービスは、毎月各医療機関がまとめて健康保険の支払い元や江戸川区に請求書を提出します。

 特に毎日パソコンに入力したデータを元にお一人お一人について一ヶ月分の明細書を1枚にまとめ請求します。この請求書が今までは紙での提出でしたので毎月何百枚もの請求書をプリントしなければなりませんでした。

 それをデータのまま提出できるようにしようということになり、こども診療所でも4月の診療分から新しいプログラムを搭載したパソコンにデータを入力するようになりました。

 いちいちプリントしないですむんだから楽だろうと思われるかも知れませんが、ところがドッコイで、今までは言葉で入力できていたものがすべてコード化されたわけです。そして厚生労働省が作ったコード表にない言葉は使用禁止になってしまったのです。

 これがまたひどいもんで、一例を挙げますと、「蕁麻疹」という言葉にコードがなく「じんま疹」でなくてはいけなくなってしまったとか、「熱性けいれん」では駄目で「熱性痙攣」でなければコードがないとか、易しくなったんだか難しくなったんだか全く一貫性がありません。

 もっとひどいのは「おたふくかぜ」です。おたふくかぜという言葉は医者が皆さんに説明するときの言葉で、病名としてはほとんどの医者が「流行性耳下腺炎」という言葉を使っていました。ですが、コード化されてからは「おたふくかぜ」以外は使ってはいけなくなってしまったのですちっ(怒った顔)

 こんな面倒なコード化を乗り越えて、4月30日午後6時の診療終了とともにいよいよ請求書を作り始めたとたんに、パソコンの画面上に現れたのは「○○さんの診療情報が見つかりません」というエラーメッセージの列がく〜(落胆した顔)です。

 4月から使い始めたプログラムの会社は午後6時を過ぎると人がいません。しかたなく5月1日を待ちました。そして診療しながら電話を何回もかけまくり、診療終了後の午後も電話のやりとりを繰り返し、夜までかかってやっとまずいところを修正してなんとかうまくデータを拾い出すことができるところまでこぎつけました。

 そして連休初日の5月2日、データをCDに焼き付ける作業と、請求書をプリントする仕事をする羽目になってしまったのです。

 データ化したんだからプリントはいらないんじゃないの?とお思いでしょう?ホントはそうなんですが、きちんとデータ化されたCDができているかどうかを支払い元が確認するまでは、CDと紙の請求書と両方出さなければいけないんです。これを確認試験といいます。

 この確認試験に決定が出ないと、毎月毎月同じ作業を繰り返さなければならないわけです。結局5月2日も丸一日この作業と江戸川区に提出する予防接種と健診の請求書作りでつぶれ、今日やっと休日になったのです。

 ところがところが、明日5月4日は江戸川区医師会の休日診療所の当番で、午前9時から午後5時まで、船堀のタワーホール船堀6階でまたお仕事です。

 そして5日にもう1日休んだら、6日からはまたこども診療所での仕事再開です。カレンダー通りに休むつもりが全然カレンダー通りにならない今年のゴールデンウィークです。トホホもうやだ〜(悲しい顔)

 


posted by YABOO!JAPAN at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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