2012年03月24日

補湿してから保湿

冬の間お子さんの乾燥肌でお悩みだった皆さん!

高知からは桜の開花情報が届き、春の足音が聞こえ初め、そろそろ乾燥肌ともお別れだと思っていませんか?

でも残念ながらこどもの乾燥肌が回復を始めるのは4月の終わり頃、ゴールデンウィークの頃です。まだまだ肌の保湿が必要ですから油断なさらないでくださいね。

ところで、冬の間乾燥肌のご相談にのっていて気になったのは、わりと多くの方が「保湿剤」を「補湿剤」と勘違いなさっておられることです。読んで字のごとく、「保湿剤」は皮膚の湿気(水分)を逃がさないように保つクスリ「補湿剤」は皮膚に湿気(水分)を補うクスリです。ただ、残念なことに「補湿剤」として有効なクスリはほとんどありません。補湿のためには、加湿器・お風呂・蒸しタオルなど、直接水分を皮膚に補わなければなりません。

というところで「保湿剤」の話に入りますが、先にも述べましたように「保湿剤」というのは皮膚に含まれる水分を逃がさないようにするクスリですから、もともと皮膚に水分がなければほとんど役に立たないクスリになってしまうのです。もちろん冷たく乾いた風が皮膚から水分を奪っていくのを防ぐことはできますが・・・。

ですから、保湿剤を使うときにはまず皮膚に十分な水分を補って、そのあとすぐに塗ってあげるようにしてください。

皮膚に水分を補うにはお風呂が一番です。「保湿剤」の入った入浴剤を使うというのも効果的ですね。でも、入浴剤はたいてい水性ですから、お風呂から出たら、まだ濡れたままで「保湿剤」を塗ってもかまいません。むしろ油性(軟膏やクリーム)のクスリを使ったほうが水分の保持という点ではより効果的かもしれません。とにかくせっかく皮膚に入った水分ですからなるべく逃げないうちにふたをして閉じ込めてしまいましょう。

「朝はお風呂に入らないよ」
ごもっともです。そんなときは蒸しタオルで皮膚にうるおいをもたせてから塗ってあげましょう。

保湿剤を使っているけどちっとも効果がないとお悩みのあなた!
もしかして「保湿剤」を「補湿剤」として使っていませんでしたか?
こどもにとっての乾燥期はまだ1か月ぐらい続きます。今からでも正しい「保湿剤」の使い方を心がけてください。

補湿してから保湿ですよ


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(1) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めて読みました。
なるほど!保湿ではなく補湿か(^^ゞ

娘の冬の乾燥肌に悩んでいました。保湿剤は何が合うのか?と塗ることばかり考えていました。
効果的な保湿剤の使い方を知ることができました。ありがとうございます。
これにつられ、他のプログも楽しく読みましたp(^^)q
また区内の感染症の傾向を知ることができ、保育園に勤めているので参考になります。
定期的に拝見させていただきます。
Posted by 佐々木はるみ at 2012年03月24日 22:01
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