
遅ればせながら旅の思い出編を掲載します。
今回の旅のコンセプトは「わりと近場であまり有名ではない源泉掛け流しの温泉で、他ではなかなか食べられないものを食べられる宿」と、大変欲張ったものでした。
そして選ばれたのが伊豆半島。西海岸は戸田(へだ)温泉。東海岸は網代温泉です。さらに西海岸では富士山の撮影という目的も加わっていました。

上の地図で見ますと、戸田も網代も伊豆半島とはいってもそのつけねに近いところにあります。戸田は地図の左一番下にあります。網代は初島の左斜め下あたりです。今回の旅の計画を立てるまで、この地に温泉が出るなんてちっとも知りませんでした。
《第1日:戸田温泉》
東京駅を午前9時ちょうどに出た特急踊り子号は三島を経由して伊豆箱根鉄道の終着駅修善寺に。修善寺から戸田まではバスで約50分。バスの待ち時間を入れて全行程約3時間弱の旅でした。



戸田は高足ガニが名物です。昼食で入った食堂には高足ガニを題材にした壁掛けがいくつもかけてありました。中でも一番右の歌舞伎の隈取りはなかなかのアイディアですね。小さな写真はすべてクリックで拡大します。
戸田には富士山のシーニックポイントが3カ所あります。

一つは地図の一番右にある健康の森展望台、二つ目は地図の一番下に腕のように延びている御浜岬の遊歩道、もう一つは地図の一番左よりもっと左にある出逢い岬です。

健康の森から撮影した富士山です。残念ながら頂上は雲に隠れていました。写真の左手から延びているのが御浜岬です。その腕に抱かれるようにしてあるのが戸田湾です。
御浜岬遊歩道からも雲に隠れた富士山しか見えませんでした。
ところが、宿に向かって海岸の道を歩いていると・・・

見えました見事な富士山です。季節的に空気がかすんでハッキリクッキリとはいきませんが、しっかりと頂上が見えました。
そしてもう一つのシーニックポイント、出逢い岬です。


晴れていればモニュメントのリングの中にすっぽりと富士山が入って見えるのだそうですが残念ながら完璧に曇ってしまって見ることはできませんでした。

出逢い岬は富士山だけでなくイイトコ3点盛りの展望台で、駿河湾に沈む夕日がとてもきれいなんだそうです。日没の時間を調べていって宿の車で送ってもらいましたが、夕日が沈む方角は写真のように悪魔のような雲が空を覆ってしまって夕日を見ることもできませんでした。

もう一つは戸田湾を一望できるということです。これはなんとか撮影できました。
そうこうするうちに日も暮れて、温泉に入り、豪華夕食を食べ、部屋の真ん前の戸田湾の夜景を見ながら第1日が終わりました。

長くなりましたので、第2日目以降はまた明日。