2012年07月02日

チャドクガによる毛虫皮膚炎

kem.png曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを示す漢字には(肉づき)のつくものが多いから。

脳・肺・肝・腎・腕・脚・腰・腹・骨・・・・・・・。
あなたはいくつ書けますか?


cha0.jpg梅雨に入ってから右の写真のような皮膚症状を訴えてこども診療所に来院されるお子さんが増えてきました。

これは、チャドクガ(茶毒蛾)の幼虫(毛虫)の毒針に刺されて起こった皮膚炎です。

cha1.jpg刺されたときには何も感じないこともあり、幼稚園や学校から帰って夕方になって赤くて盛り上がった発疹が現れ、痛みや強いかゆみを伴います。

時間がたつにつれて発疹の数が増えていきます。

cha2.jpg

これがチャドクガの幼虫(毛虫)です。

cha3.jpg

ツバキ、サザンカ、オチャノキなどのツバキ科の植物の葉(特に裏側)に密集してついています。時にキンモクセイやギンモクセイなどの光る葉の植物にもいます。

cha4.jpg

これが成虫=チャドクガです。成虫も毒蛾です。幼虫と同じ毒毛針を持っています。

毛虫に刺されて生じる皮膚炎を総称して毛虫皮膚炎といいますが、チャドクガによるものはその代表格です。上の写真では幼虫の全身に長い毛が生えているのが目立ちますが、皮膚を刺すのはこの毛ではなく、幼虫1匹の表皮に50万本とも500万本ともいわれているもっと細くて短い毒毛針です。

毛虫に刺されるとはいっても蜂や蚊のように自分の意志(?)で刺すのではなく、毛虫に触ったときにこの毒毛針が刺さったり、また風に乗った毒毛針が皮膚に触れただけでも皮膚炎を起こします。

治療などの詳しいことはウィキペディアの解説がわかりやすいと思いますので、そちらを参照して下さい。下の黄色い文字をクリックするとウィキペディアにリンクします。「チャドクガ」





posted by YABOO!JAPAN at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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