
鉄道模型ショウを見て、映画を観た先週の木曜日、実はもう1カ所行ったところがあるのです。
竹葉亭銀座店です。銀座店は4丁目の交差点から東銀座の方にちょっと歩いたところにありますが、竹葉亭の本店は銀座8丁目(昔の木挽町)にあります。こちらはお値段が張るので一度も行ったことはありませんが、銀座店のほうは年に1回ぐらいうなぎを食べに行きます。
別に夏に行くと決めているわけではないのですが、銀座に出たついでという感じです。なんのかんの言いながら、ひつまぶし、穴子めし、蒲焼きと、この夏はけっこううなぎっぽいものを食べました。

席に着くとテーブルの上にはそれぞれの季節に合わせて画仙紙に描かれた墨絵(もちろんプリント)が置いてあります。この日(8月2日)は盆踊りの様子に「里人に月落ちかかる踊りかな」という蕪村の俳句が添えられているものでした。俳画というんでしょうか。
この俳句の解釈を巡って、相棒は「盆踊りの晩に大きな月が出て大きいもんだから里人に落ちかかってきそうだ」と読みました。私は「里人みんなが夜の更けるのも忘れて盆踊りに興じているので夜半を過ぎ月が西の空に落ちかかってきてしまった」と読みました。旧暦ではお盆の頃というのは満月に近く、月は夕刻に東の空から昇り、夜半過ぎには次第に西の空へと傾いていくのです。ホントはどんな意味の句なんでしょうね。

竹葉亭はうなぎで有名ですが、鯛茶漬けと鮪茶漬けも人気メニューの一つです。そして鯛茶漬けの鯛だけ、鮪茶漬けの鮪だけも独立したメニューになっていて、お酒のつまみにぴったんこです。こちらは鮪茶漬けの鮪です。

こちらは鯛茶漬けの鯛です。どちらも胡麻味噌味です。

こんな器で冷酒を飲みます。

鯛茶の鯛と鮪茶の鮪だけではもの足りず、うなぎの白焼きも頼みました。酒の肴には蒲焼きはどうも合いません。酒にはやはり白焼きです。

そしてうざくです。

最後に締めのうな重です。

蒲焼きはこんなで薄味系です。

肝吸いもついています。
と、満足してこの日の全行事を終了いたしました。