2013年04月03日

小児B型インフル増加続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月18日から3月24日までの集計結果です。

 成人インフルエンザは報告数1例増で、ほぼ横ばいと言えますが、小児インフルエンザは報告数が28例も増加し、増加分はすべてB型と言ってもいいような状況です。A型とB型の比率は先週1:4でしたが、今週は1:7。江戸川区内の小児インフルエンザの約85%がB型であると言えます。

 ただし、集計期間が3月24日までで、このあと小中学校とも春休みに入りましたから、来週の報告では減少に転じているかもしれません。

 先週2桁減に転じた感染性胃腸炎は、今週も2桁減でした。それでも相変わらずのダントツ状態です。主な症状は嘔吐と腹痛ですが、下痢や発熱(たいていは38℃以下)を伴う場合もあります。

 溶連菌感染症は今週2桁減で、4週続いた報告数50例以上が途切れましたが、それでも尚相当な流行と言えます。発熱、頭痛、のどの痛み、皮膚のかゆい発疹、イチゴ状舌などの典型的な症状を示さないケースもあり、特に発熱がないと皆さん医療機関を受診されないことがあるため、見逃される恐れがあります。溶連菌感染症は急性期はごく普通の風邪なのですが、きちんと治療を行わないと2〜3週間後に心臓や腎臓に合併症を起こす恐れのある病気です。ご注意ください。

 今週2桁増加した疾患は小児インフルエンザ(+28例)だけでした。2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-60例)と溶連菌感染症(-21例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だったのは、水痘プール熱の2疾患がわずか1週間で1桁に後退し、突発性発疹が1桁増ながら報告数で2桁となったため先週より1疾患少ない5疾患となりました。溶連菌感染症小児インフルエンザの順位が入れ替わりました。順位のあとの《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。

第1位《1》感染性胃腸炎↓↓(報告数337)
第2位《3》小児インフルエンザ↑↑(報告数74)
第3位《2》溶連菌感染症↓↓(報告数46)
第4位《4》成人インフルエンザ(報告数15)
第5位《0》突発性発疹(報告数14)

 (矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹は今週1例報告でしたが、江戸川区内の全医療機関から保健所への報告(全例報告)ではかなりの数の症例が報告されています。十分にご注意ください。麻疹百日咳の報告数はゼロでした。


《成人への風疹予防接種》
 江戸川区では色々な条件はありますが、成人の方々への風疹予防接種が無料でできる接種票を配布しています。接種可能な方の条件などは区の広報をご覧になるか(ホームページにも掲載されています)、健康サポートセンターにお問い合わせください。
 接種票は江戸川区内でのみ有効で、今年の9月頃まで続けられる予定です。





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