2013年04月10日

感染性胃腸炎激減・インフルも減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月25日から3月31日までの集計結果です。

 2週連続週2桁減だった感染性胃腸炎は、今週は3桁減と大きく減少しました。それでもまだまだダントツ状態です。この減少はしばらく続くと予想されますが、それは冬型のウイルスから夏型のウイルスへ移行する端境期に入るためで、5月に入ると再び増加に転ずるのではないかと考えられます。あくまでも個人的な予想ですが・・・。

 成人インフルエンザは報告数がかろうじて2桁維持という数まで減少しました。小児インフルエンザは先週報告数が28例も増加しましたが、今週は46例も減少しています。流行末期の減少と春休みが重なったためと思われます。A型とB型の比率は先週1:7でしたが、今週は約1:5。B型の減少が著明であると言えます。

 溶連菌感染症は先週2桁減でしたが、今週は微減にとどまりました。まだまだ相当な流行と言えると思います。発熱、頭痛、のどの痛み、皮膚のかゆい発疹、イチゴ状舌などの典型的な症状を示さないケースもあり、特に発熱がないと皆さん医療機関を受診されないことがあるため、見逃される恐れがあります。溶連菌感染症は急性期はごく普通の風邪なのですが、きちんと治療を行わないと2〜3週間後に心臓や腎臓に合併症を起こす恐れのある病気です。ご注意ください。

 今週2桁増加した疾患はありませんでした。2桁以上減少した疾患は感染性胃腸炎(-101例)と小児インフルエンザ(-46例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だったのは、プール熱がわずか1週間で2桁に復帰したため先週より1疾患多い6疾患となりました。溶連菌感染症小児インフルエンザの順位が今週また入れ替わりました。順位のあとの《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。

第1位《1》感染性胃腸炎↓↓↓(報告数236)
第2位《3》溶連菌感染症(報告数43)
第3位《2》小児インフルエンザ↓↓(報告数28)
第4位《4》成人インフルエンザ(報告数10)
第4位《5》突発性発疹(報告数10)
第4位《0》プール熱(報告数10)

 (矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、大流行と先天性風疹症候群の発生が懸念されている風疹は今週2例報告でしたが、江戸川区内の全医療機関から保健所への報告(全例報告)ではどれくらいの症例が報告されているのでしょうか?きわめて単純な計算では、毎週お伝えしているこの定点医療機関からの報告数の約5倍から8倍程度ではないかと推測されます。ですから江戸川区全体では毎週10人前後の方が風疹にかかっていると考えることができます。十分ご注意下さい。
 
 麻疹百日咳の報告数はゼロでした。


《成人への風疹予防接種》
 江戸川区では色々な条件はありますが、成人の方々への風疹予防接種が無料でできる接種票を配布しています。接種可能な方の条件などは区の広報をご覧になるか(区のホームページにも掲載されています)、健康サポートセンターにお問い合わせください。
 接種票は江戸川区内でのみ有効で、今年の9月頃まで続けられる予定です。





posted by YABOO!JAPAN at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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