2013年05月14日

3週間分です

mizueyubisashi.jpg 連休中医師会からの配達がなかったためこの感染症情報の集計が3週間分まとめて届きました。「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の4月15日から4月21日までの分と4月22日から4月28日までの分と4月29日から5月5日までのそれぞれの集計結果です。

 3週間も前の情報では感染症の今の状況を反映していないかもしれませんので、主立った疾患だけを採り上げて3週間の大まかな流れを解説します。

 まず、流行が終わったかに見えた小児のB型インフルエンザが4月15日から21日までの週に小松川地区と葛西地区で急に増加しました。次の週からは半分半分という具合にあっという間に減少しました。
 インフルエンザ成人インフルエンザ小児インフルエンザもともに報告数がT桁台に後退し、報告数2桁以上の疾患のランキング表から姿を消しました。

 このところずっとトップを守っている感染性胃腸炎はトップを維持したまま増えたり減ったりを繰り返しています。

 溶連菌感染症は4月15日から21日までの週に葛西地区で急に増加しました。次の週も同じような報告数でしたが、4月29日から5月5日までの週には大きく減少しています。しかし、この週は休日が多い週でしたから実態を反映しているかどうかは次の週の集計を見てみないとはっきりしません。

 おたふくかぜはさらに減少が続いています。4月29日から5月5日までの週には報告数は1例のみになりましたが、溶連菌感染症同様次の週の集計を見てみないとはっきりしません。

 連休で減少(?)する疾患が多い中水痘だけが4月29日から5月5日までの週に増加しました。報告数も2桁に復帰しました。

 ヘルパンギーナプール熱手足口病といった夏風邪グループの報告も見られるようになりましたが、本格的な流行にはほど遠いといった感じです。

 それでは、最新の(といっても2週間近く前ですが)週(4月29日〜5月5日)の集計を見てみましょう。

 この週2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-64例)、溶連菌感染症(-27例)、小児インフルエンザ(-12例)の3疾患でしたが、再三申し上げているように小児インフルエンザ以外は連休の影響を考慮しないといけないと思います。

 この週報告数が2桁以上だったのは連休に入る前の3週間前と同じ3疾患でした。小児インフルエンザが1桁に後退し、替わりに水痘が2桁に復帰しました。順位のあとの《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。

第1位《1》感染性胃腸炎↓↓(報告数138)
第2位《2》溶連菌感染症↓↓(報告数25)
第3位《0》水痘(報告数12)

 (矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹百日咳の報告数は3週間を通してゼロでした。大流行と先天性風疹症候群の発生が懸念されている風疹は3週間の合計で15例の報告でしたが、全例報告が義務づけられている保健所への報告(江戸川区内すべての医療機関が対象)では4月16日から5月1日までの16日間に16例の報告があったとのことです。江戸川区内のどこかで毎日誰か1人が風疹にかかっているということになります。

《成人への風疹予防接種》:このブログの4月11日の記事をご覧ください。






posted by YABOO!JAPAN at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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