





























この画像なんだかわかりますか?
特急だの急行だの準急だのと書いてありますから、鉄道に関係する何かだということはおわかりになると思います。
では次をご覧ください。

なんだか耳慣れない地名が出てきました。
全部関西の地名(駅名)です。
では次をご覧ください。画像をクリックすると拡大されます。

これらの地名(駅名)がすべて含まれている鉄道の路線図です。
さあ、この鉄道の名前をあててください。
あっ、画像の中に鉄道名が書いてありましたね。そうです。関西の大手私鉄「阪急電鉄」ですね。
ではこれはなんでしょう?

「アルナ工機」と「ナニワ工機」は阪急電鉄の車両を製造している会社名、右側の数字は車両の型式です。
実は「ナニワ工機」と「アルナ工機」は同じ会社で、1947年に「ナニワ工機」として設立された会社が1970年に「アルナ工機」と社名を変えたものです。ところが「アルナ工機」は後に経営不振に陥り、2002年に「アルナ車両」という新会社に吸収合併されてしまいました。
その歴史をたどる商標です。
実際の車両に乗ると、一つの車両から次の車両に移動するドアの上あたりに製造会社の商標が貼ってありますよね。アレです。
多分右側の型式の車両にはその左側にある商標が貼ってあるんだと思います。年代は順不同ですけど・・・。
そして最後の画像です。

阪急電鉄の歴代の車両達です。
上の2段と下の2段は全く同じものです。ですから12種類の型式のシールです。
あっ、言い忘れてましたが、路線図を除く4枚の画像は全部シールなんです。こども診療所にきてらっしゃる患者さんのお母さんがお盆で帰省したお土産にくださったものです。
東京にも有楽町と大井町に「阪急百貨店」はありますけど、どちらも「百貨」というより「一貨」店になっちゃってますからね。東京じゃ手に入らないでしょうね。
で、この4枚目のシールの中央2段は、12の型式のうち最新の2型式です。
色が同じだからわからない?
そうなんです。それが阪急電鉄の車両の特徴なんです。
「マルーンとアイボリー」といえば鉄道ファンなら誰でも知っている「阪急カラー」なんです。開業以来(かどうかはわかりませんが)ずっと同じ色を使っています。こういう鉄道も珍しいですよね。
阪急電鉄の全車両
上のリンクをクリックすると、CGですが阪急の歴代の全車両を見ることができます。やはりすべて「マルーンとアイボリー」です。
華やかな色と大胆なデザインが主流の現在の鉄道車両の中では地味に見えますが、なかなか味のある阪急電鉄の車両は鉄道模型の世界でもなかなかの人気があります。
去年までこども診療所で走っていたNゲージの模型はけっこう販売されていますが、今年から走るようになったZゲージの模型は残念ながらまだ発売されていません。
今週は麓林鉄道のお話はお休みで、いただいたシールから阪急電鉄のお話をいたしました。