
「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の10月21日から10月27日までの集計結果です。
平井地区で報告のあったインフルエンザは結局全部で7名だったそうですが、その後の発生はないようです。また、11月2日には船堀地区の医療機関で1名(成人)、A型のインフルエンザが発生したとの報告がありました。インフルエンザに関しては今後の動向に要注意です。
この週は多くの疾患が増加傾向でした。この週2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+10例)だけでしたが、1桁増ながら溶連菌感染症が4週間ぶりに増加に転じたり、夏風邪グループの手足口病とプール熱が増加したり、おたふくかぜと水痘(水ぼうそう)も増加しました。
この週2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+10例)だけでした。2桁減少した疾患はありませんでした。
この週報告数が2桁以上だったのは、先週1桁に後退したプール熱と水痘(水ぼうそう)が2桁台に復帰し、先週より2疾患多い5疾患でした。今週も感染性胃腸炎の独壇場という感じです。
順位は次の通りです。《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。
第1位《1》感染性胃腸炎↑↑(報告数123)
第2位《2》溶連菌感染症↑(報告数20)
第3位《3》手足口病↑(報告数13)
第3位《0》水痘(水ぼうそう)↑(報告数13)
第5位《0》プール熱↑(報告数10)
(矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の報告数は今週も引き続きゼロでした。