
インフルエンザは小松川地区で小児の報告例が2例ありました。いずれもB型です。成人の報告はありませんでした。
感染性胃腸炎が急増しました。毎年11月に入ると感染性胃腸炎が急増し、それが一段落するとインフルエンザの流行期に突入するという傾向が見られます。インフルエンザの2例報告と合わせると、今年も同じような展開になることが予想されます。ご注意下さい。
感染性胃腸炎の治療に関しては現在毎週月曜日のヤブログ医学講座に連載中です。ぜひご覧下さい。
この週2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+24例)とプール熱(+13例)の2疾患、2桁減少した疾患は溶連菌感染症(-15例)の1疾患でした。
先週2桁台に復帰したプール熱と水痘(水ぼうそう)は今週も増加を続けました。おたふくかぜが新たに2桁台に加わっています。手足口病は長い間2桁台を維持してきましたが、ついに1桁台に後退しました。その結果今週報告数が2桁以上だったのは先週と同じ5疾患でした。
順位は次の通りです。《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数143)
第2位《3》プール熱 ↑↑(報告数26)
第3位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数15)
第4位《5》水痘 ↑(報告数14)
第5位《0》おたふくかぜ ↑(報告数10)
(矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の報告数は今週も引き続きゼロでした。