2013年12月27日

胃腸炎猛威そしてインフルじわじわ

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の12月9日から12月15日までの集計結果です。

 週末をはさむ連休があると、集計結果の掲載は金曜日になります。ご了承下さい。通常は火曜日掲載です。

 先週は報告数が3桁(100例)に迫る勢いだった溶連菌感染症ですが、今週は半分以下に激減してしまいました。それでもまだなかなかの流行状況ですので、今後の動向には引き続き注意が必要でしょう。

 感染性胃腸炎は今週また3桁の増加で、1週間の報告数がついに500例を突破しました。こども診療所では、ノロウイルス以外のウイルスによると思われる胃腸炎が増えているような印象を受けています。感染性胃腸炎が年末のこの時期まで猛威を振るうのは珍しいことだと思います。

 感染性胃腸炎の流行が長引いているせいか、インフルエンザの増え方はそれほど急激ではありません。「じわじわ」という感じです。報告があったのは小松川地区・葛西地区・小岩地区の3地区のみで、今まで報告があった地区以外には広がっていません。成人はすべてA型でしたが、小児ではA型とB型が混在しているようです。園や学校が冬休みに入りましたので、本格的な流行は年明けの1月中旬頃からと思われます。ただし、塾の冬休み講習などに出席しているお子さんの所属する小学校中学年以上と中学校では3学期早々から流行が始まる恐れもあります。ご注意下さい。

 感染性胃腸炎の治療に関しては、連載は終わっていますが、「ヤブログ医学講座」のカテゴリーでご覧になることができます。
 
 この週2桁以上増加した疾患は感染性胃腸炎(+106例)だけでした。2桁減少した疾患は溶連菌感染症(-52例)とプール熱(-11例)の2疾患でした。

 おたふくかぜがまた1桁台に後退し、リンゴ病が2桁台に顔を出したため、今週報告数が2桁以上だったのは先週と同じ5疾患となりました。リンゴ病はここで報告されているよりも多く発生しているのではないかと思われます。
 順位は次の通りです。《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑↑(報告数540)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数43)
第3位《4》水痘(報告数26)
第4位《3》プール熱 ↓↓(報告数15)
第5位《0》リンゴ病(報告数14)

 (矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の報告数は今週も引き続きゼロでした。





posted by YABOO!JAPAN at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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