2014年01月29日

BCG接種の個別化(2)

inj.jpg 曜日は「予防接種講座の日」。なぜなら予防接種に使うワクチンは液体()だから・・・。

 今週はこども診療所でのお勧めBCG接種時期についてのお話です。こども診療所ではすでに1月からBCGの個別接種を行っていますので参考になさって予約をして下さい。

 具体的な接種日などは後ほどご説明するとしてまずは、BCGについての一般的な予備知識を・・・。

 BCGはご承知のように結核を予防するワクチンです。結核菌を何代も何代も培養を続けて、ほとんど毒性がなくなった生きた結核菌(その名前の略がBCGというのです)を皮膚に植え付けます。この方法は日本独自のもので、BCG接種を行っている諸外国では注射による接種が行われています。

 ちなみに、BCGのBは細菌という意味のフランス語の頭文字、CとGはこの菌を作った2人のフランス人のお医者さんの名前の頭文字です。

 日本での方法を「管針法」と呼んでいますが、この方法は注射よりも接種した部位の副反応が少ないというメリットがある反面、たくさんの小さな接種痕が大人になっても残るので、外国人からは奇異の目で見られることもあります。

 だからといってなるべく目立たない部位に接種することは出来ません。決められた部位(上腕の外側)以外の場所に接種するとケロイドになったり、感染を起こしたりする危険性があるからです。

 現在BCGの接種は、生後3か月から1歳までの間に1回接種することになっています。この期間内でしたら定期接種として無料で接種を受けることが出来ます。この期間外は任意接種として有料になりますが、有効性と安全性を考えると生後3か月以前と1歳以降の接種は全くお勧めできません。必ず定期接種の期間内に接種を済ませてください。

 生後3か月から1歳までの中でも、生後5か月から8か月の間というのが標準的な接種期間として推奨されています。この期間内には6・7か月健診という全員が受けるべき健診が入っています。

 そこでこども診療所のお勧め接種時期は6・7か月健診の時に一緒にBCGを受けましょうということになります。

 「6か月健診まで待っても大丈夫?」とご心配な方には「大丈夫ですよ」としか申し上げようがありません。

 世の中「予防接種!予防接種!」と大騒ぎで保護者の皆さんをせき立てていますが、「ロタウイルスワクチン」の記事でもお話ししたように、現実はそんなに切羽詰まったものでもないのです。「自分は追い立てられていないか?」もう一度考え直して、それでも心配だとおっしゃる方は申し訳ありませんがこども診療所以外の医療機関で接種を受けて下さい。こども診療所では6・7か月健診の日にBCGの接種を受けるのがベストだと信じています。

 では、現在すでに8か月以上になっていてまだBCGの接種を受けていない場合はどうしましょう?

 世の中うまく出来ているもので、9・10か月健診というのがあります。この日に接種を受ければいいのです。

 ではさらに11か月になってしまってもまだBCGの接種を受けていない場合はどうしましょう?

 この場合には致し方ありません。ご予約の際に担当の者にその旨お話し下さい。必ず1歳の誕生日の前の日までに接種を受けられるようにいたします。

 こども診療所での乳幼児健診は毎週金曜日の午後1時30分・1時45分・2時と15分刻みでご予約を承っております。電話(03-5662-5055)でのご予約も可能です。

 予防接種はあせらずじっくり安全確実にexclamation×2






posted by YABOO!JAPAN at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所予防接種講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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