
インフルエンザは成人も2例からゼロに減少し、今週インフルエンザの報告はありませんでした。このような変動は流行の初期にはよく見られる減少ですので油断は禁物です。今後の動きに要注意です。
インフルエンザ以外では、先週2桁の減少を見せた感染性胃腸炎(-11例)が今週は(+30例)と減った分の3倍近くも増加しました。それ以外の疾患では報告数が2桁以上増減した疾患はありませんでした。
3大夏風邪のヘルパンギーナ、プール熱、手足口病は、今週はまた3疾患すべてが1桁台に後退しました。
今週報告数が2桁以上だった疾患は、ヘルパンギーナが1桁台に後退し、また感染性胃腸炎と溶連菌感染症の2疾患になってしまいました。
順位は次の通りです。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数118)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓(報告数18)
《 》内の数字は前週の順位、数字0は前週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は前の週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)
定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹と麻疹と百日咳の報告数は今週もすべてゼロでした。
水痘は10月1日から定期予防接種の対象になったため、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して報告がほとんどなくなるといいですね。