2007年05月21日

はしか(麻疹)ワクチンが足りない!

 関東地方のはしか(麻疹)は流行が広がりつつあります。予防にはワクチンの接種がもっとも効果的なのですが、希望者が殺到してワクチンが不足してきました。

 こども診療所でも、すでに予約をいただいている方の分を除くとあと数名分しかなく、薬品会社に発注をかけてもいつ入荷するかわからないという返事です。

 麻疹単独ワクチンが入手できなくなった場合には、昨年春から使われるようになった麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種しても麻疹単独ワクチンと同様の効果を得ることができます。しかし、MRワクチンは医療機関での購入価格が、麻疹単独ワクチンと風疹単独ワクチンの両方を別個に購入するよりも高く、そのためほとんどの医療機関では麻疹単独ワクチンの2倍の料金で接種しているようです。

 予防接種料金は各医療機関が独自に定めることになっていますが、約1万円(税別)の料金設定のところが多いようです。こども診療所でも10,500円(税込)で接種しています。

 ワクチンは製造ロット毎に必ず国の検定を受けなければ出荷できないようになっているため、製薬会社がフル稼働してワクチンを製造してもすぐに市場に出回るわけではありません。感染の危険が緊急にある方はMRワクチンの接種をしていただくしかないのですが、値段のことを考えると、医療サイドから是非とは言えないところがあります。


posted by YABOO!JAPAN at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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