2016年06月07日

感染症軒並み増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月23日から5月29日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 理由ははっきりしませんが、この観測集計の対象となっている疾患の多くが、前週からの1週間で軒並み増加しました。報告数や順位はともかく、増えた疾患名だけを列挙してみます。

 小児インフルエンザAプール熱溶連菌感染症感染性胃腸炎水痘手足口病リンゴ病ヘルパンギーナおたふくかぜと、観測対象となっている18疾患の半数に当たる9疾患が、数の多少はあれ増加しているのです。減少したのは突発性発疹だけで、他は先週以前から報告数ゼロが続いている疾患(麻疹百日咳など)です。

 これだけの疾患が同時に増えるというのは珍しいことです。

 その中で2桁の増加を見せたのは感染性胃腸炎(+26例)、溶連菌感染症(+12例)、リンゴ病(+11例)の3疾患で、他は1桁の増加です。2桁減少はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病が2桁の増加で当然報告数も2桁となり、おたふくかぜが1週間で2桁に復帰したため、先週より2疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数150)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数63)
第3位《0》リンゴ病 ↑↑(報告数17)
第4位《4》プール熱(報告数15)
第5位《0》おたふくかぜ(報告数12)
第6位《3》突発性発疹(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが10週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は2例増えて5例でした。


posted by YABOO!JAPAN at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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