2016年06月14日

感染性胃腸炎、夏場の増加続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月30日から6月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 前の週と打って変わって報告数の増減が少なくなりました。その中で感染性胃腸炎(25例増加)と溶連菌感染症(24例減少)の2疾患だけが大きく動いています。

 今までに何度もご説明いたしましたが、感染性胃腸炎というのは細菌やウイルスなどの感染によって起こる胃腸炎をまとめたもので、純粋に一つの疾患というわけではありません。小児の場合ほとんどがウイルス性の胃腸炎でノロウイルスやロタウイルスなどが流行する冬場と、胃腸に侵入しやすい風邪ウイルスが流行する夏場に報告数が増えますが、ウイルスの種類がとても多いですから、1年を通してほとんど常にトップクラスの報告数になっています。

 感染性胃腸炎(+25例)と、溶連菌感染症(-24例)以外に2桁の動きを見せた疾患はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、水痘が2桁に復帰したため、先週より1疾患多い7疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数175)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数39)
第3位《4》プール熱(報告数18)
第4位《3》リンゴ病(報告数14)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数11)
第5位《6》突発性発疹(報告数11)
第7位《0》水痘(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが11週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は5例増えて10例、また順位表に顔を出してしまいました。

posted by YABOO!JAPAN at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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