2016年09月13日

まだあった 夏休み効果

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月29日から9月4日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週は「夏よさらば」というタイトルで、三大夏風邪が減少したのは夏休み効果というより夏が終わったということだなどと申し上げてしまいましたが、2学期開始直後のこの週、私の予言は見事にはずれてしまいました。

 まずほとんどの疾患で報告数が増加しました。三大夏風邪もすべて増加しました。とくにヘルパンギーナは2桁の増加です。プール熱は報告数が2桁となり、順位表にカムバックしてしまいましたし、手足口病も報告数9例であと少しで2桁というところです。

 個別の疾患としては登録されていませんが、RSウイルス感染症も報告が増えているようです。

 減少したのは小児A型インフルエンザリンゴ病突発性発疹はやり目のわずか4疾患で、いずれも1桁の減少です。

 これら4疾患のうち小児A型インフルエンザは季節外れの散発的な発生ですから減って当然。突発性発疹は季節に関係なく年間を通して増減を繰り返しますから問題外。そうしますと本当に減ったと言えるのリンゴ病はやり目の2疾患だけとも言えそうです。

 リンゴ病は報告数がゼロになりました。はやり目は先週の7例から5例減って、葛西地区での2例のみとなりました。

 今週2桁以上の動き(増加)を見せた疾患は感染性胃腸炎(+12例)とヘルパンギーナ(+18例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、プール熱がわずか1週間で再び2桁台に復帰し、先週より1疾患多い4疾患でした。

 順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数97)
第2位《2》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数38)
第3位《3》溶連菌感染症(報告数28)
第4位《0》プール熱(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が7週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は先週より1例増えて報告数2でした。麻疹などと同様報告数ゼロが何週間も続くようになるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


posted by YABOO!JAPAN at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック