
先週同率首位だった手足口病と感染性胃腸炎は、手足口病の報告数が先週と変わらなかったのに対し、感染性胃腸炎の報告数が11例増加したため、今週は感染性胃腸炎が首位となりました。
インフルエンザは、先週小児も成人も報告数0となりましたが、今週は小松川地区で小児のインフルエンザが2例報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが、不気味な動きです。ご注意下さい。
このブログでもお伝えしているようにこども診療所でのインフルエンザ予防接種は10月10日から開始いたしました。
はやり目の報告数は先週2例でしたが、今週は5例増えて7例が報告されています。
それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。
手足口病と感染性胃腸炎の動きは既にお知らせしました。
手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナは微減で、報告数はまだ2桁を維持しています。プール熱もやはり微減で、報告数は1桁台のままです。
今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+11例)と溶連菌感染症(+11例)の2疾患でした。2桁減少した疾患はありませんでした。
この週2桁以上の報告数があったのは、先週と顔ぶれの同じ5疾患でした。
順位は次の通りです。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数94)
第2位《1》手足口病 →(報告数83)
第3位《3》溶連菌感染症 ↑↑(報告数39)
第4位《4》ヘルパンギーナ ↓(報告数17)
第5位《5》RSウイルス感染症 ↓(報告数15)
《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(↑は増加、↓は減少、→は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。14週連続になります。
水痘の報告数は4例増えて報告数6となりました。