
感染症各疾患の報告数はやや減少気味ですが、全体の流れとしてはあまり変動がありませんでした。
インフルエンザは、少数ながら今週も報告が出ています。先週は小松川地区で小児のインフルエンザが2例でしたが、今週は葛西地区と小岩地区と離れた地区から小児と成人合わせて3例が報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが、不気味な動きです。ご注意下さい。
このブログでもお伝えしているようにこども診療所でのインフルエンザ予防接種は10月10日から開始いたしました。
感染性胃腸炎と手足口病の首位争いには変動がありませんでした。
はやり目の報告数は先週より1例減って6例が報告されています。
それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。
感染性胃腸炎と手足口病の動きは既にお知らせしました。
手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナは減少を続けていますが、報告数はまだギリギリ2桁を維持しています。プール熱は増加し、報告数は2桁台となりました。
RSウイルス感染症はやや増加しています。
今週報告数が2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は手足口病(-10例)だけでした。
この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱が2桁に復帰して、先週より1疾患多い6疾患でした。
順位は次の通りです。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↓(報告数90)
第2位《2》手足口病 ↓↓(報告数73)
第3位《3》溶連菌感染症 ↑(報告数42)
第4位《5》RSウイルス感染症 ↑(報告数19)
第5位《4》ヘルパンギーナ ↓(報告数11)
第6位《0》プール熱 ↑(報告数10)
《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(↑は増加、↓は減少、→は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。15週連続になります。
水痘の報告数は1例減って報告数5となりました。