
感染症各疾患の報告数は今週も減少傾向が続いています。増加した疾患はリンゴ病の1疾患のみでした。
インフルエンザは、今週も報告が出ています。小岩地区で成人のA型が1例報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが不気味な動きです。ご注意下さい。
感染性胃腸炎と手足口病の首位争いは、手足口病が大幅に減少しましたが、順位は第2位を確保しています。
はやり目の報告数は先週と同じ6例が報告されています。
それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。
感染性胃腸炎と手足口病の動きは既にお知らせしました。
手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナもプール熱も減少して、両疾患とも報告数は1桁台となりました。
RSウイルス感染症は減少して報告数は1桁台になっています。
今週報告数が2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は手足口病(-26例)と溶連菌感染症(-15例)とRSウイルス感染症(-13例)の3疾患でした。
この週2桁以上の報告数があったのは、ヘルパンギーナとプール熱とRSウイルス感染症の3疾患が1桁台に復帰して、先週より3疾患少ない3疾患でした。
順位は次の通りです。
第1位《1》感染性胃腸炎 →(報告数90)
第2位《2》手足口病 ↓↓(報告数47)
第3位《3》溶連菌感染症 ↓↓(報告数27)
《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(↑は増加、↓は減少、→は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。16週連続になります。
水痘の報告数は3例減って報告数2となりました。