
* まず10月23日から29日までの集計です。
小児インフルエンザの報告が増え始めました。先週の報告数はゼロでしたが、A型とB型を合わせて9例が報告されています。報告数2桁に迫る勢いです。流行の先駆けかもしれません。成人インフルエンザはわずか1例ながら今週も報告が出ています。
三大夏風邪(手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱)は3疾患すべてが増加し、3疾患すべてが2桁の報告数に達しました。最早夏風邪といえる状況ではありません。
先週大幅に増加した感染性胃腸炎は、今週は減少に転じました。手足口病は11月だというのに2桁の増加です。
今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病(+14例)。2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-17例)でした。
この週2桁以上の報告数があったのは、ヘルパンギーナが2桁台に復帰して先週より1疾患多い5疾患でした。
順位は次の通りです。感染性胃腸炎の報告数はまだ3桁を維持しています。順位の変動はありませんでした。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数114)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑(報告数62)
第3位《3》手足口病 ↑↑(報告数37)
第4位《4》プール熱 ↑(報告数18)
第5位《0》ヘルパンギーナ ↑(報告数13)
《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(↑は増加、↓は減少、→は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。18週連続になります。
同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は4例減って報告数3になりました。
*続いて10月30日から11月5日までの集計です。
小児インフルエンザはさらに増えて報告数は18例と倍増しました。内訳はA型8例・B型10例となっています。流行期に入ったといえるでしょう。成人インフルエンザはA型2例・B型1例の3例が報告されています。
例年インフルエンザの流行初期はA型の報告が多く、B型は年が明けてから増えてくる傾向にあります。今年はA型とB型が混じってほぼ同時に流行期に入ったと言えるかもしれません。
三大夏風邪(手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱)は3疾患すべてが減少しましたが、3疾患すべてがまだ2桁の報告数を維持しています。
今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+10例)。2桁減少した疾患は手足口病(-13例)でした。
この週2桁以上の報告数があったのは、小児インフルエンザが2桁台に初登場して先週より1疾患多い6疾患でした。
順位は次の通りです。小児インフルエンザは初登場ながら第4位にランクされました。
第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数124)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓(報告数61)
第3位《3》手足口病 ↓↓(報告数24)
第4位《0》小児インフルエンザ ↑(報告数18)
第5位《4》プール熱 ↓(報告数12)
第6位《5》ヘルパンギーナ ↓(報告数10)
《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(↑は増加、↓は減少、→は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。
定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹と風疹と百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。19週連続になります。
同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数はまたまた4例増えて報告数7になってしまいました。