月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。よくあるケースですが、何日か熱が続いたあとのある朝やっと平熱に戻ります。「よかったよかった」と喜んでこどもを幼稚園に行かせたら、午後になって「熱が出たから迎えに来て欲しい」と電話がかかってきます。迎えに行って帰宅の途中私の診療所に寄ります。「朝熱がなかったので
「朝熱が下がっているのはアテになりません。人間は恒温動物とはいいますが、体温は1日の中で多少は変化します。基本的には朝低めで夕方に多少高くなります。その上がり方が1℃以内の場合は発熱とは言わないんです。人間の体温は朝低くて夜高い、それが健康パターンだと考えてください。さてそこで、病気の時の熱はどうかといいますと、1日中高熱が続いたり、1日の中で何回も上がったり下がったりする場合もありますし、また、朝は平熱近くまで下がるのに夜になると高熱になるというパターンを毎日繰り返す場合もあります。前者の場合は健康パターンではなくなっていますから病気としてもそれなりにしっかりしている、あるいはけっこうやっかいな病気のこともあります。一方後者の場合に、たとえば平熱が36.5℃ぐらいの子が朝37.8℃で夜39.3℃になったというケースで考えてみましょう。
まず朝の体温ですが、平熱より1℃以上高いですから、この時点ですでに発熱していると言えます。さらに夜までに1℃以上高くなっていますからこれも確実に発熱の状態です。でも、熱が朝低くて夜高いというのはパターンでいえば健康パターンです。熱が健康パーターンであれば、熱の高さはどうあれ、そんなに重大な病気ではないと考えられます。もちろんそれは病気の重さの問題であって、高熱でお子さんが苦しくつらい思い
さて、このお子さんがある朝熱を測ったら36.8℃だったとします。平熱より1℃未満高いだけですから熱が下がったと言えないことはありません。しかし夜になって再び38.0℃になったら朝より1℃以上高い、つまりまだ発熱状態にあるということになります。だから朝の体温だけで熱が下がったとは言い切れないのです。」
さらに私は続けます。「熱の一日は午後6時に始まる、と考えてください。そう考えれば前の晩に熱のあった子は朝たとえ平熱であってもまだ熱のある一日の中にいるということになります。朝
でもね。朝は普通だったら一日の始まり。その朝に平熱だったら幼稚園でも保育園でも行かせたくなりますよね。その気持ちはよ〜くわかりますが、行かせるかどうか決める際にはどうぞ前の晩の熱の具合を振り返ってみてください。


