
今日は、どうしても今日以外は都合がつかないという来客があり、将棋会館の駒落ち教室(正式にはビギナーズセミナーといいます)をお休みしてしまいましたので、掲載できるのは先週の駒落ち教室での指導対局の棋譜です。先週は詰め将棋だけでしたが、今週は指導対局の棋譜だけです。
それでは先週の指導対局の棋譜です。
△3二金▲7六歩△5二玉▲2六歩△6二銀▲2五歩△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛△7二金▲2八飛△5四歩▲3八銀△5三銀▲2七銀△4四歩▲2六銀△4三玉▲1六歩△3四歩▲3六歩△3三桂▲3七桂△4五桂▲同桂△同歩▲1五銀△4四銀▲2四銀△2三歩▲3五桂△同歩▲同銀△5五銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三銀▲3四銀△同銀▲2一飛成△6五桂▲5八金右△4六歩▲同歩△同銀▲1一角成△5七桂成▲4一龍△4二金▲4四歩△5三玉▲8一龍△4七桂▲4九玉△3七銀打まで57手にて時間切れ引き分け
結果は引き分けなのですが、私のほうには次に打つ手がなく、先生のほうは詰めろをかけてきていますので、実質的には私の負け

序盤は最近の進行通りで上手の△3三桂に対して私も△3七桂と跳ね、2筋での戦いになるかと思いきや、上手はなんと


ここで一段落して自玉の守りを固めるか、はたまたこのまま戦いに突入するかをまず考えました。何となく上手の2筋が弱そうに見えたからです。しばらく考えてから、前回先生に「がんがん攻めてくる棋風」と言われたので攻めていこうと決めました。しかし攻め筋がなかなか見つかりません。さらに長考を続け指した手が本譜の▲2四銀です。思惑通り飛車が成り、角も成って、さあ敵玉に迫ろうとしても齣が足りません。飛車角は成ったけれどその間に駒損をしすぎました。そうこうするうちに上手から攻められあっという間に詰めろをかけられてしまいました。
局後の指導:長考の場面はまさに考えどころだったそうです。下手から多少乱暴な手で攻めても、駒落ちのハンディを利して攻め込めそうだったそうです。先生も△4五桂はまずかったかなと一瞬思ったほどだったそうです。しかしここで指した▲2四銀が敗着で本譜のような結果になってしまいました。自分でもわかっていたように、飛車角が成るための駒損が大きすぎたそうです。しかもそこで損した駒を打たれて詰めろをかけられてしまったのですからダブルパンチ



▲2四桂に対して△3三金以外の手だと上手はもっとひどいことになるというのをすべて解説していただきましたがここでは省略します。
あ〜あ、折角勝負所で長考したのにな〜。なんで▲2四桂を思いつかなかったんだろう?
