2017年04月17日

こどもの発熱 ーからだは熱いけど手足が冷たいー

clinic.jpg 月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

「熱が39.2℃あるんでからだは熱いんですけど、手足が冷たくなってるんです。手袋とか靴下をしたほうがいいんでしょうか?」
赤ちゃんや年齢の低いお子さんではよくこういうことが起こります。私の答はこうです。「あまり冷たくてかわいそうだったら手袋とか靴下をしてもいいですけど、熱を下げてあげると手足は温かくなりますよ。」
質問なさった方は訳がわからず一瞬目が点になります。もちろん私はきちんとフォローします。

「熱が高くなると心臓の拍動は早くなるんです揺れるハート。そうすると手足が冷たくなるんですけど、そう言われたってわかりませんよね。ではゴムボールで考えてみましょう。ゴムボールに1カ所穴を開けて水を入れます。ゴムボールをギュッと握って水を飛ばすとき、力を入れてギュ〜〜〜ッと握れば遠くまで水が飛びますねあせあせ(飛び散る汗)。でもキュッキュッキュと頻繁に握ったのでは水は遠くまで飛びませんよねバッド(下向き矢印)。心臓もそうなんです。通常の早さでギューッギューッギューッ黒ハートと動いているときには血液が勢いよく送り出されるのでからだのすみずみまで血液が十分に送られるんです。ところが熱が高くなって心臓の動きが速くなると心臓のちぢみかたはキュッキュッキュ揺れるハートになってしまって1回に送り出される血液のパワーが落ちて、手足の先みたいに心臓から最も遠いところまで十分な血液が届かないんです。だから色が悪くさわると冷たいという現象が起きてしまうんですね。熱が下がれば心臓の動きが遅くなってギューッギューッギューッ黒ハートになりますから手足の先まで血液が届き温かくなってくるんです。」

 言葉だけではこの辺のニュアンスは伝えにくいので、私は身振り手振りを交えて説明します。「は〜あ、な・る・ほ・ど」と納得していただいたところで、「熱を下げるというのは熱を逃がすことなんですよ。」と私の持論につなげていくのは当然のことです。この持論の詳しいことは3月20日と3月27日の「こども診療所医学講座」をご覧下さい。



posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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