
情報源は、江戸川区が定点観測地点に指定している区内31箇所の医療機関から、毎週報告される患者数の集計です。1週間遅れで一般の医療機関に配布されますのでリアルタイムではありませんし、すべての医療機関からの報告ではありませんので実際の患者数ではありませんが、はやっている病気の流れをつかむには十分な情報です。
今回お知らせする情報は2月18日から24日にかけての患者数報告からのものです。それによりますと、
(1)インフルエンザは前の週から引き続いて減少傾向にあります。
(2)感染性胃腸炎は現在江戸川区でもっともはやっている(患者数が多い)病気です。ウイルスの種類が多いのでこうなるのでしょう。患者数は前の週に続いて増加傾向ですが、増加率は前の週に比べて15%程度です。
(3)溶連菌感染症が増加傾向にあります。増加率が前週比50%と高率で増えていますので要注意です。
溶連菌感染症については来週のヤブログ医学講座(月曜日掲載)で詳しく説明いたします。