2008年05月02日

ラフマニノフ −ある愛の調べ−

rach31.jpg 音楽好きな相棒に付き合って映画「ラフマニノフ」を観てきました。ラフマニノフといえばピアノ協奏曲第2番、それしか知らない私でした。天才と呼ばれた幼少期、いくつかの恋、天才であるが故の挫折と苦悩、そしてその天才の苦悩を支える女性。芸術家を主人公にした映画のお決まりの展開で映画は進みます。全編ロシア語セリフのロシア映画です。

top_main.jpg この映画の原題は「ライラック」というんだそうです。ライラックは「リラ」とも呼ばれますがそれは「Lilacs」を英語読みするかフランス語読みするかの違いです。日本語読みすると「リラックス」。そんなわけはありません。冷涼地を好むライラックは日本では札幌市の花となっています。さっぽろライラックまつりは有名ですね。今年は右の写真の日程で開かれるそうです。白を基調にしてピンクや薄むらさきがかった房状の花は控えめでいてゴージャスという感じですね。香りもとてもよくて、香水にもなるそうです。

lilac4.jpg このライラックがどうやらラフマニノフの原体験というか原風景のようで、アメリカへの亡命後、演奏会の大成功と裏腹に苦悩を深め、ついには演奏不能の危機に陥ってしまったラフマニノフのもとにある日届けられたライラックの花束。この花によって心和んだラフマニノフは再び演奏活動を続けられるようになり、ライラックは演奏会のたびごとに届けられるようになるのです。果たしてその贈り主は???

 ま、その辺がこの映画の主題といったところでしょうか。

 ところでこの映画は、アメリカ亡命後のラフマニノフが中心になっていますが、米露合作ではないらしくて全編ロシア語セリフです。アメリカでの興行主もロシア語だし、新聞記者も全員ロシア語で質問するし、ロサンゼルスの路地裏の花屋のおばちゃんまでロシア語をしゃべっているのには笑えちゃいました。

piano.jpg それから、「ライラック」という原題から想像すれば作った側は音楽映画として作ったのではないなと思えるのですが、「ラフマニノフ」という題を聞けばたいていは全編これ音楽って思いますよね。「アマデウス」なんかモーツァルトであふれかえってましたもんね。そういう意味では音楽不足がサービス不足に感じられて、見終わったあとがイマイチ物足りない感じでした。

 その割にはすごい人気で、特に女性客が多かったです。ラフマニノフの音楽の優美さゆえでしょうかね。


posted by YABOO!JAPAN at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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