2008年05月01日

秩父のおっぱい観音

bookmark.jpg 秩父札所めぐりの中のあるお寺に赤ちゃんにおっぱいを飲ませている観音様があるという話は、15年以上前から知っていました。埼玉県で母子保健のボランティア活動をなさっている女性の方が、私のおっぱい人形コレクションを知って教えてくださったのです。

nra.jpg 一度は行って見てみたいと思いつつ今日まで来てしまったのですが、このブログでご紹介するコレクションがなくなってしまったので、新しいネタ探しのつもりで行ってきました。

 午前10時30分池袋発西武特急ニューレッドアロー号で約1時間半、秩父の玄関口である西武秩父駅に到着しました。どこのお寺に目的のおっぱい観音が安置されているのかは事前に調べてありましたが、それだけではもったいないので、橋立の鍾乳洞も訪ねてみることにしていました。まずはそちらへ向かったのですが、その話はまた後日。

kinshoji.jpg 秩父鉄道秩父駅近くのラーメン屋で濃厚なとんこつラーメンを食べてから、西武観光バス(路線バスです)の西武秩父発定峰行きに乗り込み、約15分後に目的の金昌寺バス停に到着します。バスを降り、田舎道を約5分歩くと写真のように大わらじを飾ってある金昌寺の山門に着きます。

kan-non1.jpg 目指すおっぱい観音は正しくは「慈母観音」といい、本堂の横に安置されてあり、自由に触ることができます。本堂の中には室町時代の作といわれるご本尊の十一面観音が安置されていて、この慈母観音はご本尊ではありません。

kan-non2.jpg 寛政四年(1792)江戸の吉野家半左衛門の寄進といわれています。半左衛門夫婦は本尊の十一面観音のご利益でこどもを授かり、大切に育てていましたが、かわいそうなことにこどもは幼くして病死してしまいます。あの世で十分におっぱいが飲めるようにと、半左衛門が江戸の彫師に彫らせた石像を寄進したと伝わっているそうです。

 観音様が乳首をあらわにして赤ちゃんに乳を含ませるなんてことはどの仏教説話にもないでしょうが、この観音様の顔は幼ささえ感じさせる優しい表情をしています。どこか広隆寺の阿弥陀如来像に通じるものがあるように思えます。


 金昌寺は子育て祈願のお寺ということで、境内にはこどもを抱いた、あるいは回りでこどもたちが遊んでいるようなお地蔵様が何体かありました。
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hanga3.jpg また、慈母観音の周りにはそっくりに作られたミニチュアが納められていましたので、納経所で入手できるのか尋ねたところ、制作者が亡くなってしまって今では入手できなくなってしまったとのことでした。

ema1.jpg 仕方がないので、慈母観音の絵馬(写真左)と版画(写真右)をヤブログコレクションに加えることにしました。さすがに絵馬を、こども診療所に飾るわけにはいきませんが、版画の方はそのうち額装してからご覧いただけると思います。


posted by YABOO!JAPAN at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤブログコレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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