
感染症全体としてはほぼ横ばい状態です。第1位から第3位までは感染性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘で先週と変わりませんが、感染性胃腸炎と溶連菌感染症がともに微減したのに対し、水痘は倍増していて、先週とまったく逆の傾向を見せています。
報告数二桁の疾患(感染性胃腸炎は三桁)は、先週加わった、プール熱(第4位)と突発性発疹(第6位)に、今週は一つ、手足口病が加わり、順位も第5位に登場しました。
プール熱は今週も増加中、はやり目は横ばいですが、新たにヘルパンギーナも報告されるようになりました。
プール熱、ヘルパンギーナ、手足口病を三大夏カゼと呼ぶことがあります。どれも夏場にはやるウイルス性の風邪ですので、感染症もすっかり夏模様に衣替えしたようです。
定期予防接種の対象となっている病気としては麻疹と風疹と百日咳が先週はそれぞれ1例ずつ報告されていましたが、今週の報告数はすべてゼロでした。