2017年12月15日

小児インフル報告数100例突破

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の11月27日から12月3日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。



 先週1週間で報告数が50例近く増加した小児インフルエンザは今週も30例以上の報告数の増加を見せ、トータルの報告数は100例丁度となりました。A型とB型の比率は先週がA型47例・B型21例、今週がA型71例・B型29例で比率はほとんど変わっていません。今シーズンも例年通りしばらくA型優位で流行が続くものと思われます。

 成人インフルエンザはA型18例・B型9例の27例が報告されています。こちらもA型とB型の比率は先週とほぼ同じでA型優位です。

 感染性胃腸炎も増加を続けています。ノロウイルスによるものも散見されますが、感染性胃腸炎というのは、感染性病原体(細菌やウイルスなど)によって起こる胃腸炎の総称ですので、広い意味では食中毒も感染性胃腸炎と言えないこともありません。でも普通感染性胃腸炎というとウイルス性胃腸炎のことを指します。ウイルスの種類はたくさんあります。その中の一つがノロウイルスというわけです。毎年今頃から年明けにかけて大流行を繰り返しています。うがい・手洗いによる予防がとても重要です。

 さらに溶連菌感染症も増加を続け、こちらの報告数も100例を突破しました。溶連菌感染症の報告数が100例を突破するのは大流行と言えます。

 先週1桁の報告数に減少したRSウイルス感染症は今週2桁台の報告に復帰しました。まだまだ本格的な流行期が続きますので、1歳未満の小さいお子さんでは厳重な警戒が必要です。発熱とゼイゼイいう咳き込みが出たらなるべく早く小児科を受診しましょう。

 はやり目の報告数は先週とほぼ同数でした。この季節にはやり目の報告があること自体要注意です。

 季節外れの三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)の生き残り(?)プール熱は今週も2桁の報告数を維持しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は小児インフルエンザ(+32例)、感染性胃腸炎(+25例)、溶連菌感染症(+23例)、成人インフルエンザ(+10例)の4疾患でした。2桁減少した疾患はありませんでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、RSウイルス感染症が2桁に復帰して、先週より1疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りで、トップ3は先週と変わりありませんでした。トップ3の報告数はすべて3桁になりました。インフルエンザが小児・成人共に上位を覗っています。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数262)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数107)
第3位《3》小児インフルエンザ ↑↑(報告数100)
第4位《4》成人インフルエンザ ↑↑(報告数27)
第5位《4》プール熱(報告数17)
第6位《0》RSウイルス感染症(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
 赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
 報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。24週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は今週は1例減って報告数は7例になりましたが、定期接種対象の疾患がこれだけ報告されるというのは望ましいことではありません。予防接種を受けずに大きくなってしまったお子さんの間での感染なのでしょうが、定期接種の対象疾患は一日も早く感染症の順位表に顔を出さないように、さらに言えば報告数ゼロの行進が続くようになってほしいものです。


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2017年12月08日

感染性胃腸炎激増!!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の11月27日から12月3日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 感染性胃腸炎が激増しました。報告数が1週間で100例近く増加しました。ノロウイルスによるものも散見されますが、感染性胃腸炎というのは、感染性病原体(細菌やウイルスなど)によって起こる胃腸炎の総称ですので、広い意味では食中毒も感染性胃腸炎と言えないこともありません。でも普通感染性胃腸炎というとウイルス性胃腸炎のことを指します。ウイルスの種類はたくさんあります。その中の一つがノロウイルスというわけです。毎年今頃から年明けにかけて大流行を繰り返しています。うがい・手洗いによる予防がとても重要です。

 先週わずかに減少した小児インフルエンザも大幅な増加を見せています。こちらは1週間で報告数が50例近く増加しました。先週はA型15例・B型8例でA型とB型の比率が逆転しましたが、今週はA型47例・B型21例でA型がB型の2倍以上に増えました。今シーズンも例年通りしばらくA型優位で流行が続くものと思われます。

 成人インフルエンザはA型11例・B型6例の17例が報告されています。こちらもA型優位がはっきりしてきました。

 先週2桁の報告数だったRSウイルス感染症は今週1桁台の報告に後退しましたが、まだまだ本格的な流行期が続きますので、1歳未満の小さいお子さんでは厳重な警戒が必要です。発熱とゼイゼイいう咳き込みが出たらなるべく早く小児科を受診しましょう。

 はやり目はさらに減少しましたが、この時期にはやり目の報告があること自体要注意です。

 季節外れの三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)は手足口病がついに1桁台に減少し、残るはプール熱だけとなりましたが、2桁の報告数を維持しています。むしろ増加傾向です。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+82例)、小児インフルエンザ(+45例)、溶連菌感染症(+18例)の3疾患でした。2桁減少した疾患は手足口病(-10例)1疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、成人インフルエンザの報告数が2桁に達しましたが、手足口病水痘RSウイルス感染症と3疾患の報告数が一挙に1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない5疾患でした。

 順位は次の通りで、トップ3は先週と変わりありませんでした。インフルエンザが小児・成人共に順位表に顔を揃えました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数237)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数84)
第3位《3》小児インフルエンザ ↑↑(報告数68)
第4位《6》プール熱(報告数17)
第4位《0》成人インフルエンザ(報告数17)

 《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
 赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
 報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。23週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は今週は2例減って報告数は1桁の8例になりましたが、定期接種対象の疾患がこれだけ報告されるというのは望ましいことではありません。予防接種を受けずに大きくなってしまったお子さんの間での感染なのでしょうが、定期接種の対象疾患は一日も早く感染症の順位表に顔を出さないように、さらに言えば報告数ゼロの行進が続くようになってほしいものです。


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2017年12月01日

小児インフルA型増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の11月20日から11月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 小児インフルエンザの報告数は23例で5例の減少となりましたが、先週A型5例・B型23例だったA型とB型の比率は、今週A型15例・B型8例となり、A型とB型の比率が逆転しました。例年通りであれば、このままA型優位で流行が続くものと思われます。
 成人インフルエンザはA型4例・B型5例の9例が報告されていて、先週のA型2例・B型5例に比べるとわずかに増加していますが、ほとんど横ばいといっていいでしょう。

 感染性胃腸炎は大幅に減少しましたが、それでも報告数は3桁を維持しています。これから冬の流行期に向けて、インフルエンザ同様、うがい・手洗いによる予防が大切です。

 先週2桁の報告数だったRSウイルス感染症はやり目は共に減少しました。はやり目は1桁台の報告に後退しましたが、RSウイルス感染症は2桁を維持しています。これから本格的な流行期に向かいますので、1歳未満の小さいお子さんでは厳重な警戒が必要です。発熱とゼイゼイいう咳き込みが出たらなるべく早く小児科を受診しましょう。

 季節外れの三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)はヘルパンギーナが1桁台のまま横ばい、他の2疾患は減少をしているものの共に2桁の報告数を維持しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-12例)1疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、はやり目の報告数が1桁台に後退しましたが、水痘の報告数が2桁に達してしまったため、先週と同じ7疾患でした。

 順位は次の通りで、先週と比べて大きな変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数155)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数66)
第3位《3》小児インフルエンザ(報告数23)
第4位《4》手足口病(報告数17)
第5位《6》RSウイルス感染症(報告数13)
第6位《5》プール熱(報告数11)
第7位《0》水痘(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
 赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
 報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。22週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は今週は連続で増加し、4例増えて報告数は2桁の10例になってしまいました。定期接種になってからまだ日が浅く、予防接種を受けずに大きくなってしまったお子さんの間での感染なのでしょうが、定期接種の対象疾患は一日も早く感染症の順位表に顔を出さないように、さらに言えば報告数ゼロの行進が続くようになってほしいものです。


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2017年11月28日

小児インフル流行本格化/RSウイルスにも注意

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の11月13日から11月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 小児インフルエンザの報告数は28例となり、大幅に増加しました。本格的な流行期に突入したと思われます。A型とB型の比率は、A型5例・B型23例で、相変わらずB型の比率が高いのですが、B型23例のうち20例は中央地区での発生です。江戸川区全体としてはA型もB型も同じように発生しているのではないでしょうか。成人インフルエンザはA型2例・B型5例の7例が報告されていて、先週よりB型が1例増えましたが、ほとんど横ばいといっていいでしょう。

 感染性胃腸炎も大幅に増加しました。これから冬の流行期に向けて、インフルエンザ同様、うがい・手洗いによる予防が大切です。

 秋口の流行から一時報告数の減少を見せていたRSウイルス感染症も今週大幅な増加を見せています。これから本格的な流行期に向かいますので、1歳未満の小さいお子さんでは厳重な警戒が必要です。発熱とゼイゼイいう咳き込みが出たらなるべく早く小児科を受診しましょう。

 はやり目は今週も2桁の報告数でした。この時期にはやり目の報告数が2桁になるのは季節外れともいえます。

 季節外れといえば、三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)はヘルパンギーナが1桁台に後退しましたが、他の2疾患は相変わらず2桁の報告数を維持しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+37例)、RSウイルス感染症(+14例)、小児インフルエンザ(+11例)の3疾患、2桁減少した疾患は溶連菌感染症(-10例)1疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、RSウイルス感染症が2桁台に登場しましたが、ヘルパンギーナの報告数が1桁台に後退したため、先週と同じ7疾患でした。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザが上位に進出してきました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数167)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数60)
第3位《4》小児インフルエンザ ↑↑(報告数28)
第4位《3》手足口病(報告数25)
第5位《5》プール熱(報告数17)
第6位《0》RSウイルス感染症 ↑↑(報告数16)
第7位《7》はやり目(報告数12)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。21週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は今週は3例増えて報告数6例になりました。このところ毎週4例ずつの増減を繰り返していましたが、今週は3例の増加でした。


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2017年11月17日

感染症増加傾向だが動きは小さい

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の11月6日から11月12日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


タイトルにも示したように、感染症全体としては増加傾向にありますが、各疾患の増減幅は小さい状態です。


 小児インフルエンザは1例減って報告数は17例となりましたが、先週A型8例・B型10例だったのが、今週はA型1例・B型16例で、B型の比率が高まっています。成人インフルエンザはA型2例・B型4例の6例が報告されています。例年に比べてB型の流行が早いのは先週申し上げた通りです。

 三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)は相変わらず3疾患すべてがまだ2桁の報告数を維持しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患も2桁減少した疾患もありませんでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、はやり目が2桁台に初登場して先週より1疾患多い7疾患でした。はやり目の報告数が2桁になるのは珍しいことです。注意が必要でしょう。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑(報告数130)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数70)
第3位《3》手足口病(報告数21)
第4位《4》小児インフルエンザ(報告数17)
第5位《5》プール熱(報告数14)
第6位《6》ヘルパンギーナ(報告数12)
第7位《0》はやり目(報告数10)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。20週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は今週は4例減って報告数3になりました。このところ毎週4例ずつの増減を繰り返しています。


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2017年11月10日

2週間分の感染症情報です

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の10月23日から10月29日までの集計結果と10月30日から11月5日までの集計結果を別々に続けて掲載いたします。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。




* まず10月23日から29日までの集計です。

 小児インフルエンザの報告が増え始めました。先週の報告数はゼロでしたが、A型とB型を合わせて9例が報告されています。報告数2桁に迫る勢いです。流行の先駆けかもしれません。成人インフルエンザはわずか1例ながら今週も報告が出ています。

 三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)は3疾患すべてが増加し、3疾患すべてが2桁の報告数に達しました。最早夏風邪といえる状況ではありません。

 先週大幅に増加した感染性胃腸炎は、今週は減少に転じました。手足口病は11月だというのに2桁の増加です。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病(+14例)。2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-17例)でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、ヘルパンギーナが2桁台に復帰して先週より1疾患多い5疾患でした。

 順位は次の通りです。感染性胃腸炎の報告数はまだ3桁を維持しています。順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数114)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数62)
第3位《3》手足口病 ↑↑(報告数37)
第4位《4》プール熱(報告数18)
第5位《0》ヘルパンギーナ(報告数13)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。18週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数は4例減って報告数3になりました。


*続いて10月30日から11月5日までの集計です。

 小児インフルエンザはさらに増えて報告数は18例と倍増しました。内訳はA型8例・B型10例となっています。流行期に入ったといえるでしょう。成人インフルエンザはA型2例・B型1例の3例が報告されています。

 例年インフルエンザの流行初期はA型の報告が多く、B型は年が明けてから増えてくる傾向にあります。今年はA型とB型が混じってほぼ同時に流行期に入ったと言えるかもしれません。

 三大夏風邪(手足口病ヘルパンギーナプール熱)は3疾患すべてが減少しましたが、3疾患すべてがまだ2桁の報告数を維持しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+10例)。2桁減少した疾患は手足口病(-13例)でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、小児インフルエンザが2桁台に初登場して先週より1疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザは初登場ながら第4位にランクされました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数124)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数61)
第3位《3》手足口病 ↓↓(報告数24)
第4位《0》小児インフルエンザ(報告数18)
第5位《4》プール熱(報告数12)
第6位《5》ヘルパンギーナ(報告数10)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区内全医療機関からの報告数ではありません。大雑把に見て区内全域ではここに示した報告数の約10倍の疾患が発生しているとお考え下さい。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。19週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患である水痘の報告数はまたまた4例増えて報告数7になってしまいました。


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2017年10月31日

感染性胃腸炎・溶連菌感染症急増!!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の10月16日から10月22日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 感染症各疾患の報告数は今週やや増加しました。全体の報告数で約70例増えましたが、その増加数は感染性胃腸炎溶連菌感染症の増加を足した数とほぼ同じでした。この2疾患が急増しています。プール熱も2桁の増加を見せています。

 インフルエンザは、今週も報告が出ています。成人のA型が葛西地区と鹿骨・東部地区でそれぞれ1例ずつ報告されています。
 先週春江地区の小学校で、今シーズン初の学級閉鎖が出ました。その小学校にインフルエンザを持ち込んだ生徒さんが感染を受けたのは東京ディズニーシーであることが強く疑われており、しかもB型であったことから、江戸川区内で発生したインフルエンザの集団発生とは考えにくいと思います。夏から続いているインフルエンザの報告でB型はまだ1例しか報告されていません。従ってまだ江戸川区内での流行は始まっていないと言えそうですが不気味な動きです。ご注意下さい。

 はやり目の報告数は先週より1例増えて7例が報告されています。
 RSウイルス感染症も報告数は1桁台ながら微増となっています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 感染性胃腸炎溶連菌感染症の急増により報告数ランキング上位陣に順位の変動が出ています。手足口病が大幅に減少し、溶連菌感染症と順位が入れ替わりました。

 手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナはほぼ横ばいで1桁のまま、プール熱は増加して報告数はまた2桁台となりました。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+41例)と溶連菌感染症(+32例)とプール熱(+10例)の3疾患、2桁減少した疾患は手足口病(-24例)の1疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱が2桁台に復帰して先週より1疾患少多い4疾患でした。

 順位は次の通りです。感染性胃腸炎の報告数は3桁の大台に乗りました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数131)
第2位《3》溶連菌感染症 ↑↑(報告数59)
第3位《2》手足口病 ↓↓(報告数23)
第4位《0》プール熱(報告数16)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。17週連続になります。

 同じ定期接種の対象疾患でありながら水痘の報告数は5例増えて報告数7となってしまいました。

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2017年10月24日

感染症全体の減少続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の10月9日から10月15日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 感染症各疾患の報告数は今週も減少傾向が続いています。増加した疾患はリンゴ病の1疾患のみでした。

 インフルエンザは、今週も報告が出ています。小岩地区で成人のA型が1例報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが不気味な動きです。ご注意下さい。

 感染性胃腸炎手足口病の首位争いは、手足口病が大幅に減少しましたが、順位は第2位を確保しています。

 はやり目の報告数は先週と同じ6例が報告されています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 感染性胃腸炎手足口病の動きは既にお知らせしました。

 手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナプール熱も減少して、両疾患とも報告数は1桁台となりました。

RSウイルス感染症は減少して報告数は1桁台になっています。

 今週報告数が2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は手足口病(-26例)と溶連菌感染症(-15例)とRSウイルス感染症(-13例)の3疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、ヘルパンギーナプール熱RSウイルス感染症の3疾患が1桁台に復帰して、先週より3疾患少ない3疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 →(報告数90)
第2位《2》手足口病 ↓↓(報告数47)
第3位《3》溶連菌感染症 ↓↓(報告数27)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。16週連続になります。

 水痘の報告数は3例減って報告数2となりました。


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2017年10月17日

感染症減少気味だが全体は変動少ない

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の10月2日から10月8日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 感染症各疾患の報告数はやや減少気味ですが、全体の流れとしてはあまり変動がありませんでした。

 インフルエンザは、少数ながら今週も報告が出ています。先週は小松川地区で小児のインフルエンザが2例でしたが、今週は葛西地区と小岩地区と離れた地区から小児と成人合わせて3例が報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが、不気味な動きです。ご注意下さい。

 このブログでもお伝えしているようにこども診療所でのインフルエンザ予防接種は10月10日から開始いたしました。

 感染性胃腸炎手足口病の首位争いには変動がありませんでした。

 はやり目の報告数は先週より1例減って6例が報告されています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 感染性胃腸炎手足口病の動きは既にお知らせしました。

 手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナは減少を続けていますが、報告数はまだギリギリ2桁を維持しています。プール熱は増加し、報告数は2桁台となりました。

RSウイルス感染症はやや増加しています。

 今週報告数が2桁増加した疾患はありませんでした。2桁減少した疾患は手足口病(-10例)だけでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱が2桁に復帰して、先週より1疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓(報告数90)
第2位《2》手足口病 ↓↓(報告数73)
第3位《3》溶連菌感染症(報告数42)
第4位《5》RSウイルス感染症(報告数19)
第5位《4》ヘルパンギーナ(報告数11)
第6位《0》プール熱(報告数10)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。15週連続になります。

 水痘の報告数は1例減って報告数5となりました。


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2017年10月13日

インフル報告続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の9月25日から10月1日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週同率首位だった手足口病感染性胃腸炎は、手足口病の報告数が先週と変わらなかったのに対し、感染性胃腸炎の報告数が11例増加したため、今週は感染性胃腸炎が首位となりました。

 インフルエンザは、先週小児も成人も報告数0となりましたが、今週は小松川地区で小児のインフルエンザが2例報告されています。まだまだ流行と言えるような数ではありませんが、不気味な動きです。ご注意下さい。

 このブログでもお伝えしているようにこども診療所でのインフルエンザ予防接種は10月10日から開始いたしました。

 はやり目の報告数は先週2例でしたが、今週は5例増えて7例が報告されています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 手足口病感染性胃腸炎の動きは既にお知らせしました。

 手足口病以外の三大夏風邪では、ヘルパンギーナは微減で、報告数はまだ2桁を維持しています。プール熱もやはり微減で、報告数は1桁台のままです。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+11例)と溶連菌感染症(+11例)の2疾患でした。2桁減少した疾患はありませんでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、先週と顔ぶれの同じ5疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数94)
第2位《1》手足口病(報告数83)
第3位《3》溶連菌感染症 ↑↑(報告数39)
第4位《4》ヘルパンギーナ(報告数17)
第5位《5》RSウイルス感染症(報告数15)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。14週連続になります。

 水痘の報告数は4例増えて報告数6となりました。


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2017年10月03日

同率首位!(手足口病と感染性胃腸炎)

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の9月18日から9月24日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週猫の目首位と申し上げた手足口病感染性胃腸炎が、今秋は報告数同数で首位を分けあいました。どちらも1桁の減少なのですが、ちょっとした違いの偶然で報告数が同数となりました。

 各疾患の報告数は減少一色(不変を含む)で、増加と言えるかどうか微妙ですが、プール熱がわずか1例増加しただけです。

 インフルエンザは、小児も成人も報告数0となりましたが、メディアでも報道されているように今年のインフルエンザの流行はいつもの年より早そうですので油断は出来ません。

 はやり目の報告数は2例でした。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 手足口病感染性胃腸炎の動きは既にお知らせしました。

 三大夏風邪では、ヘルパンギーナは2桁の減少で報告数としては半減しました。プール熱は1例増加のほぼ横ばいで、報告数は1桁台のままです。

 今週報告数が2桁減少した疾患はRSウイルス感染症(-20例)、ヘルパンギーナ(-19例)、リンゴ病(-14例)の3疾患でした。2桁増加した疾患はありませんでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、先週一緒に2桁入りしたリンゴ病水痘があっというまに1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない5疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》手足口病(報告数83)
第1位《2》感染性胃腸炎 ↓(報告数83)
第3位《5》溶連菌感染症(報告数28)
第4位《3》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数19)
第5位《4》RSウイルス感染症 ↓↓(報告数17)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
赤い矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。13週連続になります。

 水痘の報告数は8例減って報告数2となりました。


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2017年09月26日

猫の目首位(感染性胃腸炎と手足口病の激戦?)

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の9月11日から9月17日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 前回の集計が連休で遅れて届いたため、一昨日掲載したばかりですが、もう次の集計です。わずか1週間の違いでまたもや首位が入れ替わりました。このところ首位が猫の目のように変わっています。感染性胃腸炎手足口病の激戦ともいえますが、むしろ泥仕合と呼んだほうがいいかもしれません。

 感染性胃腸炎手足口病、どちらも減少しているのですが、感染性胃腸炎が2桁の減少だったのに対して手足口病は1桁の減少だったため、またまた首位が入れ替わりました。

 各疾患の報告数は増えたり減ったりで一定していません。季節の変わり目の特徴でしょうか?

 インフルエンザは、小松川地区で小児(A型)が1例と中央地区で成人(B型)が1例報告されています。8月から続くインフルエンザ発生の中でB型が報告されたのは初めてです。やはりこの秋以降の流行の先駆けなのかもしれません。

 はやり目は今週もさらに減少し3例が報告されています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 手足口病感染性胃腸炎の動きは既にお知らせしました。

 三大夏風邪では、ヘルパンギーナは1桁ながら増加に転じました。一方、プール熱は減少して報告数1桁台に後退しました。

 今週報告数が2桁減少した疾患は感染性胃腸炎(-20例)だけでした。2桁増加した疾患はリンゴ病(+16例)とRSウイルス感染症(+12例)の2疾患でした。

 リンゴ病の報告数は先週の報告数(2例)の9倍に達しました。RSウイルス感染症は報告数が掲載されるようになりましたので、順位表に加えました。

 この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱突発性発疹があっというまに1桁台に後退し、リンゴ病水痘が2桁台に再登場、またRSウイルス感染症が新登場したため、先週より1疾患多い7疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《2》手足口病(報告数92)
第2位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数88)
第3位《3》ヘルパンギーナ(報告数38)
第4位《0》RSウイルス感染症 ↑↑(報告数37)
第5位《4》溶連菌感染症(報告数34)
第6位《0》リンゴ病 ↑↑(報告数18)
第7位《0》水痘(報告数10)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。12週連続になります。

 水痘の報告数は6例増えて10例とまたもや2桁台になってしまいました。


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2017年09月24日

またもや首位入れ替え(感染性胃腸炎と手足口病)

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での新たな患者発生数報告)の9月4日から9月10日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 全般的には報告数は減少しています。猛暑が過ぎ去ったことも影響しているかもしれません。また、新学期早々でこども達による病気のうつしっこがまだ広まっていないことも関係していると思われます。

 A型インフルエンザは、葛西地区で小児と成人各1例が報告されています。流行とは言えないほどの発生数ではありますが、なかなか終わりそうにありません。この秋以降の流行の先駆けかもしれないという専門家の予想も出始めています。

 はやり目は今週もさらに減少しましたが、それでもまだ5例が報告されています。ご注意下さい。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 先週首位の座を手足口病に譲った感染性胃腸炎が今週は2桁の増加となり、逆に手足口病が2桁の減少だったため、またまた首位が入れ替わりました。手足口病はやはり夏の病気だったと言えそうです。

 三大夏風邪では、ヘルパンギーナは1桁ではありますが減少を続けています。一方、プール熱が増加して報告数2桁に復帰しました。

 独立した疾患としては報告されていませんが、RSウイルス感染症も減少に転じたとのことです。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎(+31例)でした。2桁減少した疾患は手足口病(-16例)と溶連菌感染症(-12例)の2疾患でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱突発性発疹が2桁台に復帰したため、先週より2疾患多い6疾患でした。RSウイルス感染症は正確な報告数がわかりませんので順位表からは除外していますが、2桁の報告数はあるようです。

 順位は先週第1位と第2位、第3位と第4位が入れ替わりましたが、今週はそのまま第1位と第2位、第3位と第4位が入れ替わり先々週と同じ順位になりました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数108)
第2位《1》手足口病 ↓↓(報告数96)
第3位《4》ヘルパンギーナ(報告数32)
第4位《3》溶連菌感染症 ↓↓(報告数30)
第5位《0》プール熱(報告数12)
第5位《0》突発性発疹(報告数12)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。11週連続になります。

 水痘の報告数は1例増えて4例でした。

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2017年09月12日

手足口病再び急増/首位奪還

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月28日から9月3日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 A型インフルエンザは、この集計では報告数ゼロになりましたが、江戸川区小児科医会のネットワークではポツリポツリと報告されています。こども診療所でもお母さんとお子さんのA型インフルエンザ(家庭内感染)が出ています。流行とは言えないほどの発生数ではありますが、なかなか終わりそうにありません。しかも、一之江(こども診療所)・小岩と少しずつ北に移動している様子さえうかがえます。

 はやり目は今週は減少して、報告数は1桁になっています。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 先週首位の座を感染性胃腸炎に譲った手足口病ですが、このところこども診療所でも増えているなという印象がありました。やはりそれは集計にも現れていて、今週は2桁の増加となり、感染性胃腸炎から首位の座を奪い返しました。先週「手足口病は夏の病気ですから、いわば当然の現象」と申し上げましたが、まだ一山ありそうです。

 手足口病とは逆に先週2桁増となったヘルパンギーナは一転2桁の減少となりました。

 もう一つの三大夏風邪プール熱は減少が続き、報告数1桁になりました。

 独立した疾患としては報告されていませんが、RSウイルス感染症も2桁の増加を見せているとのことです。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病溶連菌感染症と、正確な報告数はわかりませんがRSウイルス感染症はの3疾患でした。2桁減少した疾患はヘルパンギーナだけでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、プール熱はやり目が1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない4疾患でした。三大夏風邪の一つプール熱が順位表から姿を消しました。
順位は先週の第1位と第2位、第3位と第4位が入れ替わりました。

第1位《2》手足口病 ↑↑(報告数112)
第2位《1》感染性胃腸炎 ↑(報告数77)
第3位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数42)
第4位《3》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数40)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。10週連続になります。

 水痘の報告数は1例減って3例でした。


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2017年09月05日

感染性胃腸炎、再び報告数トップへ!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月21日から8月27日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。


 A型インフルエンザは成人の症例が葛西地区で1例のみ報告されています。この一時的な小流行も終焉の時が近いと言えるでしょう。

 はやり目は今週も増加して、報告数は2桁になってしまいました(10例)。ご注意下さい。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 手足口病は2桁の減少が続き、今週2桁の増加を見せた感染性胃腸炎に報告数ランキングの首位の座を奪われてしまいました。手足口病は夏の病気ですから、いわば当然の現象と見てよいでしょう。

 手足口病と共に減少を続けていたヘルパンギーナは一転2桁の増加を見せています。

 独立した疾患としては報告されていませんが、RSウイルス感染症も大幅な減少を見せているとのことです。

 今週報告数が2桁増加した疾患は感染性胃腸炎ヘルパンギーナの2疾患でした。2桁減少した疾患は手足口病と、正確な報告数はわかりませんがRSウイルス感染症はのやはり2疾患だったようです。

 この週2桁以上の報告数があったのは、はやり目が2桁台に登場して、先週より1疾患多い6疾患でした。順位は次の通りです。手足口病のトップの座が感染性胃腸炎に取って代わられました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数73)
第2位《1》手足口病 ↓↓(報告数70)
第3位《3》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数53)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数23)
第5位《5》プール熱(報告数13)
第6位《0》はやり目(報告数10)

《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)は先週の報告数が1桁だった疾患です。
矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。9週連続になります。

 水痘の報告数は3例減って4例でした。


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2017年09月01日

2週間分の動き

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月14日から8月20日までの集計結果です。

 先週後半から今週前半は入院をしていたため、この情報の前の週の分が医師会から届いていませんでした。1周抜けての報告となりますがご了承下さい。解説はその辺を考慮してなるべく流行の流れがわかるようにしたいと思います。


 A型インフルエンザはまだごく少数ながら報告(葛西地区で2例、中央地区で1例)が続いていますが、やはり一時的な小流行と考えてよいかと思います。

 先々週1例のみの報告となったはやり目はその後再び増加に転じたようで、今週は8例の報告となっています。ご注意下さい。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 いつもと順序が違いますがまず報告数2桁以上の疾患の順位表からご覧下さい。

第1位《1》手足口病 ↓↓(報告数113)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数58)
第3位《3》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数30)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数25)
第5位《5》プール熱(報告数13)

 《 》内の数字は先々週の順位、矢印はやはり先々週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
 報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 疾患は種類も順位も先々週と変わっていません。第1位の手足口病は先々週の報告数が199例で、先週から今週にかけても2桁の減少が見られていますので、2週続けての2桁減だったと考えられます。第2位の感染性胃腸炎は先々週の報告数が82で、先週から今週にかけては6例の増加となっていますので、先週の報告では30例の減少があったと考えられます。第3位のヘルパンギーナは2週間の減少が21例で、先週から今週にかけては18例の減少となっていますので、先々週から先週にかけては微減であったと考えられます。第4位の溶連菌感染症は2週間の減少が9例で、先週から今週にかけては5例の増加となっていますので、先々週から先週にかけては2桁の減少があったと考えられます。第5位のプール熱は2週間の増減は横ばいですが、先週から今週にかけては3例の増加となっていますので、先々週から3例減って、先週から3例増えたということになります。

 その他の疾患でも先週2桁の報告数があったと思われる疾患は見当たりませんので、順位表の疾患の顔ぶれと順位は4週間変わっていないようです。

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。多分8週連続になると思います。

 水痘の報告数はまた7例と増えてしまいました。

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2017年08月18日

三大夏風邪すべて減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月31日から8月6日までの集計結果です。

 先週後半から今週前半は夏休みだったため、この情報の掲載が遅れてしまいました。お詫びいたします。


 A型インフルエンザは今週の報告として出てきました。夏休み中ですので学校中に広がるようなことはないと思います。一時的な小流行と考えてよいかと思います。

 先週7例の報告があったはやり目は、今週は1例の報告となっています。ご注意下さい。

 それでは報告数の多い疾患についてご報告いたします。

 いつもと順序が違いますがまず報告数2桁以上の疾患の順位表からご覧下さい。

第1位《1》手足口病 ↓↓(報告数199)
第2位《2》感染性胃腸炎 →(報告数82)
第3位《3》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数51)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数34)
第5位《5》プール熱(報告数13)

 《 》内の数字は先週の順位で、数字ゼロ(0)先週の報告数が1桁だった疾患です。
 矢印はやはり先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています(は増加、は減少、は不変です)。
 報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません。

 三大夏風邪がすべて減少しています。減少の揃い踏みです。そろそろ夏も終わりでしょうか?

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。6週連続になります。

 水痘の報告数は3例でした。


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2017年08月08日

手足口病続伸

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月24日から7月30日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 今週はまず先週のご報告のミスを訂正させていただきます。

 感染性胃腸炎の報告数集計が間違っていました。先週のこの記事では2桁増で報告数145例とお知らせしてしまいましたが、正しくは2桁減で報告数85例の誤りでした。お詫びして訂正させていただきますが、報告数ランキングの順位は先週お知らせした通りでした。

 さらに最近の報告として、二之江第二小のすくすくスクール(学童クラブ)でA型インフルエンザの患者さんが発生しているようです。江戸川区小児科医会会員の複数の医療機関から報告があり、全員A型で、二之江第二小関係のお子さんかそのご家族とのことです。夏休み中ですので学校全体に広がるようなことはないと思いますがご注意下さい。

 それでは報告数の多い疾患に戻ります。

 手足口病はさらに増加を続けています。報告数ランキング上位の疾患では感染性胃腸炎ヘルパンギーナプール熱の3疾患が微減。溶連菌感染症が微増でした。

 その他の疾患では、先週注意を喚起したRSウイルス感染症がさらに増加しているとの情報です。RSウイルス感染症は個別の疾患としては登録されておらず、集計上は「その他」の疾患に含められてしまいますが、指定医療機関からは病名が報告されているものと思われます。

 2週続けて3例の報告があったはやり目は今週は7例の報告となっています。ご注意下さい。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病だけでした。2桁減少した疾患はありませんでした。RSウイルス感染症は報告数はわかりませんが2桁増だったようです。

 この週2桁以上の報告数があったのは、突発性発疹が1桁台に後退して、先週より1疾患少ない5疾患でした。順位は次の通りです。手足口病のトップの座は揺らぎません。

第1位《1》手足口病 ↑↑(報告数234)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓(報告数82)
第3位《3》ヘルパンギーナ(報告数73)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数37)
第5位《5》プール熱(報告数16)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。5週連続になります。

 水痘の報告数は先週と同じ4例でした。


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2017年08月02日

手足口病ついに単独トップ!!しかもダントツ!!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月17日から7月23日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週大爆発とお伝えした手足口病は、先週以上の大幅な増加幅となり、報告数はついに200例を超えてしまいました。もちろん報告数順位表では単独トップ、しかも第2位の感染性胃腸炎が2桁の増加を見せたにもかかわらず、60例近い差をつけてのダントツトップです。

 ヘルパンギーナは微増、プール熱は微減でした。

 その他の疾患では、RSウイルス感染症と思われる疾患が増加しているとの情報です。また、先週3例の報告があったはやり目は今週も3例の報告となっています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病感染性胃腸炎でした。2桁減少した疾患は溶連菌感染症でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、突発性発疹が2桁台に復帰して、先週より1疾患多い6疾患でした。順位は次の通りです。先週予想したように手足口病感染性胃腸炎からトップの座を奪い取りました。

第1位《2》手足口病 ↑↑(報告数201)
第2位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数145)
第3位《3》ヘルパンギーナ(報告数76)
第4位《4》溶連菌感染症 ↓↓(報告数30)
第5位《5》プール熱(報告数23)
第6位《0》突発性発疹(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。4週連続になります。

 水痘の報告数ゼロはやはり長続きせず、今週は4例の報告となりました。


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2017年07月25日

手足口病大爆発!!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月3日から7月16日まで2週間分の集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 まず、7月3日からの1週間について振り返ってみます。

 先々週揃い踏みとなった手足口病ヘルパンギーナプール熱の3疾患のうち、手足口病は大幅な増加に転じました。ヘルパンギーナも負けず劣らずの大幅増加となりました。この週プール熱はわずかに減少しています。

 報告数順位表の上位陣では、感染性胃腸炎(-19例)、溶連菌感染症(-14例)とともに2桁の減少となりました。

 先々週報告数が2桁に到達したおたふくかぜは報告数が8例減少してわずか2例の報告となってしまいました。

 水痘は2例減少し、報告数は5例となりました。

 その他の疾患でははやり目が7例の報告となっています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病ヘルパンギーナでした。2桁減少した疾患は溶連菌感染症感染性胃腸炎でした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、おたふくかぜがわずか1週間で1桁台に後退したため、先週より1疾患少ない5疾患でした。順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数113)
第2位《3》手足口病 ↑↑(報告数61)
第3位《4》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数49)
第4位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数48)
第5位《5》プール熱(報告数20)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。2週連続になります。

 水痘は、先にお伝えした通り報告数は今週も減少を続けています。

 続いて7月10日から7月16日までの1週間についての集計結果です。

 手足口病ヘルパンギーナはこの週も2桁増となっています。プール熱も増加に転じました。特に手足口病はメディアでも知らされている通り大爆発と言ってもいいような増加です。報告数は3桁になりました。インフルエンザ感染性胃腸炎以外で報告数が3桁になるのは珍しいことです。ヘルパンギーナはこの週も負けず劣らずの大幅増加となりました。

 報告数順位表の上位陣では、感染性胃腸炎が増加に転じ、溶連菌感染症はわずかに減少しました。

 水痘の報告数がゼロとなりました。

 その他の疾患でははやり目が3例の報告(半減)となっています。

 今週報告数が2桁増加した疾患は手足口病ヘルパンギーナでした。2桁減少した疾患はありませんでした。

 この週2桁以上の報告数があったのは、先週と同じ5疾患でした。順位は次の通りで先週と同じです。来週はもしかすると感染性胃腸炎手足口病のトップ交代があるかもしれません。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数122)
第2位《2》手足口病 ↑↑(報告数120)
第3位《3》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数70)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数45)
第5位《5》プール熱(報告数26)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患すべてが報告数ゼロでした。3週連続になります。

 水痘は、先にお伝えした通り報告数がゼロになりましたが、この状態を維持できるかは疑問だと思います。


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