2017年04月04日

四強すべて減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月20日から3月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

先週揃って2桁増を見せた四強(感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患)ですが、今週は揃って減少に転じました。成人インフルエンザだけは1桁の減少ですが、他の3疾患は2桁の減少となっています。

 インフルエンザについて言えば、このまま減少を続けて今シーズンの流行に幕を下ろすことになるかもしれません。しかしこの2・3週間というもの1週ごとに増減を繰り返していますので楽観は出来ません。

 さてインフルエンザを詳しく見てみましょう。まず小児のほうから。
小児インフルエンザのA型とB型の比率ですが、A:Bは報告数では33:80、A型は半減しましたがB型は20%の減少にとどまっています。比率ではB型がA型の約2.4倍で先週の約1.5倍に比べるとB型の比率が再び高くなりました。
成人インフルエンザではA:Bが報告数では38:25でA型微減・B型微増という結果でした。比率はA:B=1.5:1で先週の2:1よりはB型の比率が高くなっています。

 いずれにしてもまだ油断はできない状況といえるでしょう。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数153)
第2位《2》小児インフルエンザ ↓↓(報告数113)
第3位《3》成人インフルエンザ(報告数63)
第4位《4》溶連菌感染症 ↓↓(報告数31)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと6週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週からまたさらに2例減って報告数1でした。果たして来週ゼロを達成できるかどうか楽しみですね。


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2017年03月24日

ほとんどの疾患が減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月6日から3月12日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの報告数は小児も成人もどんどん減少を続けています。100例もの減少はなくなりましたが、それでも80例の減少です。

 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが報告数では47:81、比率ではB型がA型の2倍弱で、先週の約1.2倍よりさらにB型の比率が高くなっています。成人インフルエンザではA:Bが報告数では38:20でまだA型の報告の方が多いですが、比率では先週の7:2が今週は約2:1で、やはりB型の比率が高くなっています。成人と小児で比較しますと、まず報告数の上では両者とも減少していて、決してB型のインフルエンザ自体が増えているわけではありません。A型の減少幅の方がB型より大きいために比率としてはB型の割合が高くなっているということです。小児の報告数は先週と同じで成人のちょうど4倍で小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 先週増加した感染性胃腸炎は今週2桁の減少に転じました。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数160)
第2位《2》小児インフルエンザ ↓↓(報告数128)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数58)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数38)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと4週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週から1例減って報告数5でした。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

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2017年03月14日

インフル:全体減少・B増加/感染性胃腸炎も要注意!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月27日から3月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの報告数は小児も成人もどんどん減少を続けています。インフルエンザだけでも先週同様100例以上少なくなっています。しかしB型の割合は増え続けています。今シーズンのB型発生は例年に比べるとかなり遅かったようです。

 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが報告数では74:92、比率で4:5とB型の報告の方が多くなってしまいました。成人インフルエンザではA:Bが報告数では77:23でまだA型の報告の方が多いですが、比率では先週の15:2が今週は7:2で、やはりB型の比率が高くなっています。成人と小児で比較しますと、小児の報告数は成人のちょうど4倍で小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 先週減少した感染性胃腸炎が今週は2桁の増加を見せています。お隣りの葛飾区ではノロウイルスが検出されているそうです。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と同じ小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でしたが、順位としては感染性胃腸炎がついにトップの座に返り咲きました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数186)
第2位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数166)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数100)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数44)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと3週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週よりさらに1例増えて報告数6になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2017年03月07日

インフルエンザ:全体は減少・B型出現

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月20日から2月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザは小児も成人も減少を続けていますが、もともとの報告数が3桁もあるので、全体としては大きな変動とはなりません。それに今週は感染性胃腸炎も減少したので、疾患の種類や順位などを含めてほぼ先週並みという結果になっています。

 年末から流行しているインフルエンザはほとんどがA型でしたが、ここに来て小児インフルエンザにB型が増えてきました。例年ですとA型が下火になり始めるとB型の報告が増え始めるのですが、今シーズンはいつまでたってもB型の報告が少ないという特徴がありました。今後の動きに要注意です。
 
 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが2:1、成人インフルエンザではA:Bが15:2で、B型は小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 報告数の増減でいえば、インフルエンザだけでも全体で100例以上報告が減ったため、全報告数は先週より122例減少して602例でした。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると532例で、全報告数602例の88%、先週の90%とほとんど変わらない比率になっています。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と順位もまったく変わらず、小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数257)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数155)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数120)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は先週に引き続きゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週より2例増えて報告数5になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

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2017年03月03日

久し振りの感染症情報

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月13日から2月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 しばらく更新しないうちにインフルエンザの流行もピークを越えてしまいました。しかし、まだ流行が終わったわけではありません。江戸川区内で発生している色々な感染症の報告数を見てみますと、小児インフルエンザが第1位、成人インフルエンザが第3位となっています。前の週まではインフルエンザが1・2フィニッシュでした。

 それにお馴染みの感染性胃腸炎も前の週の第3位からこの週は第2位へとランクアップしています。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると652例、全報告数724例の90%にもなってしまうのです。

 ですからこの週2桁以上の報告数があったのは小児インフルエンザ成人インフルエンザ感染性胃腸炎溶連菌感染症の4疾患でした。

 順位はほぼおわかりでしょうが、次のようになりました。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数335)
第2位《3》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数167)
第3位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数150)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数がゼロでした。更新がなかった間の報告数がわかりませんので、何週連続かは不明です。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週と同じで報告数3でした。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2016年09月13日

まだあった 夏休み効果

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月29日から9月4日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週は「夏よさらば」というタイトルで、三大夏風邪が減少したのは夏休み効果というより夏が終わったということだなどと申し上げてしまいましたが、2学期開始直後のこの週、私の予言は見事にはずれてしまいました。

 まずほとんどの疾患で報告数が増加しました。三大夏風邪もすべて増加しました。とくにヘルパンギーナは2桁の増加です。プール熱は報告数が2桁となり、順位表にカムバックしてしまいましたし、手足口病も報告数9例であと少しで2桁というところです。

 個別の疾患としては登録されていませんが、RSウイルス感染症も報告が増えているようです。

 減少したのは小児A型インフルエンザリンゴ病突発性発疹はやり目のわずか4疾患で、いずれも1桁の減少です。

 これら4疾患のうち小児A型インフルエンザは季節外れの散発的な発生ですから減って当然。突発性発疹は季節に関係なく年間を通して増減を繰り返しますから問題外。そうしますと本当に減ったと言えるのリンゴ病はやり目の2疾患だけとも言えそうです。

 リンゴ病は報告数がゼロになりました。はやり目は先週の7例から5例減って、葛西地区での2例のみとなりました。

 今週2桁以上の動き(増加)を見せた疾患は感染性胃腸炎(+12例)とヘルパンギーナ(+18例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、プール熱がわずか1週間で再び2桁台に復帰し、先週より1疾患多い4疾患でした。

 順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数97)
第2位《2》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数38)
第3位《3》溶連菌感染症(報告数28)
第4位《0》プール熱(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が7週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は先週より1例増えて報告数2でした。麻疹などと同様報告数ゼロが何週間も続くようになるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2016年09月06日

夏よさらば

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月22日から8月28日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 ヘルパンギーナは今週も報告数が2桁の減少となりました。ヘルパンギーナだけでなく、三大夏風邪と呼ばれることのあるプール熱手足口病も減少して、報告数はついに1桁となってしまいました。三大夏風邪で順位表に残っているのはヘルパンギーナだけとなりました。夏の終わりを実感させられます。

 はやり目の報告が増えました。先週は報告数ゼロでしたが、今週の報告数は7例です。報告数事態はまだ1桁ですが、発生したのが小岩地区・中央地区・葛西地区と、江戸川区をほぼ縦断しています。今後の動きに要注意です。

 葛西地区で小児のA型インフルエンザが1例報告されていますが、このように散発的に発生することは夏に起こります。流行の前触れではないと思います。

 今週2桁以上の動き(減少)を見せた疾患はヘルパンギーナ(-11例)とプール熱(-12例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、プール熱手足口病が1桁台に後退し、先週返り咲いたばかりのおたふくかぜがわずか1週間で再び1桁台となり、先週より3疾患少ない3疾患でした。

 順位は、溶連菌感染症の順位が数字上は上がりましたが、プール熱の1桁台転落によるもので、全体として変動はなかったといえます。来週ヘルパンギーナ溶連菌感染症の順位がどうなるかというところでしょう。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数85)
第2位《2》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数20)
第3位《4》溶連菌感染症(報告数19)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が6週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は先週より3例減って報告数1でした。麻疹などと同様報告数ゼロが何週間も続くようになるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

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2016年08月30日

夏休み効果というより夏の終わり

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月15日から8月21日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 まだ夏休みが続いている時期の集計ですが、集計上は「感染症の夏休み効果」とは言えなくなってきました。今まで減少を続けていた複数の疾患の多くがわずかながら増加傾向に転じてきたのです。その中で唯一ヘルパンギーナだけは大きく減少しました。まだ報告数が多いから夏休み効果が続いているのかと思うと、どうやらそうではなさそうです。ヘルパンギーナプール熱手足口病とともに三大夏風邪と呼ばれることがあります。

 プール熱手足口病はだいぶ前に報告数がかなり減りましたが、ヘルパンギーナにも夏の終わりがやってきたと考えたほうが良さそうです。今年はヘルパンギーナ大流行の年でしたので、今でもかなりの報告数を保っていますが、それでもこの1週間で報告数は半分以下に減ってしまいました。

 今週2桁以上の動きを見せた疾患はヘルパンギーナだけで、減少数は(-53例)、先週の減少数(-38例)を大きく上回っています。

 今週報告数が2桁以上だった疾患はおたふくかぜが新たに加わって、先週より1疾患多い6疾患でした。順位は、ヘルパンギーナが大幅に減少したために感染性胃腸炎に首位の座を明け渡し第2位となりました。その他下位のほうにも多少の動きがありました。

第1位《2》感染性胃腸炎(報告数86)
第2位《1》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数31)
第3位《3》プール熱(報告数14)
第4位《5》溶連菌感染症(報告数13)
第5位《4》手足口病(報告数12)
第6位《0》おたふくかぜ(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が5週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。先週はやっと報告数ゼロとなりましたが、この週の報告数はあっという間に4例増えて報告数4でした。麻疹などと同様報告数ゼロが何週間も続くようになるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2016年08月23日

夏休み効果続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月8日から8月14日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 今週も「感染症の夏休み効果」は続いています。ただ、「夏休み効果」については先週もお話しいたしましたように、その時の流行が大きいほど顕著に現れます。ですから、「夏休み効果」で流行が小さくなってくると、流行はそれなりに続いていても数字の上にはっきりとは出てこなくなります。そのいい例が感染性胃腸炎溶連菌感染症です。

 どちらも前の週で報告数が激減しました。今週も減少はしていますが、減少幅は1桁です。そして報告数は学期中の時期でもこれぐらいになることはあるよという程度の数になりました。それでも減ってさえいれば「夏休み効果」と考えられます。

 ヘルパンギーナは今週も大幅に減少し(-38例)、数の上からも「夏休み効果」がはっきりとわかります。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と同じ顔ぶれの5疾患でした。順位は、溶連菌感染症がわずか5例の減少ながら最下位となりました。

第1位《1》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数84)
第2位《2》感染性胃腸炎(報告数79)
第3位《4》プール熱(報告数14)
第4位《4》手足口病(報告数12)
第5位《3》溶連菌感染症(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が4週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみにこの週の報告数は前の週より1例減って報告数ゼロでした。麻疹などと同様報告数ゼロが何週間も続くようになってほしいものです。


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2016年08月21日

感染症の夏休み効果?

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の8月1日から8月7日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 今週は今日で2回目の記事掲載になります。15日に掲載したのは本来先週届くはずだった集計です。今週分は昨日届きました。今日掲載するのは月曜日の続きとお考え下さい。

 この記事のタイトルである「感染症の夏休み効果」については今までにも何回かご説明しました。感染症というのはヒトからヒトにうつる病気です。ですから、うつすヒトがいなかったら、あるいはうつされるヒトがいなかったら、流行になることはありません。

 また、小児の感染症はほとんどが保育園や幼稚園や学校といったいわゆる集団(保育)の場で起こります。そこには、うつすヒトもうつされるヒトも大勢います。でも、夏休みなどのような長いお休みに入ったら、うつすヒトもうつされるヒトも出会う機会がなくなってしまいます。ですから夏休みには感染症がとても少なくなります。でも保育園は幼稚園や学校ほど夏休みが長くありませんからこの効果はそれほど顕著ではありません。

 夏休み効果は休みに入ってすぐには現れてきません。それは感染症にはすべて潜伏期間というのがあるからです。例えば水痘(水ぼうそう)なんかは約2週間の潜伏期間がありますから、1学期の最後の日に誰かにうつされると発病は2週間後、夏休み真っただ中ということになります。それを過ぎた頃からが本当の「夏休み効果」になります。8月上旬はちょうどその頃にあたります。

 夏休み効果と思われるのはヘルパンギーナ感染性胃腸炎溶連菌感染症、です。3疾患とも-40例、-30例、-21例と大幅に減少しています。登録されている感染症の中で減少を見せたのは、他には水痘流行り目だけで、それ以外の疾患はごくわずかながら増加しています。ここからも上記3疾患に夏休み効果が出ていると考えるのは妥当だと思われます。
 
 また、夏休み効果はその時の流行が大きいほど顕著に現れます。上記の3疾患はこのところ常に報告数順位表の上位を占めている流行の大きな疾患でした。そしてこの週2桁の動き(すべて減少)を見せたのは、やはり上記3疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と同じ顔ぶれの5疾患でした。順位は次の通りです。先週同数4位だった下位2疾患の報告数に差がつきました。

第1位《1》ヘルパンギーナ ↓↓(報告数122)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数86)
第3位《3》溶連菌感染症 ↓↓(報告数16)
第4位《4》手足口病(報告数14)
第5位《4》プール熱(報告数12)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が3週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみにこの週の報告数は前の週より2例減って1例でした。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年08月15日

やっぱり増えたヘルパンギーナ

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月25日から7月31日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 なお、先週こども診療所は夏休みを取らせていただきましたので、今日掲載するのは本来先週届く筈だった感染症情報です。

 
 前の週1桁台の増加だったヘルパンギーナ、この週は2桁台の増加(+27例)となりました。今後の動きがさらに気になるところです。
 
 そして2桁の動きを見せたのは、このヘルパンギーナだけでした。全体としての報告数は小幅な増加と言っていいと思います。

 「その他」の疾患の中ではRSウイルス感染症がやや多く報告されているとの注釈が添えられています。実数はわかりませんが、生まれて間もない赤ちゃんにとっては怖い病気です。

 この週報告数が2桁以上だった疾患は3週連続で顔ぶれも同じ5疾患でした。順位は次の通りです。順位も先週とほぼ同じでした。

第1位《1》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数162)
第2位《2》感染性胃腸炎(報告数116)
第3位《3》溶連菌感染症(報告数37)
第4位《4》手足口病(報告数11)
第4位《5》プール熱(報告数11)

 《 》内の数字は前の週の順位、数字0は前の週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は前週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳すべての報告数が2週連続でゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみにこの週の報告数は前の週より2例増えて3例でした。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年08月02日

まだ増える?ヘルパンギーナ

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月18日から7月24日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 
 先週報告数が一挙に倍近く増加したヘルパンギーナ、今週はごくわずかの増加に留まっていますが、一部保育園ではかなりの増加が見られているようです。今後の動きが気になるところです。
 
 2桁の動きを見せたのは、20例減少の溶連菌感染症だけでした。全体としては先週とほぼ同様の報告数と言っていいと思います。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と顔ぶれも同じ5疾患でした。順位は次の通りです。順位も先週と変わりませんでした。

第1位《1》ヘルパンギーナ(報告数135)
第2位《2》感染性胃腸炎(報告数116)
第3位《3》溶連菌感染症 ↓↓(報告数29)
第4位《4》手足口病(報告数16)
第5位《5》プール熱(報告数12)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、先週4例の報告があった百日咳の報告数がゼロとなり、麻疹風疹も含めてすべて報告数ゼロとなりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週より6例減って1例のみでした。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年07月26日

ヘルパンギーナがものすごい!!!

mizueyubisashi.jpg 久しぶりの感染症情報です。

 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の7月11日から7月17日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 
 とにかくヘルパンギーナがメッチャはやっています。歴史的大流行と言えるでしょう。私が入院している間にどんどん増えて、前の週(7/4〜7/10)には報告数が70例にも達していました。それが今週の報告数は130例と倍近く増加しています。

 入院中だった約1か月間の報告数の動きがわかりませんので、早速今週の情勢分析です。

 2桁の動きを見せたのは、増加がヘルパンギーナ(+60例)と、減少が感染性胃腸炎(-38例)の2疾患でした。他の疾患は増減さまざまでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は5疾患でした。順位は次の通りです。前の週の順位はわかりません。

 ヘルパンギーナの報告数が3桁になったのも、ましてや順位がトップになったのも記憶にありません。メディアでも大騒ぎになっているように今年はヘルパンギーナの歴史的大流行の年のようです。

第1位《?》ヘルパンギーナ ↑↑(報告数130)
第2位《?》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数114)
第3位《?》溶連菌感染症(報告数49)
第4位《?》手足口病(報告数21)
第5位《?》プール熱(報告数17)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹は報告数ゼロでしたが、百日咳が葛西地区で3例、中央地区で1例報告されています。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は7例。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年06月29日

溶連菌感染症とプール熱の増加続く/全報告数は減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の6月13日から6月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 
溶連菌感染症(+3例)とプール熱(+5例)がわずかずつですが増加を続けています。インフルエンザはやっと報告数がゼロになりました。

 ヘルパンギーナもジワジワと増えてきました。来週の報告では報告数2桁に到達するのではないかと思われます。

 2桁の動きを見せたのは、増減合わせても感染性胃腸炎(-14例)だけでした。全体としては減少した疾患が多く、増加したのは先程の溶連菌感染症(+3例)とプール熱(+5例)、それに注目株のヘルパンギーナ(+6例)の3疾患だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病おたふくかぜが1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない3疾患でした。

 順位は次の通りです。疾患数が減りましたが、順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数157)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数53)
第3位《3》プール熱(報告数32)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが13週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は3例減って5例。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。

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2016年06月21日

溶連菌感染症とプール熱が増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の6月6日から6月12日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 大きく減少した疾患はありませんが、溶連菌感染症(+11例)とプール熱(+9例)の増加が目立ちます。インフルエンザは報告数わずか1例ですが、まだゼロにはなっていません。

プール熱はアデノウイルスというグループのウイルス性感染症です。アデノウイルスは種類が多く、プール熱という診断ではなくてもアデノウイルスによると思われる発熱性の疾患もはやっています。今年の夏はアデノウイルスに要注意と思われます。

 2桁の動きを見せたのは、増減合わせても溶連菌感染症(+11例)だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、突発性発疹水痘が1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない5疾患でした。

 順位は次の通りです。疾患数が減りましたが、順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数171)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数50)
第3位《3》プール熱(報告数27)
第4位《4》リンゴ病(報告数12)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが12週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は2例減って8例。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年06月14日

感染性胃腸炎、夏場の増加続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月30日から6月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 前の週と打って変わって報告数の増減が少なくなりました。その中で感染性胃腸炎(25例増加)と溶連菌感染症(24例減少)の2疾患だけが大きく動いています。

 今までに何度もご説明いたしましたが、感染性胃腸炎というのは細菌やウイルスなどの感染によって起こる胃腸炎をまとめたもので、純粋に一つの疾患というわけではありません。小児の場合ほとんどがウイルス性の胃腸炎でノロウイルスやロタウイルスなどが流行する冬場と、胃腸に侵入しやすい風邪ウイルスが流行する夏場に報告数が増えますが、ウイルスの種類がとても多いですから、1年を通してほとんど常にトップクラスの報告数になっています。

 感染性胃腸炎(+25例)と、溶連菌感染症(-24例)以外に2桁の動きを見せた疾患はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、水痘が2桁に復帰したため、先週より1疾患多い7疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数175)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数39)
第3位《4》プール熱(報告数18)
第4位《3》リンゴ病(報告数14)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数11)
第5位《6》突発性発疹(報告数11)
第7位《0》水痘(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが11週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は5例増えて10例、また順位表に顔を出してしまいました。

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2016年06月07日

感染症軒並み増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月23日から5月29日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 理由ははっきりしませんが、この観測集計の対象となっている疾患の多くが、前週からの1週間で軒並み増加しました。報告数や順位はともかく、増えた疾患名だけを列挙してみます。

 小児インフルエンザAプール熱溶連菌感染症感染性胃腸炎水痘手足口病リンゴ病ヘルパンギーナおたふくかぜと、観測対象となっている18疾患の半数に当たる9疾患が、数の多少はあれ増加しているのです。減少したのは突発性発疹だけで、他は先週以前から報告数ゼロが続いている疾患(麻疹百日咳など)です。

 これだけの疾患が同時に増えるというのは珍しいことです。

 その中で2桁の増加を見せたのは感染性胃腸炎(+26例)、溶連菌感染症(+12例)、リンゴ病(+11例)の3疾患で、他は1桁の増加です。2桁減少はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病が2桁の増加で当然報告数も2桁となり、おたふくかぜが1週間で2桁に復帰したため、先週より2疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数150)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数63)
第3位《0》リンゴ病 ↑↑(報告数17)
第4位《4》プール熱(報告数15)
第5位《0》おたふくかぜ(報告数12)
第6位《3》突発性発疹(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが10週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は2例増えて5例でした。


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2016年05月31日

三大夏風邪揃い踏み

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月16日から5月22日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 今週のタイトルは「三大夏風邪揃い踏み」となっていますが、先週のプール熱のように、三大夏風邪のすべてが今シーズン始めて2桁の報告数になったというわけではありません。プール熱は今週も2桁の報告数を維持していますが、ヘルパンギーナ手足口病もわずかながら報告があって、三大夏風邪がすべて報告されたという意味です。

 インフルエンザは小児の報告数がゼロになりました。成人はA型3例、B型1例の報告でした。細々ながらもまだ完全には終焉していませんね。

 今週は溶連菌感染症が2桁増加(+15例)した以外、他の疾患に大きな動きはありませんでした。突発性発疹は先週とほぼ同じ報告数となっています。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、おたふくかぜ水痘が1桁台に後退し、先週より2疾患少ない4疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数124)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数51)
第3位《3》突発性発疹(報告数15)
第4位《4》プール熱(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが9週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。報告数は先週2桁の報告数となってしまいましたが、今週は大幅に減って報告数3例でした。


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2016年05月24日

プール熱初登場

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月9日から5月15日までの集計結果です。

 ゴールデンウィークが終わって各疾患とも増加傾向は見せていますが、それほど大きな変化ではありません。

 今週のタイトルは「プール熱初登場」となっていますが、プール熱自体は冬の間も春先もわずかながら報告はされていました。プール熱ヘルパンギーナ手足口病と並んで三大夏風邪と呼ばれることがあります。その三大夏風邪のトップを切って初夏のこの時期に報告数が2桁だったので初登場としたのです。

 インフルエンザは小児・成人ともにA型は報告数ゼロでしたが、B型は小児で2例(+2例)、成人で5例(+2例)報告されました。完全に終焉はしていませんでしたね。

 多くの疾患がわずかな増加か減少のスピードダウン化を見せる中で、報告数が2桁増加した唯一の疾患は突発性発疹(+15例)でした。突発性発疹が、1週間でこれだけ増えるのは珍しいことです。逆に、先週急増したおたふくかぜは2桁の減少となりました。2桁の増減はともに1疾患ずつです。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、先週の3疾患に突発性発疹プール熱水痘が加わり、先週の倍の6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数126)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数40)
第3位《0》突発性発疹 ↑↑(報告数17)
第4位《3》おたふくかぜ ↓↓(報告数11)
第4位《0》プール熱(報告数11)
第6位《0》水痘(報告数10)


 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが8週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。報告数は先週ゴールデンウィークのおかげで減少しましたが、週明けの状況は、「もしかして2桁へ?」の懸念が現実になってしまいました。予防接種のさらなる普及が望まれるところです。


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2016年05月17日

おたふくかぜが突然増加!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月2日から5月8日までの集計結果です。ゴールデンウィーク中で、ほとんどの医療機関が休診となるため、例年感染症の報告数は減少し、流行の流れを正しく反映できなくなります。今年も参考程度にご覧ください。

 ほとんどの感染症の報告数が減少しました。小児インフルエンザはA型もB型も報告数がゼロになってしまいました。成人インフルエンザもB型がわずか3例報告されただけです。でも連休明けの報告を見てみないと「インフルエンザ終焉」とは断言できません。

 ほとんどの感染症が減少している中で、報告数が2桁増加した唯一の疾患はおたふくかぜ(+17例)でした。このところ減少を続けていましたし、他の疾患が減少する中での突出した動きの原因はよくわかりません。区内のほぼ全域で報告が出ていますので、特定の施設(園や学校)での限られた流行のせいでもなさそうです。今後の動きに要注意というところでしょう。

 報告数が2桁以上減少した疾患は感染性胃腸炎(-30例)と溶連菌感染症(-13例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、大きく減少しながらももともとの報告数が多かった感染性胃腸炎溶連菌感染症の2疾患だけが残り、久しぶりに2桁台に復帰したおたふくかぜが加わったもののわずか3疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数129)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数42)
第3位《0》おたふくかぜ ↑↑(報告数22)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが7週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。このところ少しずつ報告数が増え、「もしかして2桁へ?」と思わせるような不気味な動きを見せていましたが、さすがに今週の報告数は先週の8例より4例減って4例(半減)でした。

 以上今週はすべて連休中の参考データとしてご覧ください。


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