2016年06月29日

溶連菌感染症とプール熱の増加続く/全報告数は減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の6月13日から6月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 
溶連菌感染症(+3例)とプール熱(+5例)がわずかずつですが増加を続けています。インフルエンザはやっと報告数がゼロになりました。

 ヘルパンギーナもジワジワと増えてきました。来週の報告では報告数2桁に到達するのではないかと思われます。

 2桁の動きを見せたのは、増減合わせても感染性胃腸炎(-14例)だけでした。全体としては減少した疾患が多く、増加したのは先程の溶連菌感染症(+3例)とプール熱(+5例)、それに注目株のヘルパンギーナ(+6例)の3疾患だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病おたふくかぜが1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない3疾患でした。

 順位は次の通りです。疾患数が減りましたが、順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数157)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数53)
第3位《3》プール熱(報告数32)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが13週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は3例減って5例。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。

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2016年06月21日

溶連菌感染症とプール熱が増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の6月6日から6月12日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 大きく減少した疾患はありませんが、溶連菌感染症(+11例)とプール熱(+9例)の増加が目立ちます。インフルエンザは報告数わずか1例ですが、まだゼロにはなっていません。

プール熱はアデノウイルスというグループのウイルス性感染症です。アデノウイルスは種類が多く、プール熱という診断ではなくてもアデノウイルスによると思われる発熱性の疾患もはやっています。今年の夏はアデノウイルスに要注意と思われます。

 2桁の動きを見せたのは、増減合わせても溶連菌感染症(+11例)だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、突発性発疹水痘が1桁台に後退したため、先週より2疾患少ない5疾患でした。

 順位は次の通りです。疾患数が減りましたが、順位の変動はありませんでした。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数171)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数50)
第3位《3》プール熱(報告数27)
第4位《4》リンゴ病(報告数12)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが12週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は2例減って8例。小学生など予防接種が定期化されたときすでに対象年齢を超えていた比較的年齢の高いお子さんがかかっているようです。


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2016年06月14日

感染性胃腸炎、夏場の増加続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月30日から6月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 前の週と打って変わって報告数の増減が少なくなりました。その中で感染性胃腸炎(25例増加)と溶連菌感染症(24例減少)の2疾患だけが大きく動いています。

 今までに何度もご説明いたしましたが、感染性胃腸炎というのは細菌やウイルスなどの感染によって起こる胃腸炎をまとめたもので、純粋に一つの疾患というわけではありません。小児の場合ほとんどがウイルス性の胃腸炎でノロウイルスやロタウイルスなどが流行する冬場と、胃腸に侵入しやすい風邪ウイルスが流行する夏場に報告数が増えますが、ウイルスの種類がとても多いですから、1年を通してほとんど常にトップクラスの報告数になっています。

 感染性胃腸炎(+25例)と、溶連菌感染症(-24例)以外に2桁の動きを見せた疾患はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、水痘が2桁に復帰したため、先週より1疾患多い7疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数175)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数39)
第3位《4》プール熱(報告数18)
第4位《3》リンゴ病(報告数14)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数11)
第5位《6》突発性発疹(報告数11)
第7位《0》水痘(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが11週連続の報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は5例増えて10例、また順位表に顔を出してしまいました。

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2016年06月07日

感染症軒並み増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月23日から5月29日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 理由ははっきりしませんが、この観測集計の対象となっている疾患の多くが、前週からの1週間で軒並み増加しました。報告数や順位はともかく、増えた疾患名だけを列挙してみます。

 小児インフルエンザAプール熱溶連菌感染症感染性胃腸炎水痘手足口病リンゴ病ヘルパンギーナおたふくかぜと、観測対象となっている18疾患の半数に当たる9疾患が、数の多少はあれ増加しているのです。減少したのは突発性発疹だけで、他は先週以前から報告数ゼロが続いている疾患(麻疹百日咳など)です。

 これだけの疾患が同時に増えるというのは珍しいことです。

 その中で2桁の増加を見せたのは感染性胃腸炎(+26例)、溶連菌感染症(+12例)、リンゴ病(+11例)の3疾患で、他は1桁の増加です。2桁減少はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病が2桁の増加で当然報告数も2桁となり、おたふくかぜが1週間で2桁に復帰したため、先週より2疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数150)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数63)
第3位《0》リンゴ病 ↑↑(報告数17)
第4位《4》プール熱(報告数15)
第5位《0》おたふくかぜ(報告数12)
第6位《3》突発性発疹(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが10週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は2例増えて5例でした。


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2016年05月31日

三大夏風邪揃い踏み

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月16日から5月22日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 今週のタイトルは「三大夏風邪揃い踏み」となっていますが、先週のプール熱のように、三大夏風邪のすべてが今シーズン始めて2桁の報告数になったというわけではありません。プール熱は今週も2桁の報告数を維持していますが、ヘルパンギーナ手足口病もわずかながら報告があって、三大夏風邪がすべて報告されたという意味です。

 インフルエンザは小児の報告数がゼロになりました。成人はA型3例、B型1例の報告でした。細々ながらもまだ完全には終焉していませんね。

 今週は溶連菌感染症が2桁増加(+15例)した以外、他の疾患に大きな動きはありませんでした。突発性発疹は先週とほぼ同じ報告数となっています。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、おたふくかぜ水痘が1桁台に後退し、先週より2疾患少ない4疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数124)
第2位《2》溶連菌感染症 ↑↑(報告数51)
第3位《3》突発性発疹(報告数15)
第4位《4》プール熱(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが9週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。報告数は先週2桁の報告数となってしまいましたが、今週は大幅に減って報告数3例でした。


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2016年05月24日

プール熱初登場

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月9日から5月15日までの集計結果です。

 ゴールデンウィークが終わって各疾患とも増加傾向は見せていますが、それほど大きな変化ではありません。

 今週のタイトルは「プール熱初登場」となっていますが、プール熱自体は冬の間も春先もわずかながら報告はされていました。プール熱ヘルパンギーナ手足口病と並んで三大夏風邪と呼ばれることがあります。その三大夏風邪のトップを切って初夏のこの時期に報告数が2桁だったので初登場としたのです。

 インフルエンザは小児・成人ともにA型は報告数ゼロでしたが、B型は小児で2例(+2例)、成人で5例(+2例)報告されました。完全に終焉はしていませんでしたね。

 多くの疾患がわずかな増加か減少のスピードダウン化を見せる中で、報告数が2桁増加した唯一の疾患は突発性発疹(+15例)でした。突発性発疹が、1週間でこれだけ増えるのは珍しいことです。逆に、先週急増したおたふくかぜは2桁の減少となりました。2桁の増減はともに1疾患ずつです。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、先週の3疾患に突発性発疹プール熱水痘が加わり、先週の倍の6疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数126)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数40)
第3位《0》突発性発疹 ↑↑(報告数17)
第4位《3》おたふくかぜ ↓↓(報告数11)
第4位《0》プール熱(報告数11)
第6位《0》水痘(報告数10)


 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが8週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。報告数は先週ゴールデンウィークのおかげで減少しましたが、週明けの状況は、「もしかして2桁へ?」の懸念が現実になってしまいました。予防接種のさらなる普及が望まれるところです。


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2016年05月17日

おたふくかぜが突然増加!!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の5月2日から5月8日までの集計結果です。ゴールデンウィーク中で、ほとんどの医療機関が休診となるため、例年感染症の報告数は減少し、流行の流れを正しく反映できなくなります。今年も参考程度にご覧ください。

 ほとんどの感染症の報告数が減少しました。小児インフルエンザはA型もB型も報告数がゼロになってしまいました。成人インフルエンザもB型がわずか3例報告されただけです。でも連休明けの報告を見てみないと「インフルエンザ終焉」とは断言できません。

 ほとんどの感染症が減少している中で、報告数が2桁増加した唯一の疾患はおたふくかぜ(+17例)でした。このところ減少を続けていましたし、他の疾患が減少する中での突出した動きの原因はよくわかりません。区内のほぼ全域で報告が出ていますので、特定の施設(園や学校)での限られた流行のせいでもなさそうです。今後の動きに要注意というところでしょう。

 報告数が2桁以上減少した疾患は感染性胃腸炎(-30例)と溶連菌感染症(-13例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、大きく減少しながらももともとの報告数が多かった感染性胃腸炎溶連菌感染症の2疾患だけが残り、久しぶりに2桁台に復帰したおたふくかぜが加わったもののわずか3疾患でした。

 順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数129)
第2位《2》溶連菌感染症 ↓↓(報告数42)
第3位《0》おたふくかぜ ↑↑(報告数22)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが7週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。このところ少しずつ報告数が増え、「もしかして2桁へ?」と思わせるような不気味な動きを見せていましたが、さすがに今週の報告数は先週の8例より4例減って4例(半減)でした。

 以上今週はすべて連休中の参考データとしてご覧ください。


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2016年05月13日

2週間分です

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の4月18日から5月1日までの集計結果は、今週2週間分まとめて届けられました。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 2週間という流れの中で各疾患の報告数の増減はありましたが、全体としてはインフルエンザの減少以外は大きな変化はなかったといえます。

 報告数の順位はともかく、先々週から今週にかけての上位6疾患の報告数の推移をご覧ください。

          先々週の報告数  先週の報告数  今週の報告数
感染性胃腸炎        164     175     159
溶連菌感染症         60       53       55
小児インフルエンザB     43      43      7
成人インフルエンザ      28       23       12
おたふくかぜ     12     8      5
突発性発疹 12   7   11

 スペースの調整がうまくいかずお見苦しいですが、先に申した通り、インフルエンザが減ったという以外は結果としてあまり大きな変化はなくなってしまいました。

 その結果、今週報告数が2桁以上だった疾患とその順位は次のようになりました。

 小児インフルエンザはA型とB型を合わせても報告数が8で、ほとんど消滅したといっていいでしょう。ただし、成人インフルエンザ12例中11例はB型です。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数159)
第2位《2》溶連菌感染症(報告数55)
第3位《4》成人インフルエンザ ↓↓(報告数12)
第4位《5》突発性発疹(報告数11)

 《 》内の数字は先々週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先々週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが6週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先々週より4例増えて8例でした。


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2016年04月26日

溶連菌感染症にご注意!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の4月11日から4月17日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 成人インフルエンザは報告数が半減しましたが、B型単独ですとまだ2桁台の報告数です。A型とB型の比率も先週同様1:6(B型が6倍)となっています。小児インフルエンザAは報告数が4例減って、その数わずか2例(成人では4例)になりましたが、小児インフルエンザBの報告数はほぼ横ばい、ごくわずかの減少にとどまっています。A型とB型の比率はさらに拡大して1:11.5(B型が11.5倍)で、今江戸川区ではやっているのはB型だけと考えてもよさそうです。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの総報告数は73例で先週の108例よりはかなり少なくなりましたが、まだまだ油断はできません。

 今週注目すべき疾患は溶連菌感染症です。+24例と大幅に増加し、A型とB型を合わせた小児インフルエンザの報告数を上回っています。

 溶連菌感染症の症状は多彩で、発熱・頭痛・のどの発赤や痛み・舌がブツブツになる・目の充血・唇が赤くなる・皮膚の発疹やかゆみなどが挙げられますが、すべての症状がそろうわけではなく、また症状がとても軽い場合がありますから、おかしいなと思ったらかかりつけの小児科医を受診なさるようお勧めします。

 前週の報告数からこの週にかけて報告数が2桁以上増加した疾患は感染性胃腸炎(+20例)、溶連菌感染症(+24例)、突発性発疹(+10例)の3疾患でした。2桁以上減少した疾患は成人インフルエンザ(-28例)だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、突発性発疹が久しぶりに2桁台に復帰したために、先週より1疾患多い6疾患でした。

 順位は次の通りです。溶連菌感染症が先週の第4位から第2位へ上昇しました。成人インフルエンザ小児インフルエンザBの順位がまた入れ替わりました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数164)
第2位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数60)
第3位《3》小児インフルエンザB(報告数43)
第4位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数28)
第5位《5》おたふくかぜ(報告数12)
第5位《0》突発性発疹 ↑↑(報告数12)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが4週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週より1例増えて4例(+1例)でした。


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2016年04月19日

まだまだしぶといB型インフルエンザ

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の4月4日から4月10日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザはその後も減少を続けてはいます。小児インフルエンザAは報告数が1桁になりました。しかし、小児インフルエンザ成人インフルエンザもともにB型単独で2桁台の報告数を保っています。B型インフルエンザはまだまだしぶといとお考え下さい。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの報告数は108例で、先週の報告数の半分になりました。大流行という程ではなくなりましたが、報告数が3桁というのはかなりの流行です。まだまだ油断はできません。

 もう一つ、今週の特徴は、A型もB型も成人の報告数が小児の報告数を上回っているということです。流行の最初期や終末期に一時的にこうなることはありますが、報告数が2桁のうちにこのようになったことは記憶にありません。もっともこの週は、こども達が春休みから新学期に入ったばかりの時期に当たっていたことも関係しているかもしれません。

 A型とB型の比率は、小児ではB型の報告数がA型の約9倍になっています。先週は約6.6倍でした。成人ではB型がA型の6倍でした。先週は4.5倍でした。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は感染性胃腸炎(+24例)だけでした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザB(-20例)だけでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、小児インフルエンザAが1桁台に後退しましたが、おたふくかぜが久しぶりに2桁台に復帰したために、先週と同じ5疾患でした。

 順位は次の通りです。成人インフルエンザ小児インフルエンザBの順位が入れ替わりました。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数144)
第2位《3》成人インフルエンザ(報告数56)
第3位《2》小児インフルエンザB ↓↓(報告数46)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数36)
第5位《0》おたふくかぜ(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが3週間続けて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週より1例減って3例(-1例)でした。

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2016年04月12日

溶連菌感染症にご注意を!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月28日から4月3日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザはその後も減少を続け、小児インフルエンザ成人インフルエンザもともに報告数が100例を切って2桁台になりました。小児インフルエンザはA型もB型もそろって報告数が約半分に減っています。

 A型とB型の比率は、小児ではB型の報告数がA型の6.6倍になっています。先週は約5倍でした。成人ではB型がA型の4.5でした。先週は7倍弱でした。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの報告数は212例で、先週の報告数の3分の2にはなっています。大流行という程ではなくなりましたが、報告数が3桁というのはかなりの流行です。まだまだ油断はできません。

 溶連菌感染症が増加に転じました。溶連菌感染症は高熱が出る場合もありますが、症状が軽くて見逃されてしまうこともあります。ご注意下さい。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は溶連菌感染症(+12例)だけでした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザB(-47例)、感染性胃腸炎(-34例)、成人インフルエンザ(-17例)、小児インフルエンザA(-12例)の4疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と顔ぶれも順位も同じ5疾患でした。
順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数120)
第2位《2》小児インフルエンザB ↓↓(報告数66)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数60)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数38)
第5位《5》小児インフルエンザA ↓↓(報告数10)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳のすべてが先週に続いて報告数ゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週よりも若干増えて4例(+2例)となりました。


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2016年04月05日

小児インフル本格減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月21日から3月27日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 小児インフルエンザBは先週に引き続いて報告数が100例以上減少し本格的な減少を始めました。報告数は半減しています。A型は報告数そのものがかなり少なくなっていますから12例の減少ですが、報告数は3分の2になっています。成人インフルエンザは今週も2桁の減少を見せています。

 A型とB型の比率は、小児ではB型の報告数がA型の約5倍になっています。先週は7倍弱でした。成人ではB型がA型の7倍弱でした。先週は約4倍でした。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの報告数は212例で、先週の報告数の3分の2にはなっていますが、まだまだ大流行の状況です。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患はありませんでした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザB(-112例)、感染性胃腸炎(-34例)、成人インフルエンザ(-31例)、溶連菌感染症(-23例)小児インフルエンザA(-12例)の5疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と顔ぶれも同じ5疾患でした。順位表に顔を出している5疾患のすべてが2桁以上の減少でした。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザBが首位の座を明け渡し、感染性胃腸炎が首位に返り咲きました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数154)
第2位《1》小児インフルエンザB ↓↓↓(報告数113)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数77)
第4位《4》溶連菌感染症 ↓↓(報告数26)
第5位《5》小児インフルエンザA ↓↓(報告数22)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、先週小岩地区で1例報告された風疹の報告がゼロになり、麻疹風疹百日咳のすべてが再び報告数ゼロになりました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週よりも減って2例(-6例)となりました。


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2016年03月29日

小児インフルやはり減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月14日から3月20日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 先週2桁の増加を見せた小児インフルエンザBでしたが、今週は報告数が100例以上(先週の報告数の3分の1に当たります)減少しています。やはり一時的な現象だったようです。A型は報告数そのものがかなり少なくなっていますから19例の減少ですが、減少率で見るとB型と同じ割合で減っています。成人インフルエンザは今週も2桁の減少を見せています。今度こそ「そろそろ流行期も収束に向かい始めたと考えられます」と言ってもいいと思います。

A型とB型の比率は、小児ではB型の報告数がA型の7倍近くになっています。先週は6倍弱でした。成人ではB型がA型の約4倍でした。先週は約2.5倍でした。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの報告数は今なお300例以上で、収束に向かっているとは言ってもまだまだ大流行の状況です。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患はありませんでした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザB(-112例)、感染性胃腸炎(-22例)、成人インフルエンザ(-21例)小児インフルエンザA(-19例)の4疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と顔ぶれも同じ5疾患でした。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザAが順位を下げ、溶連菌感染症と代わって最下位になりました。

第1位《1》小児インフルエンザB ↓↓↓(報告数225)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数188)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数108)
第4位《5》溶連菌感染症(報告数49)
第5位《4》小児インフルエンザA ↓↓(報告数34)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹は引き続きゼロ行進でした。先週鹿骨・東部地区で1例報告された百日咳の報告はゼロになりましたが、小岩地区で風疹が1例報告されました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数は先週に続いて増え8例(+4例)となり、報告数2桁に近づいてしまいました。


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2016年03月25日

小児インフルぶり返す?

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月7日から3月13日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 小児インフルエンザの減少が止まりました。ごくわずか(ほとんど横ばい)ですが増加しています。内訳では、A型が約半減(-47例)したのに対して、B型が先週比44例も増加しています。A型が減った分B型が増えたという感じです。成人インフルエンザは今週も2桁の減少を見せています。先週「そろそろ流行期も収束に向かい始めたと考えられます」とお伝えしましたが、小児に関してはまだまだ油断できない状況が続いています。A型とB型の比率は、小児ではB型の報告数がA型の6倍近くになっています。先週は3倍弱でした。成人ではB型がA型の約2.5倍でした。先週は約1.5倍でした。

 小児と成人を合わせたインフルエンザの報告数は今なお500例以上で、大流行が続いていることには違いありません。決して安心できる状況ではありません。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は小児インフルエンザB(+44例)でした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザA(-47例)、成人インフルエンザ(-22例)の2疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は先週と顔ぶれも同じ5疾患でした。

 順位は次の通りです。順位も先週と変わっていません

第1位《1》小児インフルエンザB ↑↑(報告数337)
第2位《2》感染性胃腸炎(報告数210)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数129)
第4位《4》小児インフルエンザA ↓↓(報告数53)
第5位《5》溶連菌感染症(報告数53)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹は引き続きゼロ行進でしたが、鹿骨・東部地区で百日咳が1例報告されました。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。ちなみに今週の報告数はわずかに増えて4例(+3例)でした。


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2016年03月15日

インフル減少続く/感染性胃腸炎増加

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月29日から3月6日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの減少が続いています。今週は小児インフルエンザ(A+B)も成人インフルエンザもともに2桁の減少でした。そろそろ流行期も収束に向かい始めたと考えられます。A型とB型の比率は、小児でも成人でもB型のほうが多く報告されるようになりました。小児ではB型の報告数がA型の3倍近くになっています。先週は2倍でした。成人ではB型がA型の約1.5倍でした。先週はB型が多いながらもほぼ同数でした。

 インフルエンザの報告数はどんどん少なくなっていますが、それでも小児と成人を合わせた報告数は500例以上で、今なお大流行であることには違いありません。決して安心できる状況ではありません。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は感染性胃腸炎(+16例)でした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザA(-66例)、成人インフルエンザ(-46例)、小児インフルエンザB(-11例)の3疾患で、すべてインフルエンザでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、リンゴ病がついに1桁台に後退し、先週より1疾患少ない5疾患でした。

 順位は次の通りです。感染性胃腸炎が第4位から第2位に返り咲きました。

第1位《1》小児インフルエンザB ↓↓(報告数289)
第2位《4》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数209)
第3位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数151)
第4位《3》小児インフルエンザA ↓↓(報告数100)
第5位《5》溶連菌感染症(報告数58)


 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。でも、今週の報告数はわずか1例でした。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。

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2016年03月08日

インフルエンザ=A<B

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月22日から2月28日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザは、小児インフルエンザ(A+B)が3桁、成人インフルエンザが2桁と大きく減少しました。そろそろ流行期も収束に向かい始めたと考えられます。A型とB型の比率は、小児でも成人でもB型のほうが多く報告されるようになりました。特に小児ではB型の報告数がA型の2倍近くになっています。

 小児インフルエンザ全体としては132例減少しました。そのうちA型は72例、B型は60例の減少ですが、減少率で見るとA型は−33%、B型は−17%で、A型はB型のほぼ倍のスピードで減少しています。

 一方 成人インフルエンザも報告数は約25%(-54例)減少しました。小児同様A型の減少が際立っていますが、B型も僅かながら減少しています。A型とB型の比率は、わずかながらB型のほうが多くなりました(96:101)。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患はありませんでした。2桁以上減少した疾患は小児インフルエンザA(-72例)、小児インフルエンザB(-60例)、成人インフルエンザ(-54例)、感染性胃腸炎(-13例)、おたふくかぜ(-12例)の5疾患でした。おたふくかぜは突然大きく減少しました。 

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、おたふくかぜが1桁台に後退し、先週より1疾患少ない6疾患でした。

 順位は次の通りです。先週と変わっていません。しぶとく順位表に残っているリンゴ病おたふくかぜが抜けて第6位にはなりましたが、依然最下位です。

第1位《1》小児インフルエンザB ↓↓(報告数300)
第2位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数197)
第3位《3》小児インフルエンザA ↓↓(報告数166)
第4位《4》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数193)
第5位《5》溶連菌感染症(報告数60)
第6位《7》リンゴ病(報告数12)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので(今週の報告数5)、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。


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2016年03月02日

小児インフルA型の減少続く

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月15日から2月21日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 小児インフルエンザについては、先週からA型とB型を分けてお伝えしていますが、今週もA型が減少し、B型が増加しました。増加と入ってもごくわずかで横ばいと言ってもいいでしょう。

 小児インフルエンザ全体としては87例減少しました。そのうちA型は88例の減少ですが、B型は7例増加しています。数字が合わないのはA・B両方とも陽性になった報告数を除外しているからです。

 減っているのはA型だけだということがわかります。その減少率は先週とほぼ同じで−27%、報告数がまた4分の3になってしまったのです。わずか2週間で報告数が半分近くまで減少したことになります。A型に関してだけはピークを越えたと言っていいと思います。B型に関してはそろそろピークかなと言えそうです。

 一方 成人インフルエンザも報告数は20%以上(-74例)減少しました。小児同様A型の減少が際立っていますが、B型も僅かながら減少しています。先々週3:1だった比率は先週が2(208):1(116)(括弧内は報告数)、今週はA型:B型=1.2(138):1(110)(括弧内は報告数)で、成人でもB型の割合が3週連続で高くなってきています。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は、溶連菌感染症(+12例)だけでした。インフルエンザもさることながら、溶連菌感染症もかなりの流行を見せています。ご注意下さい。2桁減少した疾患は小児インフルエンザA(-88例)と成人インフルエンザ(-74例)の2疾患でした。 

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、先週と同じ顔ぶれの7疾患でした。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザAは先週の2位から3位に後退しています。しぶとく順位表に残っているリンゴ病ですが、今週はおたふくかぜに抜かれて最下位となりました。

第1位《1》小児インフルエンザB(報告数360)
第2位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数251)
第3位《2》小児インフルエンザA ↓↓(報告数238)
第4位《4》感染性胃腸炎(報告数206)
第5位《5》溶連菌感染症 ↑↑(報告数66)
第6位《7》おたふくかぜ(報告数17)
第7位《6》リンゴ病(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので(今週の報告数5)、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。


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2016年02月24日

小児インフルエンザ減少!?!?

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月8日から2月14日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 小児インフルエンザの報告数が100例近く減少しました!!!

 100例といっても、もともとの報告数が1000例近いのですから、依然として超大流行には違いないのですが、問題は流行のピークを過ぎたのかどうかということです。

 そこで小児インフルエンザのA型とB型の報告数の動きを見てみました。小児インフルエンザ全体としては92例減少しました。そのうちA型は105例の減少ですが、B型は逆に15例増加しています。数字が合わないのはA・B両方とも陽性になった報告数を除外しているからです。

 減っているのはA型だけだということがわかります。その減少率たるや実に−25%、報告数が4分の3になってしまったのです。例年インフルエンザの流行は、A型が先行し、A型が減少を始めた頃からB型が出現するというパターンをとっています。今年はA型の流行開始が遅かったために、A・B混在で流行していましたが、ここへ来てA型に関してだけはピークを越えたといえるかもしれません。

 報告数全体として小児インフルエンザが減少しても、B型に関してはこれからも増加する可能性があると考えご注意下さい。ということで、今週から小児インフルエンザはA型とB型に分けて掲載することにしました。

 ちなみに、A型とB型のそれぞれの報告数は326例と353例、ほぼ同数ながら初めてB型がA型を上回りました。

 成人インフルエンザの報告数はほぼ横ばい状態ですが、先週はA型:B型=3:1だった比率が今週はおおよそA型:B型=2(208):1(116)で(括弧内は報告数)、成人でもB型の割合が2週連続で高くなってきています。
 
 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は、小児インフルエンザB(+15例)だけでした。2桁減少した疾患は小児インフルエンザA(-92例)と感染性胃腸炎(-45例)と溶連菌感染症(-16例)の3疾患でした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、小児インフルエンザをA型とB型に分けたことと、おたふくかぜがまた2桁台に返り咲いたため、先週より2疾患多い7疾患となりました。リンゴ病は2週連続横ばいのまましぶとく順位表に残っています。

 順位は次の通りです。小児インフルエンザはA型とB型に分けたにもかかわらずワンツーフィニッシュです。どれだけ大きな流行かがこのことからも想像がつきます。

第1位《1》小児インフルエンザB ↑↑(報告数353)
第2位《1》小児インフルエンザA ↓↓(報告数326)
第3位《2》成人インフルエンザ(報告数325)
第4位《3》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数210)
第5位《4》溶連菌感染症 ↓↓(報告数54)
第6位《5》リンゴ病(報告数14)
第7位《0》おたふくかぜ(報告数13)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので(今週の報告数5)、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。

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2016年02月16日

インフルエンザは当たり前/溶連菌に要注意!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月1日から2月7日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザは相変わらずの大激増です。小児も成人も前週に比べて報告数では3桁の増加、増加率では小児インフルエンザ成人インフルエンザともに1.5倍弱の報告数となっています。
 
 インフルエンザの型としては、先週は小児でA型:B型=5.5:4.5、成人でA型:B型=4:1とお伝えしましたが、今週は小児でA型:B型=5.5:4.5、成人でA型:B型=3:1で、小児では先週と同じ割合ですが、成人ではB型の割合がやや高くなってきました。

 先週大きく減少した感染性胃腸炎は、先週微減ないしは横ばいでしたが、今週は微増に転じています。

 今年大流行が予測されているおたふくかぜは微減に転じましたが、今後の動きは要注意です。

 じわじわと増加を続けていた溶連菌感染症が、かなりな報告数に達しました。小児インフルエンザに比べれば、数の上では10分の1以下ですが、絶対数としては侮れない数字です。溶連菌感染症インフルエンザも発熱とのどの痛みや発赤を伴いますが、溶連菌感染症は微熱であったり、熱が全くでないこともありますので、インフルエンザに気を取られて見逃さないように注意しましょう。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は、小児インフルエンザ(+266例)と成人インフルエンザ(+111例)と溶連菌感染症(+15例)の3疾患でした。インフルエンザは小児・成人ともに2週連続の3桁増加です。2桁減少した疾患はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、おたふくかぜが1桁台に後退し(報告数9)、先週より1疾患少ない5疾患となりました。リンゴ病は横ばいのまましぶとく順位表に残っています。

 順位は次の通りです。

 インフルエンザがついに感染性胃腸炎を抑えて、「ワンツーフィニッシュ」となりました。下位2疾患の順位は変わりませんでした。

第1位《1》小児インフルエンザ ↑↑↑(報告数780)
第2位《3》成人インフルエンザ ↑↑↑(報告数322)
第3位《2》感染性胃腸炎(報告数255)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数70)
第5位《5》リンゴ病(報告数14)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので(今週の報告数7)、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。
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2016年02月09日

インフルエンザまだまだ激増

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の1月25日から1月31日までの集計結果です。速報というわけにはいきませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザがまたまた大激増です。この集計の最後の日(1月31日)が、先週お伝えした「こども診療所が休日当番だった日」です。インフルエンザは、小児も成人も前週に比べて報告数では3桁の増加、増加率では小児インフルエンザが1.5倍弱の報告数、成人インフルエンザが1.6倍強の報告数となっています。
 
 インフルエンザの型としては、先週は小児でA型:B型=5.5:4.5、成人でA型:B型=4:1とお伝えしましたが、今週は小児でA型:B型=3:2、成人でA型:B型=4:1で、小児ではA型の割合がやや高くなってきました。成人では先週と同じ割合です。

 先週大きく減少した感染性胃腸炎は、今週は微減ないしは横ばいといったところです。このまま減少を続けるかどうかは予断を許しません。

 今年大流行が予測されているおたふくかぜは横ばいないし微増で、こちらも今後の動きは要注意です。

 溶連菌感染症も増加を続けています。

 前週の報告数からこの週に報告数が2桁以上増加した疾患は、小児インフルエンザ(+310例)と成人インフルエンザ(+131例)の2疾患でした。ともに3桁の増加です。2桁減少した疾患はありませんでした。

 今週報告数が2桁以上だった疾患は、水痘が再び1桁台に後退し、先週より1疾患少ない6疾患となりました。リンゴ病はまた減少しましたが、それでもまだしぶとく順位表に残っています。

 順位は次の通りです。

 小児インフルエンザがついに感染性胃腸炎の牙城を突き崩してトップに躍り出ました。成人インフルエンザは先週と同じ第3位ですが、第2位の感染性胃腸炎に肉薄しています。下位3疾患の順位は変わりませんでした。

第1位《2》小児インフルエンザ ↑↑↑(報告数514)
第2位《1》感染性胃腸炎(報告数246)
第3位《3》成人インフルエンザ ↑↑↑(報告数211)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数55)
第5位《5》リンゴ病(報告数14)
第6位《6》おたふくかぜ(報告数11)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印はその週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、風疹麻疹百日咳の報告数はすべてゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。予防接種が普及して風疹麻疹百日咳のように報告数のゼロ行進が続くようになるといいですね。


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