
ちっとも言うことを聞いてくれない赤ちゃんやちびっ子に振り回される毎日だとお察し申し上げます。
子育ての中で、「わざわざ医者に訊きに行くまでのこともないけどなんか気になる」・・・そんなことはありませんか?「世間ではこう言うけどホントかしら?」そんな疑問にお答えします。コメント欄に記入して送信してください。できればタイトルもおつけ下さい。そのタイトルでこのページにお答えを掲載いたします。
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さて、下の3枚の写真は某サイトからの借り物(無断で)ですが、赤ちゃんのスキンケア用品とか紙おむつとか、とにかく赤ちゃんの肌にじかに触れるような商品の宣伝には、必ずこの写真のように全身ツルツル、シミも湿疹も発疹もない赤ちゃんが登場します。



そして「赤ちゃんのお肌はしっとりすべすべ」な〜んてやるもんですから、皆さん赤ちゃんのお肌はしっとりすべすべだと信じていて、ほっぺに赤い斑点ができたとか、おでこに黄色いかさぶたみたいのがついたとか、胸がかさかさしてるとかを見つけるともう大変です。「しっとりすべすべじゃなくなっちゃった〜」といって医者のもとへ跳んでいくことになります。
ところが実際には、生まれた直後から赤ちゃんの皮膚に出現する皮膚の症状として、病名だけ羅列しますが、新生児中毒性紅斑、新生児ざそう(にきび)、脂漏性湿疹、乳児湿疹、あせも、おむつかぶれ、などなど、いろんなものがあるのです。しかもここに並べたのは、病気というよりほとんどすべての子の皮膚に出る可能性のあるものばかりです。
ですから赤ちゃんの皮膚については「赤ちゃんの肌はしっとりすべすべ」ではなくて「赤ちゃんの肌で何にもできていない部分だけを見ればしっとりすべすべ」というのが正しいのです。
上に掲示した写真の子達だって、撮影の日は全身すべすべに磨き上げたかもしれませんが、翌日からはどこかに何かはできていたと考えてください。
赤ちゃんの肌には何か「疹」があって当たり前。その「疹」が赤ちゃんに痛い思いや痒い思いをさせていないかが大事です。痛くも痒くもない「疹」だったら、しばらく様子を見てもいいのではないでしょうか。
おわかりいただけましたでしょうか。