2017年04月13日

ゴールデンウィークの診療情報

kanban600.jpg
こども診療所のゴールデンウィーク(4月28日から5月7日まで)の診療日情報をお知らせいたします。




診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



4月28日(金)   通常診療

4月29日(土)   祝日休診

4月30日(日)   日曜休診

5月 1日(月)   通常診療

5月 2日(火)   通常診療

5月 3日(水)   祝日休診

5月 4日(木)   祝日休診

5月 5日(金)   祝日休診

5月 6日(土)   臨時休診

5月 7日(日)   日曜休診

5月 8日(月)   通常診療


posted by YABOO!JAPAN at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

インフルエンザ終焉か?

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月27日から4月2日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 2週続けて同じような動きをを見せた四強(感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患)ですが、今週はそれぞれ独自の動きを見せました。増えたのは感染性胃腸炎溶連菌感染症。減ったのは成人と小児のインフルエンザです。

 感染性胃腸炎は微増でほぼ横ばい。溶連菌感染症は2桁の増加となりました。

 インフルエンザは小児も成人も2桁の減少でした。このまま減少を続けて今シーズンの流行が終わる可能性が高くなってきました。

 小児インフルエンザのA型とB型の比率ですが、A:Bは報告数では26:59、先週とは逆でA型よりB型の減少率のほうが高くなりました。比率ではB型がA型の約2.2倍で先週の約2.4倍とほぼ同じでした。A・B合わせた報告数もついに2桁となりました。

 成人インフルエンザではA:Bが報告数では24:13、合計37例で、こちらは50例を割り込みました。AもBも共にかなり大きく減少しました。比率はA:B=約2:1で似たような経過が続いています。

 その他の疾患には大きな変動は見られていませんが、水痘(1→7)とおたふくかぜ(2→7)が報告数も増加数も1桁ながら、先週よりかなり増えています。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれは同じですが、順位の変動がありました。順位は次の通りです。

第1位《1》感染性胃腸炎(報告数155)
第2位《2》小児インフルエンザ ↓↓(報告数85)
第3位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数42)
第4位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数40)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと7週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。先週報告数が1まで減って報告数0が期待されましたが、上でもお知らせした通り、今週は一挙に6例も増加して報告数7になってしまいました。


posted by YABOO!JAPAN at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

こどもの発熱 −熱の高さと緊急度−

clinic.jpg月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

 こどもの病気と発熱について4回続けてお話ししました。記事のタイトルの代わりに番号しか表示しませんでしたら、「記事の内容がわからない。つまらない記事だったら読みたくない。」というリクエスト(?)をいただきました。それで今回からは記事の内容がわかるようなタイトルにいたしました。でも、なるべく全部読んでくださいね。

 午前中診察したお子さんが、午後の外来に再び連れてこられることがあります。「午前中診てもらったときは37.8℃だったんですけど、お昼寝から起きたら39.2℃になっちゃって・・・。」だいたいがこんなパターンです。私は冷たいもので、「ま、もともと熱があったんですからね。39℃を超えることもあるでしょうね。で、午前中と今で変わった様子は?」な〜んて素っ気なく対応します。

 37.8℃と39.2℃を比べたら、39.2℃のほうが病気が重そうだと感じるのは当然だと思います。熱の上がり下がりが病気の流れを判断する上で役に立つことは多々あります。でも37.8℃で顔色も悪く食欲もないという子と、39.2℃で顔色もよく食欲もあるという子がいたら、医者は躊躇なく37.8℃の子を先に診察するでしょう。

 熱は「病気がありますよ」というサインではありますが、必ずしも病気の重さを表すわけではないのです。この辺が数字というものが持つちょっと困った一面ですね。数値が上がるとそれにともなって病気そのものも<悪い方へ>変化していくと感じてしまうのです。問題は数字の変化にともなってその子の暮らしっぷり(食欲・睡眠・元気さ加減・顔色・表情・本人からの訴えなど)がどう変わっていくかなんですけどね。熱はドンドン上がっていくけど暮らしっぷりはあまり変わらないというのであればまず心配な病気ではありません。逆に熱と一緒に暮らしっぷりが悪くなっていくようであればそれなりの対応が必要になるでしょうし、熱は変わらないのに暮らしっぷりはドンドン悪くなるというのであれば、それこそ急いでダッシュ(走り出すさま)次項有病院病院を受診したほうがよいでしょう。

 ただ、暮らしっぷりと一言で言っても、上に書いたように食欲・睡眠・元気さ加減・顔色・表情・本人からの訴えなどと色々ありすぎてどれを目安に緊急度を判断したらよいのか困ってしまいますね。私はこれらの中で、熱をともなう病気の場合の緊急度の判断の目安としては「顔色」が一番わかりやすいと考えています。緊急度というのはもちろん病気が重いからということも含めてのことですが、必ずしも病気の重症度と同じではありません。急いで病院に行った方がいいけれど病院で手当をすればわりとスッキリしてしまうような病気が含まれることもあります。ですからここでいう病気の緊急度というのは病気そのものの緊急性ではなく、受診の緊急性のことだとお考えください。

 熱が上がるに連れて顔色が赤くなるちっ(怒った顔)ようならそれほど心配はありません。お風呂いい気分(温泉)に入ったあとを思い起こしてください。お湯で温まった体は紅潮して赤くなっているでしょう。「温度が上がってからだ(顔)が赤くなる」というのはごく自然な現象なのです。だから病気だとしてもそれほど緊急を要することはないのです。逆に、熱が上がっていくのに顔色は青白くなっていく、あるいは土気色になっていく、唇の色が暗い青紫色になっていくというのは自然ではありません。こんな時は急いで病院(夜間夜であれば夜間診療所や救急病院)に連れて行ってください。お子さんがこのような状態のときには「家にある解熱剤を使ってしばらく様子を見よう」などとは絶対に考えないでくださいexclamation×2
 


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

週間診療情報(4月10日から4月16日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



4月11日(火)   午後の診療開始が遅れます
           保健所の健診業務のため
           午後3時30分からの診療となります

4月15日(土)   午後の予防接種
           毎月原則として第3土曜日の午後
           予防接種だけを行っています
           一般診療は行いません
           時間は
           午後1時30分から午後3時までです
           前日までにご予約下さい

4月16日(日)   こども診療所で休日診療当番です(9時〜17時)


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月05日

B型肝炎予防接種の救済措置

inj.jpg 曜日は「予防接種講座の日」。なぜなら予防接種に使うワクチンは液体()だから・・・。


B型肝炎の予防接種は昨年平成28年10月1日から定期接種化され、接種費用は公費負担となり、生後2か月から生後1歳になるまでのお子さんは無料で接種を受けられるようになりました。

B型肝炎の予防接種は3回接種が基本で、3回すべてを完了するのには5か月から6か月の期間を要します。しかし、3回目の接種は1歳になる前に行わなければならないので、昨年の10月1日に既に生後6か月を過ぎてしまったお子さんは接種可能な期間が短く、3回の接種を受けられないという事態が起こってしまいました。

江戸川区医師会や江戸川区小児科医会はこの不平等を解消すべく、江戸川区に対して「平成28年10月1日の時点で接種可能な月齢であったお子さんすべてに3回接種が可能になるような救済措置を」と陳情を重ねて参りました。

この度その要望が受け入れられ、次の条件を満たす方に対して3回接種を可能にするような救済措置(無料接種)が設けられることになりました。次の条件からはずれた方は残念ながら公費負担での接種は受けられません。

《接種可能なお子さんの条件》
平成28年4月1日から平成28年7月31日までの生まれで、B型肝炎予防接種を3回接種していない1歳以上のお子さん
《救済措置の実施期間と実施医療機関》
平成29年4月1日から平成29年7月31日まで、江戸川区内の指定医療機関で(江戸川区外では受けられません)
《接種票の発行》
各健康サポートセンターで発行(接種票に必要事項を記入し、今まで予防接種を受けていた医療機関で接種して下さい)


※ このご案内は広報「えどがわ」平成29年3月20日号と江戸川区のホームページに掲載されています。


posted by YABOO!JAPAN at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所予防接種講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月04日

四強すべて減少

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月20日から3月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

先週揃って2桁増を見せた四強(感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患)ですが、今週は揃って減少に転じました。成人インフルエンザだけは1桁の減少ですが、他の3疾患は2桁の減少となっています。

 インフルエンザについて言えば、このまま減少を続けて今シーズンの流行に幕を下ろすことになるかもしれません。しかしこの2・3週間というもの1週ごとに増減を繰り返していますので楽観は出来ません。

 さてインフルエンザを詳しく見てみましょう。まず小児のほうから。
小児インフルエンザのA型とB型の比率ですが、A:Bは報告数では33:80、A型は半減しましたがB型は20%の減少にとどまっています。比率ではB型がA型の約2.4倍で先週の約1.5倍に比べるとB型の比率が再び高くなりました。
成人インフルエンザではA:Bが報告数では38:25でA型微減・B型微増という結果でした。比率はA:B=1.5:1で先週の2:1よりはB型の比率が高くなっています。

 いずれにしてもまだ油断はできない状況といえるでしょう。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数153)
第2位《2》小児インフルエンザ ↓↓(報告数113)
第3位《3》成人インフルエンザ(報告数63)
第4位《4》溶連菌感染症 ↓↓(報告数31)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと6週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週からまたさらに2例減って報告数1でした。果たして来週ゼロを達成できるかどうか楽しみですね。


posted by YABOO!JAPAN at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | こんな病気がはやってます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

こどもの発熱 −パート4−

clinic.jpg 月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

 よくあるケースですが、何日か熱が続いたあとのある朝やっと平熱に戻ります。「よかったよかった」と喜んでこどもを幼稚園に行かせたら、午後になって「熱が出たから迎えに来て欲しい」と電話がかかってきます。迎えに行って帰宅の途中私の診療所に寄ります。「朝熱がなかったので右斜め下幼稚園行かせたら幼稚園で熱が出ちゃった右斜め上んです。」と、「どうしてくれるんだ!」みたいな口調です。私は冷静に答えます。

 「朝熱が下がっているのはアテになりません。人間は恒温動物とはいいますが、体温は1日の中で多少は変化します。基本的には朝低めで夕方に多少高くなります。その上がり方が1℃以内の場合は発熱とは言わないんです。人間の体温は朝低くて夜高い、それが健康パターンだと考えてください。さてそこで、病気の時の熱はどうかといいますと、1日中高熱が続いたり、1日の中で何回も上がったり下がったりする場合もありますし、また、朝は平熱近くまで下がるのに夜になると高熱になるというパターンを毎日繰り返す場合もあります。前者の場合は健康パターンではなくなっていますから病気としてもそれなりにしっかりしている、あるいはけっこうやっかいな病気のこともあります。一方後者の場合に、たとえば平熱が36.5℃ぐらいの子が朝37.8℃で夜39.3℃になったというケースで考えてみましょう。

 まず朝の体温ですが、平熱より1℃以上高いですから、この時点ですでに発熱していると言えます。さらに夜までに1℃以上高くなっていますからこれも確実に発熱の状態です。でも、熱が朝低くて夜高いというのはパターンでいえば健康パターンです。熱が健康パーターンであれば、熱の高さはどうあれ、そんなに重大な病気ではないと考えられます。もちろんそれは病気の重さの問題であって、高熱でお子さんが苦しくつらい思いふらふらをすることは別に考えなくてはなりません。

 さて、このお子さんがある朝熱を測ったら36.8℃だったとします。平熱より1℃未満高いだけですから熱が下がったと言えないことはありません。しかし夜になって再び38.0℃になったら朝より1℃以上高い、つまりまだ発熱状態にあるということになります。だから朝の体温だけで熱が下がったとは言い切れないのです。」

 さらに私は続けます。「熱の一日は午後6時に始まる、と考えてください。そう考えれば前の晩に熱のあった子は朝たとえ平熱であってもまだ熱のある一日の中にいるということになります。朝晴れも平熱手(チョキ)夜も平熱手(チョキ)そして翌朝晴れも平熱手(チョキ)となって初めて『熱が下がった』と言えるのです。」

 でもね。朝は普通だったら一日の始まり。その朝に平熱だったら幼稚園でも保育園でも行かせたくなりますよね。その気持ちはよ〜くわかりますが、行かせるかどうか決める際にはどうぞ前の晩の熱の具合を振り返ってみてください。



posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(1) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

週間診療情報(4月3日から4月9日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



4月 7日(金)   臨時休診です


posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

インフル再び増加・四強すべて伸びる

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の3月13日から3月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 減少を続けていたインフルエンザの報告数が小児も成人も再び増加に転じました。そればかりか、報告数の順位表に名を連ねている4疾患(四強)すべてが増加しています。偶然なのでしょうが、気にはなります。四強は先週すべて減少でした。

 さてインフルエンザを詳しく見てみましょう。まず小児のほうから。
小児インフルエンザのA型とB型の比率ですが、A:Bは報告数では68:100、共に約20例ずつ同じように増えています。比率ではB型がA型の約1.5倍で、先週の2倍弱に比べるとB型の比率は少し低くなっています。
成人インフルエンザではA:Bが報告数では44:22でA型の報告の方が多いですが、比率では先週と同じ2:1で、B型だけが特別増えたという訳でもなさそうです。

 いずれにしても今後の動向に要注意です。

 四強の残り、感染性胃腸炎溶連菌感染症は共に2桁の増加でした。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と顔ぶれも順位も同じ感染性胃腸炎小児インフルエンザ成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数210)
第2位《2》小児インフルエンザ ↑↑(報告数168)
第3位《3》成人インフルエンザ ↑↑(報告数66)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数48)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと5週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週から2例減って報告数3でした。2週連続での減少です。このまま報告数ゼロまで減少してくれるといいですね。


posted by YABOO!JAPAN at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

こどもの発熱 −パート3−

clinic.jpg 月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

inuit.jpg 日本では昔から熱が出ると、「布団にくるまって暑いのを我慢していればそのうちドッと汗をかいて熱が下がる」という方法が主流でした。この方法は正しくて、私でもたまに熱を出したときなどこの方法で熱を下げています。でも、正しいのは大人がやるときだけで、こどもの場合にはほとんど役に立ちません。この方法で汗をかいて熱が下がるのは、7歳を過ぎてからでしょう。それより年齢の低いこどもは右の「イヌイット」のような格好をさせていたら(洋服や布団でくるむ)、ドンドン熱をこもらせ(熱の逃げ場がない!)、ドンドン高熱になってしまうのです。そして残念なことにいつまでたっても汗をかきません。熱は上がったまんまになってしまうのです。そこで、「こどもの場合には決してくるみこまずに熱をドンドン上手に逃がしてあげましょう」となるわけです。

shampoo.jpg 熱を上手に逃がすには、冷えピタや氷枕などで熱を奪い取るのもよい方法ですが、効率ということを考えたらからだ全体から熱を逃がした方が有利です。そのためには左の「気分はトロピカル」がいいんですね。まず薄着にすること、そして布団もごく薄いものにするか、場合によって冬でもタオルケットまたはバスタオルでもけっこうです。部屋の温度も低いほうが熱がドンドン逃げていきます。夏ならエアコンを使ってもいいし、冬なら暖房を止めるのがいいでしょう。

 私はこのような方法を冷蔵庫のたとえでお話ししています。

 冷蔵庫というのは冷たい空気の庫内に飲食物を入れて、飲食物の持っている熱を庫内に逃がし、それによって飲食物の温度を下げる(冷たくする)ものです。とても強く冷やしたいときには庫内温度をより低くします。また、飲食物を冷蔵庫に入れるとき、わざわざ包装紙を増やす人なんてまずいません。むしろ包装紙を減らしてから入れます。ですから部屋全体を冷蔵庫にして、その中にお子さんを寝かせるんだと考えください。そしたら厚着なんか絶対にしませんよね。

 そして最後に必ず、「この子をホントの冷蔵庫には絶対に入れないでくださいね。窒息しますからね。」と念を押します。



タグ:発熱
posted by YABOO!JAPAN at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | こども診療所医学講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする