2017年03月14日

インフル:全体減少・B増加/感染性胃腸炎も要注意!

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月27日から3月5日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザの報告数は小児も成人もどんどん減少を続けています。インフルエンザだけでも先週同様100例以上少なくなっています。しかしB型の割合は増え続けています。今シーズンのB型発生は例年に比べるとかなり遅かったようです。

 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが報告数では74:92、比率で4:5とB型の報告の方が多くなってしまいました。成人インフルエンザではA:Bが報告数では77:23でまだA型の報告の方が多いですが、比率では先週の15:2が今週は7:2で、やはりB型の比率が高くなっています。成人と小児で比較しますと、小児の報告数は成人のちょうど4倍で小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 先週減少した感染性胃腸炎が今週は2桁の増加を見せています。お隣りの葛飾区ではノロウイルスが検出されているそうです。

 その他の疾患には大きな変動は見られていません。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と同じ小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でしたが、順位としては感染性胃腸炎がついにトップの座に返り咲きました。

第1位《2》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数186)
第2位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数166)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数100)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数44)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は今週もゼロでした。このブログの更新を再開してからですと3週連続となります。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週よりさらに1例増えて報告数6になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2017年03月13日

こどもの発熱 −パート1−

clinic.jpg月曜日は医学講座の日。なぜなら人間のからだを表す言葉には「月」(ニクヅキ)のつく漢字が多いから。

 日々の診療ではこんなことも時々あります。「鼻水が出たので耳鼻科に行って薬をもらっていたけど、熱いい気分(温泉)が出たので小児科に来た」というケースです。熱が出ると全身の病気かもしれないという心配が出るためと思われます。全身の病気というよりも、生命に関わるような重大な病気だったらどうしようという心配といったほうがよいでしょう。

 20世紀以前、人々の健康を脅かしてきたのは感染症です。感染症は細菌やウイルスがヒトからヒトへとうつってかかる病気で、高熱をともなうことが多いのが特徴です。病原体(細菌やウイルスなど)の発見や、予防接種法の確立、抗生物質や抗ウイルス剤の開発などによって、20世紀を通して医学は大きく進歩し多くの感染症が克服されてきました。それでも人々の記憶から「感染症=高熱=生命の危険」という図式が消え去るにはまだまだ長い時間が必要でしょう。それに生命には関わらないまでも、こどもがかかる病気としては今でも発熱をともなう感染症が最も多いというのも事実です。

 そこで久しぶりのこども診療所医学講座では「こどもの発熱」についてシリーズで考えてみたいと思います。

 個人差はありますが、熱が出ると元気がなくなり、食欲も落ち、十分な睡眠が取れなくなるなど、こどもの暮らしは熱のために大きく障害されます。逆に熱が下がると急に元気になったり、熱が下がっている間だけ食欲が出たりします。ですから熱が出たら一刻も早く下げてあげたいと願うのは当然といえます。

 熱を下げる手っ取り早い方法は解熱剤(熱さまし)を使うことでしょう。ただし、熱さましで一時的に熱を下げても病気そのものが早く治るわけではないこと、病気の勢いが強いパンチときには熱さましが効かないこともあるということ、さらに、日本のこどもの薬害(一時的な副作用)の中では、解熱剤と抗生物質が東西の両横綱であると言えるほど多いということも忘れないでください。

 解熱剤は、お子さんの熱が高くて眠れずつらそうとか、熱と一緒に痛みも出てきてかわいそうといったようなときに、ふらふら一時的に熱を下げることによってわーい(嬉しい顔)気分を和らげてあげるクスリだと考えてください。「解熱剤」というのですからクスリを使う目的は熱を下げることなのですが、熱が高ければすぐ解熱剤と考えるのではなく、熱が高くてかわいそうな子のつらさを短時間だけでも楽にしてあげるのが真の目的だと考えてください。

 ですから、「熱が何度になったら使うんですか?」というご質問に私は、「熱が高くてつらそうでかわいそうと思ったら使ってください。世の中には熱が40℃ぐらいあっても平気でテレビを見て笑ってられる子もいるんです。そういう子にとっては熱さましのためにテレビを中断させられることのほうがつらいですよね。」とお答えしています。

 もう一つ、「何時間おき時計に使ってもいいですか?」というご質問もあります。解熱剤の効果が続くのはせいぜい4〜5時間なので、その後再び熱が上がってきます。そうするとこのような心配が出てくるのです。座薬にせよ頓服にせよ、解熱剤の1回分は1日に飲んでもいい量の3分の1が基本になっています。ということは、必要なときには8時間毎に使用するのがいいということになります。効き目の続く4〜5時間と使ってもいい間隔の8時間との差に悩んでしまうわけですね。そのときも、「どうしてもつらそうでかわいそうだったら5〜6時間で使ってもいいですよ。でも1日3回以上は絶対に使わないでくださいね。」とご説明しています。



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2017年03月11日

週間診療情報(3月13日から3月19日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月18日(土)   午後の予防接種
           毎月原則として第3土曜日の午後
           予防接種だけを行っています
           一般診療は行いません
           時間は
           午後1時30分から午後3時までです
           前日までにご予約下さい


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2017年03月08日

日本脳炎ワクチンの品不足解消

日本脳炎ワクチンは品不足が続いて接種の予約をお受けできない時期が長く続き大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
最近になってやっと生産が需要に追いつくようになり、品不足は解消に向かっています。
3月中には十分な量のワクチンが入荷する見込みです。

日本脳炎ワクチンの標準的な接種時期は、3歳以降の初年度に2回(初回免疫)、2回目から約1年後に1回(追加免疫)、追加免疫からさらに約5年後に1回(2期)と、計4回の接種が求められています。

現在こども診療所では、初回免疫1回目の方の予約をお受けできないでいますが、理由は2回目の接種の時にワクチンが入荷していない恐れがあったからです。

3月中には十分な量のワクチンが入荷する見込みが立ちましたので、初回免疫1回目の接種をご希望の方は4月1日以降の接種ということで予約を受け付けられるようになりました。

初回免疫2回目の接種の方は次の接種まで約1年ありますので、3月中の接種もお受けしています。
追加免疫と2期の接種はすでに3月中の接種をお受けしています。


3歳になったらすぐに接種を始めないと不安とおっしゃる方もおられますが、日本脳炎は蚊が媒介する感染症で、蚊が飛び始めるまでに接種を受けておけば大丈夫という考えが昔からあります。
実際その通りで、定期接種の予防注射が幼稚園や学校で集団的に行われていた時代には、日本脳炎の接種時期は1学期の半ば以降でした。

ですから4月からの接種開始で何ら問題はないと思います。
ご予約自体はすでに受付を始めています。


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2017年03月07日

インフルエンザ:全体は減少・B型出現

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月20日から2月26日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 インフルエンザは小児も成人も減少を続けていますが、もともとの報告数が3桁もあるので、全体としては大きな変動とはなりません。それに今週は感染性胃腸炎も減少したので、疾患の種類や順位などを含めてほぼ先週並みという結果になっています。

 年末から流行しているインフルエンザはほとんどがA型でしたが、ここに来て小児インフルエンザにB型が増えてきました。例年ですとA型が下火になり始めるとB型の報告が増え始めるのですが、今シーズンはいつまでたってもB型の報告が少ないという特徴がありました。今後の動きに要注意です。
 
 A型とB型の比率ですが、小児インフルエンザではA:Bが2:1、成人インフルエンザではA:Bが15:2で、B型は小児のほうに圧倒的に多く見られています。

 報告数の増減でいえば、インフルエンザだけでも全体で100例以上報告が減ったため、全報告数は先週より122例減少して602例でした。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると532例で、全報告数602例の88%、先週の90%とほとんど変わらない比率になっています。

 この週2桁以上の報告数があったのは先週と順位もまったく変わらず、小児インフルエンザ感染性胃腸炎成人インフルエンザ溶連菌感染症の4疾患でした。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数257)
第2位《2》感染性胃腸炎 ↓↓(報告数155)
第3位《3》成人インフルエンザ ↓↓(報告数120)
第4位《4》溶連菌感染症(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数は先週に引き続きゼロでした。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週より2例増えて報告数5になってしまいました。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。

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2017年03月06日

MR2期の接種は3月31日まで(ワクチンは十分あります)

4月から小学校に入学なさるお子さんのMR2期の予防接種は3月31日が期限です。

「小学校入学前に」ということから、入学式の前日まで接種票が使えると思っていらっしゃる方がおられますが、入学式はあくまでも学校の行事で、手続き上お子さんは4月1日から小学校1年生になってしまいます。

接種票にも有効期限が3月31日までと明記されているはずです。
4月1日以降ですと有料になってしまいます。

まだ接種が済んでいないお子さんは急いで接種を受けるようにして下さい。

MRワクチンは品不足が続いて、接種の予約をお受けできない時期がありご迷惑をおかけしてしまいましたが、こども診療所では現在十分な量のワクチンが入荷しています。


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2017年03月03日

久し振りの感染症情報

mizueyubisashi.jpg 「江戸川区感染症定点観測」(区内31か所の定点指定医療機関での患者発生数報告)の2月13日から2月19日までの集計結果です。速報とはいえませんが、流行の流れはお伝えできると思います。

 しばらく更新しないうちにインフルエンザの流行もピークを越えてしまいました。しかし、まだ流行が終わったわけではありません。江戸川区内で発生している色々な感染症の報告数を見てみますと、小児インフルエンザが第1位、成人インフルエンザが第3位となっています。前の週まではインフルエンザが1・2フィニッシュでした。

 それにお馴染みの感染性胃腸炎も前の週の第3位からこの週は第2位へとランクアップしています。インフルエンザ感染性胃腸炎の報告数を合わせると652例、全報告数724例の90%にもなってしまうのです。

 ですからこの週2桁以上の報告数があったのは小児インフルエンザ成人インフルエンザ感染性胃腸炎溶連菌感染症の4疾患でした。

 順位はほぼおわかりでしょうが、次のようになりました。

第1位《1》小児インフルエンザ ↓↓(報告数335)
第2位《3》感染性胃腸炎 ↑↑(報告数167)
第3位《2》成人インフルエンザ ↓↓(報告数150)
第4位《4》溶連菌感染症 ↑↑(報告数47)

 《 》内の数字は先週の順位、数字0はその週の報告数が1桁だった疾患です。(矢印は先週の報告数との比較で矢印1つが1桁を表しています/報告数というのは定点指定医療機関だけの集計で江戸川区全体の医療機関からの報告数ではありません)

 定期予防接種の対象となっている疾患としては、麻疹風疹百日咳の3疾患とも報告数がゼロでした。更新がなかった間の報告数がわかりませんので、何週連続かは不明です。

 定期予防接種の対象になった水痘は、本来こちらに移動するべきですが、まだまだ発生数が多いので、当分は順位をお知らせする疾患として扱います。この週の報告数は前の週と同じで報告数3でした。麻疹などと同様「報告数ゼロが当然」になるのはまだまだ先のことでしょうか・・・。


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2017年03月01日

週間診療情報(3月6日から3月12日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です(3月1日から3月5日までは通常の診療です)


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



3月 6日(月)   午後臨時休診です
           午前の診療は行います

3月 7日(火)   午後の診療開始が遅れます
           保健所の健診業務のため
           午後3時30分からの診療となります

3月12日(日)   医師会休日診療所出勤
           午前9時から午後5時まで
            (こども診療所での診療はありません)


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2016年12月18日

年末年始の診療について

12月28日(水)まで通常の診療を行います
  28日の予防接種の予約も受け付けます

12月29日(木)から1月4日(水)まで
休診となります


1月5日(木)から通常診療に戻ります


休診中12月31日(土)と1月3日(火)は
江戸川区医師会休日急病診療所に出勤して診療を行います



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2016年12月17日

週間診療情報(12月19日から12月25日まで)

kanban600.jpgこども診療所の来週の診療日で特にお知らせしたい情報です


個々にお知らせした日以外は
いつもどおりの診療です


診療時間の変更や臨時休診などは毎週掲載しています
受診前に確認なさることをお勧めします
(1か月の予定は月初めにホームページに掲載しています)



12月20日(火)   午後の診療開始が遅れます
           保健所の健診業務のため
           午後3時30分からの診療となります



*8月から木曜日と土曜日は毎週12時(正午)で診療終了となりました
   (以前は12時30分まででした)


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